PS2版「ドラゴンフォース」をPS3で遊ぶ

 このところ、PS3のゲームばかり買っています。やはり捨て値で売っている(どういうわけかPS2より大体安い)というのはデカいのか、ブックオフに立ち寄るたびに買っていたら、どう考えても遊びきれない量のゲームを積んでしまったw 

 

 まぁ、そんなPS3で最近ずっとプレイしていたのは「ドラゴンフォース」(PS2アーカイブ版)なんですが。PS3のゲームですらないw

f:id:kaz20001:20210925233941j:plain

 元々はセガサターンで発売されたゲームで、後々PS2に移植された(元ゲーが25年前、移植でも16年前か…)シミュレーションゲームセガサターン版は文字通り何度もプレイして、全キャラクターのエンディングを見たぐらいには遊びました。

 で、PS3でゲームアーカイブを眺めていたらなんか900円ぐらいで買えることに気が付いたので購入。ここ数日ずっとこれで遊んでいるぐらいにはハマってしまったw

 

 このゲームをざっくり述べるならば国盗り型のシミュレーションゲーム。いろいろな文化圏がごった煮となったファンタジー世界の覇権を争い、最終的にはなんやかんやしてラスボスとなる邪神を倒すのが大まかな流れ。

  • アイディアファクトリーが出していた「スペクトラルフォース」とはちょっとした兄弟関係のようなもので、ゲーム内容的にも割と似たところがある。この辺の関係は少しややこしいが、が、イメージとしては同じタイプのゲームですね。

f:id:kaz20001:20210925234032j:plain

 このゲームでは、8人の君主(初回プレイだと6人)から一人を選んで開始する。取り合えず初回プレイは実は女騎士であることを隠している「ジュノーン」がオススメ。

  • ユニットとして強い、初めから強力な兵種が使える、マップが北の端に位置するため、接敵範囲が狭く防衛しやすいという点で個人的には一番使いやすい主人公だと思う。

f:id:kaz20001:20210925234317j:plain

 まず「内政フェイズ」。こちらでは主に戦功をあげたキャラ(戦闘フェイズで一勝以上したキャラ)に対する「勲章授与」と、在野武将を探したりアイテム取得できる「探索」、味方武将の様子を見たり、捕虜を勧誘する「会見」が主な内政要素となる。

 シミュレーションで良くある資金などの要素は一切なく、マジで人材を集めて戦うことに特化した内容なので国盗り系でありながら、内政部分に複雑な要素なしでかなり遊びやすくはあるかな。

  • ただ、その分武将管理が煩雑になりがち。25年前のゲームなのでシステム上、武将検索などのシステムがなく、とにかくクソ長い武将リストをひたすらページ送りなしで探す作業を求められる。この点だけは擁護できないぞw

 

f:id:kaz20001:20210925234221j:plain

 「戦略フェイズ」では、マップ上の各拠点から武将をリアルタイムで移動させつつ、敵拠点を攻めていく。マップはそこそこ広いため、油断すると思わぬ死角から敵が迫って来たりすることも。

  • 戦略の基本は「接敵範囲を減らすこと」。多少無理攻めをしてでも、各拠点間をつなぐラインが少なくなるように動き、防衛ラインを減らすことで事故を減らせる。
  • 後は兵士の補充可能数は拠点のレベル(築城レベル)に依存するため、前線となっている城の築城レベルはある程度保っていた方が良い。一応、後方の城からピストン輸送する手もあるが結構面倒だし。

 

f:id:kaz20001:20210925234010j:plain

 他国の拠点やマップ移動中の武将と接触すると「戦闘パート」となる。ここでは武将当たり最大100人の兵士が入り乱れて戦うごちゃっとしたバトル。プレイヤーはリアルタイムで陣形を操作し、時間経過で溜まるPowerを使って必殺技を放ったりしつつ、敵武将のHPを0にすることで勝利となる。

  • 陣形はキャラクターごとに微妙に異なりますが、大体は「専攻の陣」でOK。基本的には動かず待機で敵を迎え撃つか、上下に分かれて敵のメイジ・アーチャーの攻撃をかわしつつ攻めるかのどっちかの戦術を取ることになる。
  • これだけ見ると単調っぽいですが案外細かく兵隊を移動させる必要があったり、勝てそうもない相手では時間切れの引き分けを狙えたりとそこそこ戦術性もあり、プレイしていて結構飽きない謎の中毒性があります。
  • また、戦闘前にはキャラクター同士の掛け合いがあるのですが、一部のメンバーではストーリー的な掛け合いなどがあったりして、この組み合わせを探すのも楽しい。

 

f:id:kaz20001:20210925234633j:plain

↑ラスボス戦。ぶっちゃけほとんどイベント戦闘なので直前のギデオン・グレイス戦の方が強く感じるw

 

 大体、1週当たり10~20時間ぐらいで攻略可能。ルールはシンプルで遊びやすく、キャラクターごとの絡みなどの細かい作り込みも良く出来ており、今遊んでみても本当に名作ですね。これがアーカイブ版だと900円で買えるというのは本当にコスパが美味しすぎるw

  • なお、ゲームそのものは名作ですが今となってはレトロゲームの分類なためか、微妙に攻略サイトが少なくなってて辛かった(ニフティジオシティーズの閉鎖あたりが原因っぽい)。データが載っているサイトは今でもそこそこあるけど、ストーリー攻略が載っているところ殆どないのよね。後半、全国制覇後のストーリー進行に少し困ったw

 

<プチ攻略>

  • 「探索」時にはアイテムが見つかることがあるが、これは「どの拠点で探索したか」に結果が左右される。オススメは「アンビ城」「ミケラル城」で、有用な消費アイテムを多数入手可能であり、特に最重要ステータスであるMPが増える「アステアの像」と、最強兵種であるドラゴンを採用可能となる「竜騎士徽章」を発見できる。
  • マップ南側にある「ライトニング城」にいるゼノンは倒しても即復活して非常に鬱陶しいので基本無視で良いが、何度でも攻めてくるうえにゼノン以外のメンバーはHP1の状態で再選可能であるため、メンバーをグルグルして勲功を稼ぐのに使える。
  • 逆に中盤以降何度も復活しては挑んでくるギデオンとグレイスはスキルこそ強いが、逆にスキルを使わせないようにPowerを奪う武将伎を持ったシーフかニンジャをぶつけると楽にいなせる。中盤あたりまでにそのあたりを意識して鍛えておくとグッと楽になります。