Switchでいろいろダウンロード用ソフトを遊んでみた(1)

 このところ、Switchばかり遊んでいる気がする。やはりいつでもどこでも持ち歩きながらプレイできるというスタイルが便利すぎるのか…。

 そして、それを後押ししてくれるのが数々のダウンロード系ソフト。大手メーカーの大作ソフトもいいけれど、ちょっと遊んで満足できる小粒なソフトも欲しくなる(むしろ時間が取れない社会人にはこちらのほうが有難いかもしれない)。

 とうわけで、Switchでプレイして、面白かったダウンロード系ソフトなどを簡単にレビューしていく気まぐれコーナー。飽きたらやめますw

 

●キャットクエス

f:id:kaz20001:20180924081000j:plain

 主人公含め登場人物が全部ネコのアクションRPG。物語はシリアス気味なのに、猫たちの能天気さ、明るさ、前向きさにむしろ癒される。雰囲気の良さは抜群。

  • アクションRPGとしては攻撃してMP回復、MPがたまったら魔法、敵の攻撃はタイミングよく回避とテンポよく進められ、たとえ強敵でもレベルが上がれば何とかなる、そしてイベントでガンガンレベルが上がるので詰まる所はほとんどない丁寧なバランス。
  • 大体10時間ぐらいで攻略できるミニマムな物語ながら、意外とイベントがたくさんあり、それらのコンプリートなども狙うとそこそこなボリューム。クリア後も、強くてニューゲームだけでなく、レベルが増えない縛りプレイモードなども解禁されて、1200円のゲームとしては十二分に遊びごたえがあります。
  • このゲームの配信元、フライハイワークスは様々な良作を探し出してくる名デペロッパー。このメーカーのゲームは今後も要チェックですね。今度2も出るらしいし、そちらも買おう。

 

●シスターズロワイヤル

f:id:kaz20001:20180924081003j:plain

 何気に30周年を迎えたアルファ・システムが放ったSTG。5人の姉妹たちが一人の男を巡って戦いを繰り広げるという骨肉の争いがムダにコミカルに描かれます。

  • さてこのゲームのシステムは、一言で言うとアルファシステムが昔出していた傑作STGシリーズ「式神の城」そのまんまw というかこれ実質4でいいんじゃないのかな。
  • 敵弾に近づくとショットが強化されるシステム、召喚ボタン押しっぱなしで放てる召喚攻撃などは本当にそのまんま「式神の城」。というかキャラクター能力までだいたいがコンパチで、長女ソナイの使う召喚スキルの「ザサエさん」まんまっぷりとかは非常に清々しいw
  • 一見ドロドロしそうなストーリーなのに掛け合いはムダにコミカル(カットも出来る)、ゲームテンポはサクサクで、難易度も正直そんなに難しくない(コンテニュー制限などもないのでゴリ押しでもクリアできる)。それでいて得点稼ぎはかなり熱いなど、初心者にも楽しめるSTGとしてはかなり良い出来ではないでしょうか。召喚攻撃が使いやすい長女ソナイか、通常攻撃が使いやすい四女ヌルあたりが最初は使いやすいでしょうか。
  • 欠点を述べるならば、このゲームマップを歩いて進む系のゲームなのですが、一部ステージにはマップギミックがあり、歩ける場所が制限されること。これのため、無駄に難易度があがったり得点が稼ぎにくい部分があったりします。マップを歩く系のシューティングではありがちですが、強制スクロールのこのゲームにこの要素はいらなかったのでは。

 

●Fallen Legion(フォールンレギオン

f:id:kaz20001:20180924081005j:plain

 2つの視点から歴史を俯瞰するアクションRPG(本家曰く)。どちらかといえば内容的にはFE外伝のようなRPGっぽいシミュレーションに近い感じ。

  • 戦闘システムは結構独特。シナリオごとに決められた長さのマップを走りながら、途中で現れるモンスターどもと戦っていくのですが、各ボタンに割り当てられた仲間キャラクターに攻撃させ、コンボを繋ぐ。コマンドはリアルタイム性で、コンボを途切れなく繋ぐため、敵の攻撃をあえて防御して手を回したり、味方のクールタイムをまってから連続攻撃を始めたりするなど、瞬間的な判断が必要となる。正直このシステムは結構面白い。
  • ただし、少々1マップが長すぎることや敵数が少ないため最適パターンが見切りやすいことでだれ易い。緊張感のあるボス戦はそれほど発生しないためもう少しこの部分を丁寧に掘り下げてほしかった。
  • 二人の主人公のシナリオがあるのにお互いにあんまり関係しないとか、マップ間に発生するシナリオが1話ぐらいずつ飛ばしているのではというハイスピード展開で、話についていけないところがあるなど、シナリオ面ではかなり甘い。合間に見れるトピックなどから、世界観の雰囲気は良いんだけれど、それがあまり本編に活かされていない感じがします。
  • 総じて「惜しい」作品。もう少しシナリオに手を加えて、ゲームバランスも調整すれば化けそうな良さがあるだけに惜しい。そういった面を強化した続編が出ることを願います。

 

カプコン ベルトアクションコレクション

f:id:kaz20001:20180924081009j:plain

 別にダウンロード専用ではないが、パッケージ版が出るのが当分先で今のところはダウンロードでしかできないので、せっかくだからここでレビューw

 いわゆる「ベルトスクロールアクション」系ゲームばかりを7本セットにしたセレクション版。カプコンベルトスクロールアクションは名作揃いだが、それらをまとめて3300円というのは中々お買い得感があります。

  • やはり目玉タイトルは一度も移植されていなかった「パワードギア」「バトルサーキット」だろうか。とくに「パワードギア」は当時のゲーセンで大ハマりした名作だったのでここでの移植は有難い。
  • 名作揃いだけあってどれをプレイしても面白いのですが、初期作を後にプレイすると、ダッシュが無かったりでテンポ悪く感じるので、遊ぶならば初期作側から順に遊ぶのがオススメ。
  • あと、ゲーム操作説明は最小限のものはありますが、特殊技のやり方などは載っていなかったり。この辺はちと不親切かな(ある意味インストカードとしての役割に徹しているものともいえるけど)。とりあえず、天地を喰らうIIで大投げはつかむ→ジャンプ→アタックで行う、パワードギアでレーザービーム腕を取った場合はアタック→アタック→キャンセルして↑+アタックに繋げられる、ということは覚えておいて損はない。
  • 次回があるのならば、ぜひ「キャデラックス」「パニッシャー」「D&D」「エイリアンVSプレデター」といった版権作品を入れたバージョンが欲しい(難しいでしょうけど。特に最後)。あとはアーケード以外のベルトスクロール(ファイナルファイトの続編とか)もまとめられているとより嬉しいかも。