完全に先の予定など考えていないSwitchゲームレビュー。今回は、いわゆる「パズル」的なゲームについて。
やはりゲームの王道なだけあり、Switchダウンロードソフトの中でも数々のパズル系ゲームが揃っています。その中で3つのゲームをレビュー。
●シェフィ
同名の1人用カードゲームをゲーム化。Switch版だけでなく、スマホアプリやら3DS版やらいろいろ移植されている作品です。
- ルールの基本構造は全く同じで、手札を駆使して場に羊を増やしたり、マイナスカードをやり過ごしたりしながら、山札が3回尽きる前に羊を1000匹の群れにする(1000匹カードを入手する)ことが出来れば勝利となります。
- マイナスカードはかなり強烈なものが多く、うまく場の羊の種類を散らしたり、あるいは犠牲となる羊をあらかじめ用意したりカード除去で対策したりと、ゲーム中はほとんどこれの対策に終われることになる。難易度はソリティア系ゲームとしては中々高いが、リプレイは容易なので結構のめりこむ。
↑今のところの最高記録。
- 見た目にはほのぼのした羊たちのゲームなのに、ストーリーモードは最高にシリアスでぶっ飛んでいる展開なところといい、カードゲーム版にはないアプリ版としての(謎の)魅力はある(値段も500円とカード版より安い)。ソリティアゲームとして十分元は取れる面白さじゃないでしょうか。
●中毒パズル レベルス+
タイトルが非常に安直でありながら、ゲーム内容は全くその名に恥じぬ出来の思考型パズルゲーム。
- まずは青や黄色のパネルを同じ色かつ同じ数字のパネルへとスライドして重ね、レベルを上げる。そうしてレベルを上げたら青パネルで、そのレベル以下の赤のパネル(敵)や黄色のパネル(得点)にスライドすることで破壊し、得点に変えていく。最終的にパネルが動かせなくなったらゲームオーバー。
- 同じ数字でないと重ねられないため、後半になるとむしろ低レベルの青パネルのせいで高レベル青パネルが移動できなくなったりする。青パネルを如何に上手く移動させていくかが攻略のカギ。
- 非常に単純なルールながら、盤面に対して考えうるルートが豊富で、まさにタイトル通り中毒性がむちゃくちゃ高いパズルゲーム。操作性も非常によく、連続でパネルを破壊した時の効果音の盛り上がりや、高いリプレイ性もこのゲームの中毒性を引き立てる。マジで値段(700円)以上の面白さなので、ちょこっと遊ぶ定番タイトルとしてSwitchに一つダウンロードしておいて損はない。
●Life Goes on
- 「人生は続いていく」(Life Goes on)というタイトルに反し、キャラクターを次々とギミックで死亡させつつ、その死体を利用して先に進むギミックを解除していくというパズルアクションゲーム。キャラクターにいちいち肩書きが付いているところとか、ステージ攻略ごとに出る「大勝利」のテキスト種類が異常に豊富だったりとか妙なところに味がある。
- 攻略までには何人もの兵士がポンポン死んでいく事になる。次々とギミックに引っかかっては次の兵士が補充されていくその様はまさに「すてごまになってくれないか」(ブルーハーツ)といった無情な世界であるw
↑「大勝利」はやたらいっぱいある。
- ゲームとしては、1ステージは結構短く、ちょっとした気付きで答えが導き出せるようなものが多い。システム上、残機や制限時間などはないため(実績的な要素はあるが無視してももよい)、いろいろな方法を試行錯誤していけばいつかはクリアできるといった感じ。難易度は適度に難しく、ステージ数もかなり多くギミックもバリエーション豊か。パズルアクションゲームとしてのレベルはかなり高いです。
- 今回レビューのソフトの中では1500円とやや高めですが、これまた値段分以上に楽しめます。
- 不満点としては、このゲームなぜか言語設定が保存できず、ゲームを再起動するごとにデフォルトの英語から日本語切り替えを行わなくてはならないところ。