Swtich版「神獄塔 メアリスケルター2」 2クリア後感想

 マジで今更ですが、2年ばかり前に購入してずっと寝かせていたSwtich版「神獄塔 メアリスケルター2」を再プレイし始めました。一度途中までプレイしてレビューまで書いていたのに寝かせてしまっていたので、ずっと気がかりだったんです。

 

 そんなわけで、今回は改めて初めからプレイを再開し、「2」のストーリー本編クリアまでプレイしました。4月に入ってからずっとプレイしていたので、ブログの更新もめっきり滞ってしまったりもしましたがw

  • 今回からタグに「コンパイルハート」を付けました。ただ、この編集により少し事故ってしまい、過去の記事の一部が消えてしまうという事態に…。やっちまったぜ。2年前の「神獄塔 メアリスケルター2」レビュー記事も消えてしまったので、改めて最初の部分含めたレビューにします。

 本作「神獄塔 メアリスケルター2」は、タイトル通りメアリスケルターシリーズの2作目だが、こいつは2の内容とは別に1のリメイク作もついており、1本で2本分遊べる…というかストーリー的には2→1プレイが推奨されています。

 

 そんなわけで前半戦となる「2」をクリア。クリアまでにかかったプレイ時間は46時間と、イベントコンプリートや稼ぎプレイを行ったわけでもないわりに結構かかりました。

  • 1もこの後プレイすることを考えるとスゲェ大ボリュームなゲームですね…。

 

 ゲームとしてはコンパイルハート作お得意のダンジョンRPG。効果音とかがめっちゃ既視感あるなw

 

 ダンジョン内は多数のギミックがあり、リアルタイムで変化するギミックを乗り越えていく必要があったり、パーティメンバーの能力を使って乗り越えていくマップがあったりと、なかなか歯ごたえがある。

  • 後半になるとめちゃくちゃギミックも複雑化し、ちょっと進むにも結構頭を使う必要が出て来る。この辺の謎解き要素は好みもあるでしょうが、単調になりがちなダンジョン攻略にメリハリが出るので個人的にはアリかな。
  • ただ、ダメージを受けるギミックはかなり凶悪で、特に「落とし穴」はダメージがHP50%とかなりデカく、それでいて見た目に分かりづらいので割としょっちゅう引っかかってしまう(特に曲がり角に落とし穴があるとキツイ)。このゲームの死因1位は間違いなくコイツ。
  • あと、マップ上の表示で階段マスが「上に向かう」のか「下に向かう」のかが分からない表示となっているのだけはマジで勘弁してほしい。オート移動がめちゃくちゃ優秀なのにこのせいでどっち進んでいいか分からん時が多いのだ…。

 

 

 戦闘そのものはコンパイルハート系お約束の素早さ優先順・敵味方の行動順が見えるバトルシステム。また本シリーズの特徴としては攻撃のたびに「返り血」が溜まっていき、これを「舐める」ことでキャラごとの魂血スキルと呼ばれる能力が発動できたり、マックスまで溜まると「ジェノサイドモード」としてパワーアップしたりする要素がある。

  • この「返り血」のシステムは一見するとメリットですが、ダメージを受けたりすることで溜まる「穢れ」という要素があり、これによりジェノサイドモードではなく「ブラッドスケルターモード」になってしまい、味方を攻撃してくるというリスクがある。というか、コレがめちゃくちゃ凶悪で、パーティメンバーが少ないうちはこれにより全滅につながることも多い。敵の攻撃以上に味方の攻撃の方が怖いため、戦闘中は随時誰かしらが「舐める」を使って返り血を調整していく必要があるのは中々厳しい。また、魂血スキルの優秀なメンバーが有利であるため、メンバーの固定化につながりやすいのもマイナス。
  • また、キャラごとのジョブ間のバランスもあまり良くない。というか魔法系のスキルが発動まで時間がかかる「詠唱」というシステムとなっている関係上、魔法系スキルに偏っているマジシャン系がぶっちぎりで使いづらい。他、妨害系スキルに「詠唱」必須が多いリベロ系も結構使いどころに困るため、最終的にはダメージを取っていけるファイターかアーチャー、回復はアイテムが使えるサイエンス系というパーティに偏ってしまう。キャラゲー要素が強いのに使えるメンバーが限られるのはちと辛いな(コンパイルハートのゲームにはありがちですが)。

 とまぁ、RPGのバランス部分ではいろいろ突っ込みたくなるところはありますが、全体的にダークな雰囲気とストーリー、それに合った音楽などはかなり良かった。

  • ナナメダケイ氏が描くキャラクターの見た目は可愛らしいのに、ストーリーはとにかく重い。その重さが陰鬱な世界観にマッチしており、すごく先が気になる内容となっている。
  • 特に最終ダンジョンからエンディングへの流れは悲劇かつ衝撃的過ぎる展開の連続。「1からの続編」という部分が前振りとして機能しており、こんな終わり方をされたらリメイク版1をプレイしないわけにはいかないなw 正直なところこのストーリーだけでもプレイする価値あったなぁと思うぐらい。

 というわけでなんだかんだで楽しめた。というかこれまでプレイしてきたコンパイルハート系ゲームの中では一番良かったと思う。やり直し含めて70時間近くもプレイしているんだからそりゃ思い入れもあるってもんですがw

 

 最終的なメンバーは以下の通り。途中で何度かレベルリセット掛けているので最終レベルはあまり当てにならないかな。

  • つう(LV93 アルタイル)
    • パーティから外せない主人公。1度に2回行動ができるという特殊なポジションのため、AGI優先で育成や装備を行うとかなり使いやすくなる。「最速行動」「AGIアップ」「ATKアップ」あたりのパッシブスキルがオススメ。
    • 攻撃に補助に回復にとあらゆる場面で活躍してくれる様はまさに主人公。
  • ハーメルン(LV93 ブラッドロード)
    • 最初にパーティ入りしてからずっとレギュラーだったメンバー。中盤あたりまでは「マーシャル」で最速の全体攻撃役、後半は「ブラッドロード」でボスキラーとして大活躍してくれる。
    • 血式能力の「磁力ピッコロ」もブラッドファームで育てたアイテム回収で非常に役立つし、ストーリー上の活躍も大きいとかなり存在感があったキャラ。
  • シンデレラ(LV93 ブラッドロード)
    • 仲間になるのは中盤からですが、魂血スキルの「魂血オールプレイヤ」(全体SP回復)がめちゃくちゃ有用で、この娘がパーティ入りした直後からスキル使い放題になります。パーティにいるかいないかで回転速度がぐっと変わってくる、有用というか必須級キャラ。
  • アリス(LV93 ブラッドロード)
    • 仲間になるのは最終版だが、このゲームのスキルの性質上ファイター系キャラが強いため、即レギュラー入りできるキャラ。
    • アリスに限ったことでもないですが、ファイター系は範囲攻撃かつ属性攻撃の「ウィンドエッジ」と多段攻撃技である「レンジラッシュ」を取得できるというだけで使う価値あり。
  • グレーテル(LV93 サイエンス)
    • つう以外でアイテムが使用できるサイエンス系であり、回復アイテムが大量に手に入る後半は回復薬として便利なキャラ。豊富な補助系スキルやアイテムドロップ率アップ、敵のHPゲーを見られるようになるスキルなど有用なパッシブも多く、パーティにいれておくと大きく安定する。
    • サイエンス系だと白雪姫もいるが、魂血スキルの「魂血ヒーリア」(全体HP回復)の有用性からこっちを採用。
  • かぐや姫(LV93 スナイパー)
    • 後衛タイプであるアーチャー系。とにかくAGIが高く、入手できる武器攻撃力も高いため、終盤まで「オールアタック」による雑魚キラーとして活躍してくれる。
    • 何となく先に仲間になるかぐや姫をずっと使っていましたが、魂血スキル的には眠り姫でも良かったかも。

 

 エンディングに今は亡き電撃PlayStationの文字を見かけて軽く感動する。そういえばこれ「電パイル」ブランドの作品だったね・・・。

 

 さて、では1の方も遊びますかね…。さすがにあの2のエンディングを見たらプレイしないわけにはいかないですしねw