「Nintendo eShop」(イーショップ)で買えるオススメゲーム ~VC編(1)~

 「Nintendo eShop」への課金が8月末で終了とのことで、長らく続いた3DSWiiUのショップもとうとう終わりが見えてきました。というか3DS出てからもう12年も経ってたのか…。

 ということで、今回はeShopが終わる前に買っとくべきオススメゲームを紹介していきます。まずはバーチャルコンソールから3DSで遊べるGBソフト編。

 

●ロックンチェイス

 変なゲームでおなじみデータイースト製のドットイートアクションゲーム。本作は過去に2回ブログで取り上げていますが、今回も取り上げていきます。マジでこれGBの傑作ソフトですわw

 

 ルールは非常にシンプルで、ステージ内の金貨をすべて集めることでクリアというドットイートアクション(パックマンみたいなあれ)ゲームとなっています。

  • 各ステージごとに新しいギミックが登場し、エリア1は1画面だけのギミック練習面、エリア2と3はマップがぐっと広がっての本番面という構成となっている。プレイしながら自然とギミックの使い方が分かるようになっており、さくさくテンポよく遊べる親切設計。
  • いわゆるパワーエサとなる「ダイヤ」は、単純に敵を倒す手段というだけでなく、ステージクリア時のスロット(残機とか増やせる)を回すためのチップとしても使えるため、積極的に集めていくと攻略がかなり楽になります。

 全ステージクリアしても、さらに複数ギミックが同時に登場する裏ステージもあるので遊び応えもばっちり。今遊んでもめっちゃ面白い名作です。

 

●PITMAN(ピットマン)

 これまた過去に一度取り上げたゲーム。こんなマイナー作もVCにあるのが凄いな…。

 

 ゲーム画面は一見アクションっぽいですが、実際はステージ攻略型のパズルゲーム。

  • 敵は一切動かず、岩を動かしたり壁を破壊したりしながらルートを切り開いていき、横から敵に体当たりして撃破、すべて倒し尽くすことでステージクリアとなります。取り返しのつかない状況になっても巻き戻し機能で狙ったところに戻すことが可能となっているので、とりあえず試して繰り返し試行錯誤できる部分が非常に良く出来ています。
  • 後半面になると宙に浮いている敵や主人公2キャラを切り替えつつ攻略していかなければならないギミックなども登場、全100ステージ(ステージセレクト可能)と非常にボリュームも豊富。

 パズルゲームとしては難易度が結構高い(特に後半面はかなり膨大な試行錯誤が必要)がその分クリアできた時の解放感も非常に高い、パズルゲームとしてめっちゃ遊び応えがある一本です。

 

●トリップワールド

 GBのプレミアゲームとして一部で有名な作品。なんか今調べたら8万円とか出たんですが…。いつの間にこんな頭おかしい値段になったんだよ。でもVC版なら419円で遊べます。

 

 ウサギだかタヌキだかよく分からない謎の生物「ヤコブ」を操作し、トリップワールドと呼ばれる世界を冒険していくアクションゲーム。雰囲気としては「カービィ」と「ギミック」を合わせたような感じ(分かりづらいたとえ)で、音楽とグラフィックはGBソフトの中でもかなりレベルが高い作品(この辺がプレミアの原因か?)。

  • 今回、このネタを書くにあたり始めてストーリーを調べたりしたのですが、平和の象徴だった「マイタの花」が盗まれたので、それを取り戻しに「シャブブ族の若者ヤコブ」が「トリップワールドを冒険する」という、中々攻めた内容でしたw まぁ、ゲーム内容とは一ミリも関係ないのでそこは安心。

 

 花を取った状態で攻撃すると、敵にも花を生やせます。カワイイ。 

  • ほのぼのしたグラフィックに合わせてかアクションゲームとしてはかなり難易度は低く、基本的には敵が攻撃して来なかったり、こちらの機動性が高いので避けるのは簡単と、かなりサクサク進められます。
  • ただ攻撃のリーチが短いためボス戦だけはそこそこ難しく、特にラスボス戦は攻略法分からないと結構厳しいというバランスとなっており(YouTubeで攻略動画みたらかなり楽に倒せるようになりました)、総じてGBのアクションとしては簡単な部類になります。

 気軽に遊べるアクションゲームとして、VCの中でもオススメの一本。というか原作がプレミア付き過ぎなので遊ぼうと思ったらVC一択ですが。

 

●ファンダズム

 これまたGBのプレミアソフトとして数寄者たちには有名なソフト。元はアーケード版でしたが、GB版はそこからさまざまな改良がくわえられており、移植というよりは完全版リメイク作と呼んでよいかもしれません。

 

 主人公は幽霊となり、攫われた恋人を助け出しに行くというストーリーのアクションゲーム。幽霊らしく、道中にいる敵に「憑依する」ことでその能力を使うことができるようになり、たとえ倒されても、「霊エネルギー」が尽きるまでは幽霊状態で進むことができるため、その場にあった敵を乗っ取り続けることが攻略のカギとなる。

  • 自分自身で能動的に憑依を解除することもできる(セレクトボタンを押す)。敵キャラもやたらに豊富で、どいつもこいつも一芸に秀でた能力を持ち、自分なりの攻略パターンを作るのが非常に面白い。個人的には機動力が高い「アマゾネス」や攻撃力が高い「レーザー兵」、空を飛べる「ヨガ」あたりが使いやすい感じ。
  • 本作はとにかく音楽が良く、とくに1面の道中の軽快な音楽や、最終5面のストーリに合わせて盛り上がる曲などはGBのゲームの中でも随一。今でも音楽が聴きたくてこのゲームを起動するぐらいには名曲ぞろいです。
  • ストーリーのほうも攫われた恋人を助け出しに行くという一見ありきたりな内容ながら、主人公自身は死んで幽霊になっているという点が活かされた中々切ない展開で、グッドエンドの余韻を残す終わり方は個人的に非常に好き。

 憑依による攻略性の変化、音楽、ストーリーとどれをとってもGBのアクションゲームとして非常にレベルが高い名作。これはプレミアがつくのも納得の出来ですわ。