実は発売日に購入してずっとプレイしていたSwitch版イース8。三連休中になんとか攻略できました。
面白いという評判は聞いていたものの何となくプレイする機会が無かったため今回のSwitch版が初プレイ。なんとかオクトパストラベラーまでには攻略できたw
最終的なプレイ時間は56時間ほど。ほぼすべてのクエスト、サブイベントは攻略できたんじゃないでしょうか。
無人島に遭難したメンバーでサバイバルをしつつ、その島の謎を追っていくというわりと王道的ストーリーの正統派アクションRPG。
ゲーム自体は非常にサックサクで、徐々にマップを広げつつ活動範囲を広げていくのがかなり面白い。ストーリーと探索のテンポが良いため割と止めどころなく、最近のゲームとしてはラストまで一気に攻略できました。
アクション部分もキャラクターごとの武器属性を交代しつつ敵の弱点を突いて行ったり、敵の攻撃をタイミングよく躱したりガードすることで必殺ゲージの回収やクリティカル状態にして一気呵成に攻めるなど、うまくプレイすれば強敵でも一瞬で削れるゲーム性はかなり面白い。多少キツイ敵もレベルをしっかりあげていれば何とかなり、ストーリー上道なりに敵を倒して行けばそれも十分間に合うというバランスはお見事。このあたりのバランス感覚は流石は老舗ファルコムといったところでしょうか。
- 最終的なパーティメンバーはこの武器属性の問題もあり、アドル(斬)、ラクシャ(突)、リコッタ(打)という三人になりました。特にレベル上げらしいレベル上げは行っていないのですが、最終的なレベルは平均80ぐらい。ぶっちゃけラスボスはもっと低くても勝てる感じでした。むしろダーナ編の地下聖堂最終ボスのほうが苦戦したかも。
とまぁ、前評判に違わず非常に面白いゲームだったのですが、気になる点も結構あります。
まず「キャラクターのモデリング全般」があまり良くない。背景グラやモンスターの造形などは悪くないのですが、キャラクターのモデリングがかなりぎこちなく、ここだけまるでPS2時代のゲームのようなので余計に気になります。キャラクターの個性がはっきり際立っているだけにこの点は本当に残念。
- 特にプレイアブルキャラなのにほとんど無表情のアドル、ラクシャ、ダーナはストーリー上よく登場することもあってか凄い気になる。ムービー上でアップになることが多いキャラなんだからここはもう少し頑張ってほしかった。逆にパーティ唯一の子供キャラであるリコッタは結構感情豊かに表情を変えたり動いたりするので、その点を他キャラにも分けてあげてほしかった。
あとストーリー部分。初期〜中盤にかけての無人島サバイバル暮らしから一転して、終盤は謎の少女ダーナの秘密、古代文明の滅亡の真相、そして人類の危機を救うという壮大な話になっていくのですが、そのストーリーを島一つで納めているため、落差が大きすぎて逆にスケール感が薄くなってしまっている気がします。
またゲームバランス的にも、ストーリー上の強敵として扱われている「古代種」がガチ強敵…というかレベルの割に固すぎて、ただただ倒し辛い敵になってしまっているのが気になりました。迎撃戦とかにこいつが混じって出てくるだけで一気に難易度が(面倒くささが)跳ね上がるのがキツイ。こいつら以外は一部ボスを除いてそこまで苦戦する敵もいないので余計に気になるかも。
とまあいろいろ言いましたが、イベントを見せる日本古来のRPGにテンポ良いアクション要素が合わさった爽快なゲーム性など、昨今のゲームの中ではかなり面白い。流石はファルコム、アクションRPGでは老舗の意地を見せてくれたといったところでしょうか。Switchで遊べるRPGとしてはオススメできる一本でしょう。
さて、イース8も無事攻略できたし、これで後顧の憂いなくオクトパストラベラー始められますねw