本日のゲームレビューは「ローション侍 for NintendoSwitch」。タイトルからして出オチ感半端ないゲームですが、いやコレかなり面白いよ。絶対冗談だとしか思われないけどw
タイトル画面は非常に省エネルギー。織田信長はフリー素材扱いかw
まず本作の一番大事な点はストーリー。これは私が説明するよりも、ニンテンドーストアの公式を見て頂きたい。
ローション侍 for NintendoSwitch ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
以下引用。
武田信玄の策略により忍者集団に誘拐されてしまった織田信長は、魔改造の末「ローション侍」にされてしまった!
ローション侍に改造された織田信長は、ローションのヌメりにより歩くこともできない!
だが壁を蹴ることでローションのぬめりを有効利用し、常人には不可能な速度で滑り抜けられる!
壁にキックを当てないと急ブレーキがかかるので注意。急いで壁を蹴ってリカバリーしないと敵の攻撃にやられるぞ!
更に剣の達人であるため、間合いに入った忍者を一瞬で斬り伏せることが可能。積極的に忍者にぶつかって倒しまくれ!
ゴールが見当たらない時は忍者を斬りまくることで鍵の在処を吐かせられる。鍵を取ったらゴールへ突き進め!
敵の攻撃をかいくぐり、壁を蹴って進み、ゴールを目指せ!
これ製作者は何かキメた状態で考えたのか・・・ってぐらい狂気のストーリーw そして恐ろしいことに本作の内容をこれ以上なく的確に表しています。
ゲーム内容としてはステージクリア式のアクションゲーム。ローション侍に改造された信長は歩くことができません。ですが体から湧き出るローションのためか、摩擦係数が0に近く床をすべることができるため、壁などをキックしてステージを超スピードで移動可能。
- バカみたいな設定がちゃんとゲームシステムに即した内容となっているのは好感が持てますw
とにかくステージの疾走感が凄く、1ステージ10~60秒ぐらいで駆け抜けられます。即死ギミックも大量に仕込まれているので何度も何度も死にますが、リトライがめちゃめちゃ早いので、ついつい遊び続けてしまう謎の中毒性があります。
- またステージごとにギミックが変わっていく点も非常にグッド。このゲーム全24ステージ(1ステージが4階層ぐらい)もあるのにきっちりギミックが違うのはマジで凄い。
- クリアタイムはネットランキングに対応。極まれば0.1秒単位での更新がアツいw いや、マジでこのゲームのランキング魔境だわ。
ステージ開始前の説明文がいちいちイカれてるw しかもステージギミックの解説などもきっちり織り込んでいるなど、馬鹿さとシステムの融合が図られています。それ図る必要あったかな…。
「何かがおかしい…」じゃねぇよ!このゲームにおかしくないところなんてないよw
後半面ともなればマジで針の穴を通すような緻密なコース取りが求められます。この織田信長画面とかまじで何十回もやり直したぜ…。
というわけで純度100%のバカゲーながら、アクションゲームとしてもめちゃくちゃ面白い一本。それでいて1コイン以下で買えるというお得さ(セールとかだと300円ぐらいで買える)。これはSwitch格安ゲーの中でもかなりのオススメ。