「遊戯王 タッグフォースSP」なんか微妙なカードでデッキを組んでみる(1)

 タッグフォースSPでも続けていく謎デッキ紹介コーナー。とうとうタイトルにもなりましたが、今回も微妙なカードを入れたデッキ構築になります。

  • SPではいわゆるチャレンジシステムが無いので、こういう感じで自分である程度縛りを入れたデッキ構築を心がけ、プレイ意欲を保つようにしています。というか、なんでチャレンジなくしたのだ…。あれはあれでいろいろなデッキを組むモチベーションを持てた良いシステムだったのに。

 
 というわけで、今回の微妙っぽいカードはこちら。
仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー<儀式モンスター>
レベル8 攻3200/防1800

 いわゆる初期型儀式モンスターにありがちなステータスが高いだけのバニラモンスター。かつ儀式モンスターのため通常モンスターサポートには対応しないという、微妙に使いづらさが漂うカードです。
 しかし、そのステータスの高さはやはり魅力だし、タッグフォースSP環境であれば「高等儀式術」が制限なしのため召喚そのものは非常にしやすくなっています。なんとか使えないかと考えたところ、もう1枚の「仮面」カードとタッグを組ませることを思いつきました。それがこちら。


仮面魔獣デス・ガーディウス<効果モンスター>
レベル8 攻3300/防2500
 このカードは通常召喚できない。
「仮面呪術師カースド・ギュラ」「メルキド四面獣」の内いずれかを含む自分フィールドのモンスター2体をリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。
デッキから「遺言の仮面」1枚を装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。

 通常モンスターである「仮面呪術師カースド・ギュラ」「メルキド四面獣」を含む2体のリリースで召喚できる点、高いステータスに倒されたときも相手モンスターのコントロールを奪う「遺言の仮面」を残せるなどなかなかに優秀なモンスターですが、特殊召喚に通常モンスターが必要な点、どちらもレベル8で種族・属性は同じといった点など上記の「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」ともなかなか高い親和性を持つカードです。
 というわけでこの2枚をデッキに組み込んでみたのがこちら。


◆仮面魔獣デッキ

  • モンスター(21枚)
    • 仮面呪術師カースド・ギュラ:3枚
    • メルキド四面獣:3枚
    • 仮面魔獣デス・ガーディウス:2枚
    • センジュ・ゴッド:3枚
    • マンジュ・ゴッド:3枚
    • レスキューラビット:3枚
    • 仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー:3枚
    • 終焉の王デミス:1枚
  • 魔法(15枚)
    • おろかな埋葬:1枚
    • 高等儀式術:3枚
    • サイクロン:3枚
    • 地砕き:1枚
    • 死者蘇生:1枚
    • トレード・イン:2枚
    • 貪欲な壺:1枚
    • 奈落との契約:1枚
    • 遺言の仮面:1枚
  • エクストラデッキ(7枚)
    • ヴァイロン・ディシグマ:1枚
    • カチコチ・ドラゴン:1枚
    • ジェムナイト・パール:1枚
    • 鳥銃士カステル:1枚
    • 希望皇ホープ:1枚
    • 仮面魔踏士シャイニング:1枚
    • 聖刻神龍 エアネード:1枚


 このデッキは「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」または「仮面魔獣デス・ガーディウス」を場にだし、ビートダウンしていくという分かりやすいデッキです。
 「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」は「高等儀式術」1枚のみ、「仮面魔獣デス・ガーディウス」も「レスキューラビット」経由で簡単に場に出せるというシンプルさが魅力で、この2枚を序盤に(できれば後攻を取って2ターン目に)出せればそのパワーで押し切れます。

  • 上記2種と「終焉の王デミス」以外のモンスターはすべてレベル4のため、場に出した後は速やかにランク4エクシーズ召喚に繋げられます。攻撃力3000越えの上記2種どちらか+エクシーズで攻めていくのが基本路線。
    • ついでに闇属性の儀式モンスターを呼び出せる「奈落との契約」を活かす為、強力なリセットカードである「終焉の王デミス」も1枚投入しています。相手の場に厄介なカードがある場合はコレか、「鳥銃士カステル」「聖刻神龍 エアネード」などで場の除去を行っていくことで何とかします。
    • ちなみにキーカードのはずの「仮面魔獣デス・ガーディウス」が2枚なのは単にカードが出なかったからですw というかこいつの収録パック「闇限定パック」は収録数が多いせいかなかなか引けなくて妙に苦労しました。

 ガチのデッキと呼べるほどではありませんが、少なくともSP環境ではそれなりにLVが高い相手にも勝てます。やはり「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」の単体でのスペックの高さ+召喚のし易さはなかなか魅力で、思っていたより使いやすいという印象ですね。

  • 弱点はどうしても高パワーのモンスターで押し切るという関係上、除去やコントロール奪取が多めの相手だと厳しいこと。そのため相手デッキのLV以上に相性の差が出やすいですね。
  • 実はこの「仮面魔獣」デッキですが、実はTF6でも作ったことがあります。ですが「高等儀式術」が制限カードだったため、どうしても「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」召喚が難しく、今よりだいぶ使いづらいデッキでした。SP環境の制限だから成り立つデッキといった感じでしょうか。