Switchでいろいろダウンロード用ソフトを遊んでみた(2)

 なんとなく勢いで始めたSwitchダウンロードタイトルレビュー。

 今回はかつての名作機ネオジオの移植タイトル「アケアカ」シリーズのゲームについて。

 このシリーズ毎週のようにきっちり新タイトルが出続けているものだから、いまやかなりの数が揃ってきて確認するのも難しいぐらいになっています。早いところ任天堂はe-ショップにメーカー検索機能を付けてほしい。

 

●NAM-1975

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 ネオジオ初期タイトルのひとつで、手前の自機を操りつつ、射撃カーソルも操作してエイミングする必要がある、いわゆる「カベール」タイプのアクションシューティング。

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  • ゲームとしては、ネオジオ初期としてはレベルが高いビジュアルと演出、そしてネオジオ初期特有の難易度の高さが目立つゲーム。
  • 最低難易度でもむちゃくちゃ難しく、特に後半面の厳しさは伝説級。特に特に最終面の難しさはもうイカれてるとしか言えない(コンテニューすらできないし)。ただでさえ自機とエイミング両方を操作しなければならないうえ、操作系がちと不味く、緊急回避が必須なバランスなのに咄嗟に出すのが難しい点がより難易度を上げている印象。ベトナム戦争を描いた雰囲気は抜群に良いんですが、やはりこの難易度がネック。
  • 操作に慣れてくるとダッシュと緊急回避を使い分けて敵の攻撃を華麗に回避しつつ、耐久力が高い敵に優先的に手榴弾を叩き込む、といった立ち回りが出来るようになるなど、やりこんだ分だけ上達している感はあり、そのあたりになってくると一気に面白くなってくるのですが、そこにたどり着く前に諦めてしまう可能性は高いw まぁでもこれもネオジオ初期っぽさといえばそうかも。

 

●ショックトルーパーズ

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 見たまま分かりやすいアクションシューティングゲーム。これの発売は1997年で、前年1996年に「メタルスラッグ」が出ているのですが、それを見下ろし型シューティングにしたようなゲーム内容という認識で問題ないです。

  • ゲームボリュームはアーケードゲームとしてはかなりのもので、シューティングにもかかわらず8人の使用キャラがおり、ステージも複数のルート選択がある。またキャラクターのドット絵の手の込み様はメタルスラッグにも負けず劣らず(敵キャラの武器ごとのやられモーションが異なるなど)、またとにかく敵が四方八方から襲い掛かってくるため、ひたすら撃ちまくる爽快感もかなり高い。
  • ネオジオが大分こなれてきた頃の作品ということもあってか難易度もそこまで高くない。緊急回避を使いこなして行けばアドリブ攻略でも何とかなるレベル。
  • 正直、アクションシューティングとしては「怒」シリーズの後継となる出来の良さで今遊んでも全然面白い。アケアカでもオススメの一本。

 

●ショックトルーパーズ セカンドスカッド

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 タイトルやゲーム画面からも分かる通り、「ショックトルーパーズ」シリーズの2作目。ゲームシステムはほぼそのままに、いろいろな部分を進化させた正統派続編。

  • ショックトルーパーズと一番の違いはデザインで、前作が日曜洋画劇場的な戦場ものだとすれば、こちらは金曜ロードショウ的な市街アクション中心になった感じというか(分かりづらい)。キャラクターの差別化も大きく、ビジュアル的には凄いメタスラ寄りになった。
  • アクションシューティングとしての面白さも変わらず。撃ちまくりの爽快感はあるが、難易度は前作以上になっており、特にボス戦の厳しさが増した。というかラスボスの難易度は特に飛びぬけていて、ノーミスクリアが出来る気がしないw
  • こちらも良作アクションシューティングだが、これ以降続編が出ていないのは…やっぱメタルスラッグ路線みたいにアクションの幅をあまり付けられなかったということなんでしょうか。それはそれで悲しい。

 

●クロスソード

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  これまたネオジオ初期に出た、今でも結構珍しいFPS型アクションゲーム。

  • 敵と一対一の状況で相手の攻撃をタイミングよく見極めて防御し、隙を見て攻撃を加えていくという分かりやすいルールで、初期作ながら練りこまれたビジュアルやBGMはかなり完成度が高い。
  • ただし初期ネオジオタイトルらしく難易度は激高。レベル最低でプレイしてもまともに進むのが難しく、特にステージ3以降は気が狂いそうになるレベルw
  • 攻略法として、一部の敵以外はガードを使わず避ける、危なくなったらメガクラッシュという戦法を心がけていけば、後はコンテニューを繰り返すうちにちょっとずつ先へと進めるようにはなると思う。負けない事投げ出さない事がこのゲームをプレイするうえで一番大事。
  • ファンタジーRPGとして抜群の雰囲気を持っていて、ネオジオでも隠れた名作としていいゲームなんですが。マジで難易度だけがネックでオススメしづらい