「遊戯王 タッグフォース6」自分のデッキを作ってみる(2)

 タッグフォース6を長いことプレイしていると「使い道がありそうでない」といった非常にもどかしいカードに何枚かぶち当たります。
 一見して非常に使えそうなのに、それを軸にデッキ構築しようとすると非常に難しい。かといって全く使い道が見当たらないというほどでもない…。完全なゴミカードではないだけに何とか使えないかと悩まされてしまう。今回はそんなカードの1枚に焦点を当てたデッキを作ってみる事にしました。

「軽量化」 <永続魔法>
手札からレベル7以上のモンスター1体をデッキに加えてシャッフルした後、カードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない

 このカードは上記のとおり、最上位モンスターをデッキに戻すと引き換えにカードを1枚引く、という一見して何となく使えそうな効果を持っています。
 ですが、実際に使ってみるとこれがなかなか難しい。主な理由としては

  • このカードを頻繁に使えるほどレベル7以上のモンスターをデッキに入れると事故りやすい
  • 似たような効果の「カード・トレーダー」の場合、タイミングは違うものの戻すカードに制約が無い
  • モンスターがレベル8なら、即効性があり2枚引ける「トレード・イン」の方が使いやすい

 といった具合にいろいろな要因から使いづらい印象が強いカードです。
 このカードを活かそうと思う場合、戻すカードが「レベル7以上」である点と「デッキに戻す」ことを利点と出来る感じのデッキであれば使いこなせそうです。
 というわけで、今回作成したデッキはこんな内容。


◆メタル化闇属性デッキ

  • モンスター(15枚)
    • 終末の騎士:3枚
    • 召喚僧サモンプリースト:1枚
    • ダーク・グレファー:2枚
    • デビルゾア:3枚
    • 真紅眼の黒竜:3枚
    • メタル・デビルゾア:2枚
    • レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン:1枚
  • 魔法(14枚)
    • 軽量化:2枚
    • 思い出のブランコ:3枚
    • サイクロン:2枚
    • 死者蘇生:1枚
    • 封印の黄金櫃:2枚
    • 黙する死者:2枚
    • ライトニング・ボルテックス:2枚

 このデッキは「レベル7」モンスターである「デビルゾア」と「真紅眼の黒竜」をデッキから落とす→蘇生でのアタックをメインとしつつ、「メタル化・魔法反射装甲」でメタル化→「メタル・デビルゾア」、「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン」をデッキから特殊召喚していく事ができます。

  • 「デビルゾア」と「真紅眼の黒竜」はレベル8モンスターではないため「トレード・イン」が使えないこと、メタル化での特殊召喚はデッキから特殊召喚であるため、軽量化の「デッキに戻す」効果を活かしやすくなっています。またこいつらはどちらも闇属性のため、「終末の騎士」と「ダーク・グレファー」で直接デッキから墓地へと落とせます。これも軽量化を使う理由ですね。
    • デッキに戻すだけなら「カード・トレーダー」でも良いのですが、こちらはスタンバイフェイズにしか使用できないため、タイミング制約が無い軽量化の方がこのデッキでは使いやすいでしょう。
  • 「メタル化・魔法反射装甲」を装備した「デビルゾア」と「真紅眼の黒竜」のリリースをすることでデッキから上位種を直接召喚するといいましたが、実はそのままメタル化装備のまま戦う方が強かったりw メタル化を使うのは思い出のブランコでの自壊防止や黙する死者での攻撃禁止の解除するぐらい、と割り切った方がいいでしょう。
  • っていうか「メタル化・魔法反射装甲」って魔法効果を反射できなかったのか。このデッキを作るまで知らなかった。原作じゃ反射していたのに…。


 このデッキの利点はチャレンジ項目の「メタル・デビルゾアの召喚」、「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴンの召喚」を一つのデッキでこなせることです。そこそこ戦うこともできますが、単純な強さを求めるならやはりレベル8通常モンスターを使った方が良いですw

  • 単体の強さはあるのですが、場数を揃えることが難しいので、敵モンスターの排除に手間取ってしまうことが多いのが最大の難点ですね。除去をもう少し入れた方が安定はするんですが、あんまり入れると蘇生が足りなくなるしでバランスが難しい。「サンダーエンド・ドラゴン」の強力さが改めて分かります。