Steam版「スゴイツヨイトウフ」レビュー

 なんかしばらくゲームレビューしていなかったらクリア済みゲームが溜まってきた。3月は強化月間として、頑張ってレビューを上げる所存です。

 

 というわけで本日のゲームレビューはSteam版「スゴイツヨイトウフ」。昨年のリリース時、ごく一部の数寄者(バカゲー愛好者)たちの間でちょっと話題になった2Dアクションゲームです。

 

 まずこのインパクトしかないタイトル画面よ…

 本作は豆腐を操作するアクションゲームという唯一無二(多分)のゲームとなっており、全編通して「とうふになる」というテーマがしっかり押しだされています。「とうふになる」が目的のアクションゲームってなんだよ…。

 

 ゲーム開始時に自機となる豆腐を選択。「豆腐を選択」ってアクションゲームとは思えないフレーズだ…。

  • モノが豆腐なので、高野豆腐は衝撃に強く、絹ごしは壊れやすいといった特性が直感的に分かりやすい。バカみたいなビジュアルなのにゲーム性に直結しているところはプラスポイント。

 

 操作はめちゃシンプルで、移動とジャンプのみ。ジャンプはボタンを押して溜め→方向を決めて発射する。この溜めジャンプの挙動をうまく制御してコースを進んでいくのが本作の基本的な流れ。

  • 豆腐なのでちょっと高いところから落ちたりすると1ミスという脆さがありますが、爆速で復活可能なのでプレイはめっちゃ快適。というか爆速過ぎて前回爆散した豆腐が飛び散っている間に復帰してそのまま即死したりします。

 

 各ステージの最後にある「お椀」に飛び込めばステージクリア。「とうふになった」という謎のメッセージがひたすらに頭に叩き込まれます。シュールすぎる世界観だ。

 

 ステージは非常にバラエティ豊か。ステージごとに何らかのギミックやコンセプトがちゃんと貫かれており、例えば強制スクロールで何かから逃げるステージがあったり。

  • ジャンプに溜めが必要なため、何かに追いかけられるステージは結構焦ります。

 

 射出されるバケツを渡り歩いていくステージがあったり(どうみてもドンキーだコレ)。

 

 「厚」を取得して、巨大な厚揚げとなって画面内のすべてのモノを破壊するステージがあったりする(Newマリだこれ)。

  • この厚揚げは触れるものすべてを破壊する最強形態ですが、それを逆手にとって、壊れる床で構成されており通っただけで落ちてしまうマップもあったりと一筋縄ではいかないw

 

 ステージの最後にはボスが登場。どうみてもフリー素材流用したような雑な動物キャラが襲い掛かってくるぞw なんという省エネルギーながらインパクトを与える手法。

 

 そして本作最大の見どころがステージ間に挟まる謎の実写ムービー。豆腐屋で豆腐が作られるまでのメイキング動画が展開されます。とことんインパクト重点なゲームだなコレw

  • ワールドクリア毎に軽快なBGMをバックに豆腐作りが進んでいくため、ご褒美としてちゃんと機能しているのが小憎らしいw
  • ちなみにこの豆腐屋は逗子の「とちぎや」という豆腐屋らしい。今時こういう豆腐屋らしい豆腐屋って全然見なくなったので結構貴重な映像かも。

 

 この実写ムービーが流れるときの異様にテンション高いBGMがめちゃめちゃお気に入り。「トーフトーフ!」のコーラスのところとか「きみしね」とか「あかどこ」の系譜を感じますね。

 

 後半ともなるとボスギミックもどんどんぶっ飛んでいきます。いきなりクイズゲームが始まった時には何事かと思ったよw

  • クイズの答えはステージクリア時に挟まれるTIPSがヒント(というかそのものずばりの答え)となっています。なんという斬新なヒントの出し方なんだ。

 

 個人的にボス戦でもっともウザかったのがこのゴリラ。こいつはステージの前面側でただ踊り狂っているだけという視界を邪魔するだけのやつなのですが、ジャンプで足場を乗り継いでいくのが仕様のせいで厳し目なのに、下から丸ノコが迫ってくるという焦らせる要素込みで結構難しかった。全編通してここが一番苦戦したかもしれん。

 

 大体プレイ時間は1~2時間ほど。見た目はバカゲーみたいですが、アクションゲームとしては本当にしっかりしています。操作は単純ながら結構テクニックが必要、ステージごとのアクションにもバラエティがあり、やられたときの復帰も爆速でストレスフリーな作り。そこにBGMの良さとステージ間の実写ムービーのご褒美感がスーッと効いてきます。これ500円とワンコインで買えるお手軽ゲームとしては満点の出来じゃないでしょうか。

  • 制作者の方いわく本作は「桜井政博のゲームの作り方」を参照にして作ったとのことですが、確かにテンポの良さとか操作感とか、ご褒美の出し方とかは桜井ゲーの系譜を感じますね。