ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団(Switch版) クリア後感想

 2018年9月27日にこっそり発売していた「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」Switch版をようやくクリアしました。なんとか一か月で攻略できた。

  • 最終的なプレイ時間は、セーブデータだと74時間になっていましたが、どうもスリープ時も時間取得されてしまう(バグ?)らしく、正確な時間は不明。多分50~60時間ぐらいじゃないかと。

 

f:id:kaz20001:20181021154656p:plain

 

 肝心のゲーム内容ですが、良いところと悪いところが極端に尖ったゲームといった感じ。ある意味いつもの日本一ソフトウェアのゲームといったところでしょうか。

  謎に満ちた魔女ドロニアと、彼女が持つ本「妖路暦程」、そして妖路暦程が率いる人形集団によりダンジョンを攻略していくダンジョンRPG。最終的にパーティメンバーが5小隊(カブン)×3人の15人のアタッカーと、×5人の25人のサポートという最大40人によるとてつもない物量による攻略が可能となる点が特徴です。 

  • ダンジョンRPGとしては全体的にそこまで難易度が高くはないのですが、非常に局所的にキツくなる箇所がある(その時点の進行度には見合わないぐらい強敵が出たり、即死トラップだらけだったり)、キャラクターが多いのに取り扱うステータスまでもが非常に多くて装備管理がやたら煩雑(メニューも変に使いづらい)、いちいちバットエンド→再ロードを挟まなければ先へ進まないストーリー(最終的な伏線にはなっているのですが)など、プレイしていてやたらとストレス要素があるのはきつい。
  • とりわけ、最終的に20~30人もいるメンバーを管理するのは非常に面倒くさい。また、カブン(小隊)単位で行動を扱うため、ぶっちゃけ同一職で固めたほうが管理しやすかったり、やたらと戦闘が長引いたりとメンバーが多いことがそこまで利点になっていない点が非常に気になります。日本一ソフトウェアのゲームではステータスが豊富なタイプのゲームが多いですが、ダンジョンRPGという本作ではこの多すぎる管理要素は正直マイナス。
  • ただそれを差し置いても、やたらとダーク極まりない世界観とストーリーはかなり引き込まれます。これだけストレス要素があるにもかかわらず(そしてストーリーそのものもダークすぎて重いのですが)、先が気になって最終的にクリアまでプレイを続けられました。それだけにエンディングは物悲しく切ない余韻を残す幕切れで、正直このエンディングはかなり良かった。これを見るためにプレイする価値はあるんじゃないでしょうか。
  • ダンジョン部分も、壁破壊によるダンジョン攻略や経験値をプールして倍率を上げていくシステムなどは結構ユニークで、シンボルエンカウントであることもあって経験値稼ぎや逆に戦闘を避けたりも簡単など、育成面は割とサクサクプレイできます。本当に戦闘メンバー管理さえもうちょっと楽だったら良かったのにと惜しまれます。

f:id:kaz20001:20181021154701p:plain

↑最終決戦メンバー

  • 最終的には「魂移し」を2回ほど行ったメンバーをLV99まで上げたぐらいになっていればラスボスはまぁ勝てるでしょうか。ただ「大賢者ノ結魂書」がないといけないためこれを取ることを忘れてはいけないですが(1敗)。
  • あとはエクストラダンジョンもありますが、さすがにこちらはもうちょっと「魂写し」による強化が必要そう。日本一ソフトウェアにしては珍しくLV99上限なので、ちとこの辺の管理が面倒です。上限解放とかあればよかったのに。

 

 総評としてはダークで魅力的なストーリーと、ちょっと面倒な管理要素が合わさった佳作。ぶっちゃけプレイ中のテンポはそこまで悪いわけではないので、もう少しプレイヤーが管理する要素が少なければ神ゲーになれたかも、という惜しい印象の作品です。