ニンテンドーダイレクト直後に買っちゃいました「カプコンアーケードスタジアム」。
「ナムコットコレクション」のように遊ぶソフトを購入してコレクションしていくタイプ。ここは遠慮なく全部入り4000円を購入。というか全部買っても意外と安いな…。
- というか一部ゲームがかぶっている「ベルトスクロールアクション」(7本入り)が3000円で、30本セットのこいつが4000円だからかなりお得感ありますね。
収録ゲームもスト2とかファイナルファイトとか魔界村とか、それこそいつものカプコンゲーム集ではお馴染みの奴らから、意外と移植が少ない(気がする)「天地を喰らう」(初代)とかのマイナーなものまで、幅広いジャンルが含まれております。個人的にはシューティング多めなのも嬉しいですね。
- 今回の3弾までだと大体2000年までぐらいのタイトルが収録されて要るっぽいのですが、せっかくだったら「ウォーザード」とか「スーパーマッスルボマー」とかも入れといて欲しかったな。そのうち出るかもですが。いっそ「怒首領蜂II」(なぜかカプコンから出た奴)とかも入れようぜw
- でもさすがにベルトスクロールアクションと被っているタイトルが5本もあるのはどうなんだという気がしますが…。
操作性は問題なく、巻き戻しやセーブ機能もあるため遊びやすい点は嬉しい。画面もアーケード筐体のようなフレームありタイプからフル画面表示タイプ、表示方式もドット絵から走査線あり、ブラウン管表示(画面の端が丸まっている)奴まで細かく選べたりと
- ただなぜか私が所持しているアケコンだと、スリープ解除後とかにスティック操作を受け付けなくなるときとかがある。あとコイン投入がRスティック押し込み操作であるためアケコン単体では行えず、結果としてアケコンと通常コン両方使う必要があるのはちと面倒。他のゲームでこうなったことないんですが何が原因なんでしょ…。
ということで今回はアケスタの1本から「19XX -THE WAR AGAINST DESTINY-」のレビューをば。多分今回が初移植のタイトルですね。
さて、きわめて個人的な話ですが、「19xx」はかなり思い入れの強いタイトル。リアル学生時はなんだかんだで1コインクリアするまで遊んでたし、秋葉原の「Hay」にもコイツ目当てで通ってたことがあるぐらいです。
今回のアーケードスタジアムで一番うれしかったのがこいつの移植ですね。まさか今更家庭用版が出るとは思ってもみませんでしたよ。人生何があるか分からんなw
タイトル的には1942、43から続く19シリーズの一角ではあるのですが、システムがガラッと変わっていることからほぼ無関係のタイトルに近く、どっちかといえば「雷電」に近い感じ。
基本的にはスタンダードなタイプのシューティング。弾幕系ではなく、素早い敵弾が飛び交うパターンゲータイプで難易度は結構低め。それなりに練習すればクリア自体はわりと簡単。
- 独特なシステムとして溜め撃ちシステムがあり、これが完全にデメリット無しでほぼ一瞬で溜められる、攻撃がロックオンされるため自動命中するという高性能っぷり。さらにはボムも溜め内でき、押した瞬間に弾消し→溜め撃ち時にダメージと同時にまた弾消しができる。この自機の高性能さにより意外とゴリ押しできるのが、同時代のシューティングと比べても難易度低く感じる原因。
- ただしスコアアタックを意識すると、後半面の撃破率100%がかなり難しかったり、隠し勲章ボーナス、クリア時間ボーナスなどの存在もあってかなり歯ごたえある出来となります。
ステージクリア時のボス撃墜シーンがカッコいい。ここは19シリーズっぽいw
敵ボスの名前は割とドイツ軍っぽい奴が多い。個人的に名前が好きな奴が3面ボスのコイツ。亜也虎改→雷鳴と日本っぽい奴が続いてのコレなのでインパクト強い。
ラスボスはこれまで道中で何度も戦ってきた奴が大型機と合体して襲ってくる。ここの弾幕がかなり避けづらく、個人的にはここが1コインクリア最大の障害となる所。
最後の核弾頭っぽい奴をマーカーミサイルで撃破するエンディングは物悲しいBGMと相まって映画のラストシーン感強い。
うん、いまやっても無茶苦茶面白いな。難易度バランス稼ぎの熱さに演出面とどれをとってもスキがない、カプコンシューティング最高傑作といっても過言ではない出来。
なんでこれだけの名作がこれまで移植されなかったのかは謎ですが(基盤が特殊だから?)、マジでこれを遊ぶためだけにアケスタ第三弾ソフトを買ってもお釣りがくるレベル。なので絶対買うべし。