完全思い付き企画2回目。今回も「ゲームボーイ」から4本。今回はパズルゲーム編です。
●PITMAN(ピットマン)
意外にも2010年ごろまでゲームを出していた「アスク講談社」のおそらくゲームデビュー作。
ジャンルとしては固定ステージクリア型のパズルゲーム。主人公によって画面内のすべての敵キャラを「横から」攻撃して倒し尽くせばクリアとなります。
ステージには押したり落としたりできる岩や一度破壊すると無くなる壁などのギミックがあり、これらをうまく動かしながらいかにして敵を倒せる配置にしていくか、という内容。
中盤からは宙に浮いている敵や、主人公を2人使って攻略する面なども出て来る。ステージ数も豊富で(全100面)、パズルゲームとしてはやりごたえ十分。
制限時間なども特になく、一手ずつ進めていくだけでなく、手数の巻き戻しも自由にできるという親切なシステムもあり、凄い遊びやすいゲームとなっている。
ただこのゲーム、レトロフリークで遊ぶとなぜか巻き戻しがうまく動かないんですよね。さすがに巻き戻しなしで遊ぶには辛い。 幸いというかなんというか、3DSのVCでも出ているので今遊ぶならそっちかな。
●パズニック
タイトーが出していた同名アーケードゲームのゲームボーイ版。アーケードだと脱衣ゲームでしたが、家庭用だと普通のパズルゲームw PCエンジン版とかファミコン版もあったぐらいなので人気は高かったと思う。
これまた固定画面タイプのパズルで、ブロックをスライドさせて移動させつつ、同一マークのブロック同士をくっつけることで消すことができる。すべてのブロックを消し尽くせばクリアとなる。
ポイントは同じ模様が奇数だった場合、絶対に3個以上まとめて消さなければいけないことで、うかつに2個消ししてしまわないようにすること。これがまた絶妙に2個消ししてしまうような初期配置になっており、手なりで消すとしょっちゅうミスしてしまう難易度調整がされているw
というわけで内容は凄く面白いんですが、1手戻すがない(多分)ので後半面になるとうっかりミスで最初からやり直しとなるのがきついかな。レトロフリークだとセーブできるのでちょいちょい戻りポイントを作れるためだいぶマシかなw
今度SwitchOnlineでSFCのパネポンがやってくるということで、ゲームボーイ版のポケモンでパネポンもレビューしておく。
ゲーム内容としてはかなりオーソドックスなパネポン。下からせりあがってくるパネルを、カーソルの2マス分入れ替えることで3つ以上揃ったら消せる。パネルが消えるには少し間があるので、その間にカーソル移動して他のパネルもそろえることでアクティブに連鎖を組むことができる。この連鎖の攻防が非常にアツいのがパネポンというゲームの特徴。
元々中毒性が高いパズルゲームでしたが、ポケモン要素も追加され、豊富なゲームモードがあり、やり込み度は非常に高い一本。GBA以降のパネポンシリーズはなぜかキャラクター要素が全くなくなってしまったためある意味この路線の最終作でもあり、今遊んでも全然面白い。正直なところこのポケモンパネポンはもう一回ぐらいシリーズ出してくれないものと今でも思っている。
で、このポケモンでパネポンですが、なぜかカートリッジ内のデータにはSFC版の「パネルでポン」のキャラクターで遊べるデータも入っていたりします。
複雑な隠しコマンドを入力することで、凄いデバックモードっぽさ全開の画面から起動する。
どうもこれGBカラー版ではなくGBモノクロ版のデータ。お蔵入りになったCB版パネポンのシステムを流用してポケパネに変更したということでしょうか。何気にBGMとかも作り込まれていて、ちゃんとSFC版をGB音源に落としたものになっていたり。ちょっと見づらいですが、これで遊んでみるのも面白いんじゃないでしょうか。
●マネーアイドル エクスチェンジャー
結構いろいろなハードで展開している、「マネーアイドル エクスチェンジャー」のゲームボーイ版。なかなかキャラクターのグラフィックは頑張っています。
ゲームルールとしてはちょっとだけ「マジカルドロップ」に似たところがあり、上から降ってくるお金を「取り」、それを同種のコインに向かって「投げる」。それによって1円を5円に、5円を10円に…といった具合に上位コインに両替していき、500円×2枚を重ねると消える。正直なかなか独特なルールであり、慣れるまではとっさにコインの両替を行うのは難しいと思われます。
- 基本ルールとして、「同じ種類のコインは何枚でも持てる」ことと、「上位コイン以上の金額を投げれば両替される」というものがあり、これが結構重要。例えば1円玉はひたすら「取り続ける」ことで何枚でも取れるし、それを投げつけることで「5円」に両替される(余った分は消える)。これをうまく使うとピンチの時に画面上のコイン枚数を減らすことができる。
- また、両替されるときにコインが複数列にまたがっていた場合は「一番下かつ右側」にあるコインにまとまって両替される。この特性を理解し、両替したコインでさらなる両替を狙う連鎖が組めるようになると一気に面白くなります。
- また連鎖はコインが両替されている最中に別のコインを両替することで後付けの連鎖も可能。この辺もマジカルドロップっぽいと感じるところ。
中々に難しいんですが、慣れると延々遊んでいられるぐらいには中毒性が高い。このゲームはアケアカ版がSwitchで遊べるので、今ならそちらで遊ぶのが良いかもしれません。