ゲームサイドトークショウ レポート

 というわけで、11日に秋葉原で行われていたゲームサイドトークショウのレポートです。
 この日はコミケと重なったため、現場に到着したときはすでに開催時刻の13時ジャスト。もうすでにオープニングが始まっているぐらいのタイミングでした。
 この時点で、会場内にはすでに100名あまりの観客が。予想以上の大盛況です。

↑開演直後の会場の様子。

 この日のゲームサイドトークショウは4部構成。
 まずは主にレトロゲーム音楽のサントラCDなどを発売されているクラリスディスクさんのトークからスタート。


↑こちらはジャレコCD。

  • これまで発売されているCDの話題でなかなか興味深かったのが「サンソフトディスクシステム」。サンソフトのディスクってそんなにあったっけ? とか思っていたら、音楽の大半が「ナゾラーランド」で埋まっていたり、「アディアンの杖」を始めとした知能教育ソフトまで突っ込んでいた点にしびれたw しかも教育ソフトはギリギリまでどんな音楽があるかわからない(クリアできなかったので)というありさまで作成していたと聞き、ゲーム音楽CD作成の苦労が忍ばれますw

 
↑こちらはナツメCDのVol1.2のジャケット。分かりづらいよw

  • あと「ナツメ」のCDが1、2ともにマニアックすぎるジャケットで笑った。「わかる人だけわかってくれれば良い」ということですがニッチすぎるだろなんぼなんでもw (ちなみに「東方見聞録」と「アイドル八犬伝」ですね)。
    • あと「ファイナルミッション」が日本版とNES版で曲が違うというのも初耳だった。しかもそれを1、2にわけて収録してあるそうで・・・ファイナルミッションファンの人は大変ですねw


↑こちらは今月末からリリース予定のナムコバンダイメガドラ曲。

  • 今月末よりリリース予定のCDが、ナムコバンダイメガドラで版権物以外の曲を集めたサントラ。これまたマニアックな選曲。
    • ナムコバンダイで、メガドラかつ版権以外ってあんまりパッと思いつかない。「スプラッターハウス2」とか「フェリオス」とかだろうか。
    • こちらはCDデータの提出締切がこの日の朝だったという割と笑えない話も。それ間に合わなかったらココにはこれない状況だったよねw


↑鋼鉄帝国。こちらを含めたホットビィのCDを計画しているとのこと。

  • あとは、今は亡き「ホットビィ」のゲーム曲を集めたCDの計画があるとのこと。「鋼鉄帝国」は確定らしいが、残念ながら「星を見る人」は入らないとかなんとか。
    • これはこれで楽しみだなぁ。「武田信玄」の曲とか入っていたらうっかり買ってしまいそうだw
  • 他にもこれまでに開催したイベントの様子(オールナイト「東海道五十三次全面クリア」イベントなど)や、ニコ動で行われている販促番組などの紹介をされていました。


 続けてのトークグレフ。こちらは9月発売予定の3DSソフト「哭牙」の紹介メインとなりました。

  • こちらが公式サイト→「http://kokuga.net/」。なお、写真撮影禁止ということで、ここからは文字メインで。
  • ゲームそのものはすでにマスターアップ済みということで後は発売を待つばかりとのこと。あまり初回本数がないこと+再販が難しいことから、確実に手に入れるには要予約とのことでしたが、会場内では意外と予約済みの人が多いようでびっくり。さすがにグレフのシューティングということだけあって注目度は高い様子。
  • OPムービーはすごく和風世界観、なのにメニューなどのインターフェースは全部英語。まぁシューティングなんであんまりストーリーは気にしなくてもいいよってことかな。
  • いわゆる全方向シューティングで、プレイヤーは戦車(のような自機)を操って進めていく。基本的に撃てる弾は単発で、きちんと砲塔を回して狙い撃ちしないと当たらないような絶妙な敵配置になっているっぽい。というか、製作者自らのプレイなのに結構食らっていたりするしw
    • 難易度は万人向けを目指した低めに設定されている模様。たしかに戦車の操作には一癖あるみたいですが、敵弾などは少なめで昨今の弾幕ゲームよりは簡単そうに見える(実際はよくわかりませんが)。
    • ゲーム下画面には一時的にパワーアップを行うカードが表示され、それをタッチすることで一時的にパワーアップするというギミックもある。こちらは単純な連射や画面全体攻撃ほか回復などもあり、結構どのタイミングで使っていくかで戦略性も分かれそう。
    • また一本で四人まで遊べるマルチプレイ対応。この日は会場の希望者を募っての四人プレイを行っていましたが、狭い通路だとほかのプレイヤーで詰まってしまったり、弾が回避できなくなったりする場面もw 
    • マルチプレイの様子はなんとなく「ガントレット」みたいだなと思っていたら、どうも制作側でも意識していたらしい。
  • また、グレフの新作は9月に出る「アクションゲームサイド」で紹介されるとのこと。そう、シューティングではなくアクションゲームとなるらしい。これは結構意外な。


 グレフに続くは、マインドウェアの市川さんのトーク。こちらはPCで出す新作シューティング「スーパーチェインクラッシュ」の紹介がメインに。

  • なお、市川さんはシューティングゲームサイドで連載されている「シューティング考現学」の著者の方。公式サイトはこちら→「http://pinball.co.jp/」。なお、ここも写真撮影禁止ということで文字メインになります。
    • 公式サイトだけ見るとピンボールの会社っぽいですが、いろいろゲームも作っている模様。グレフの哭牙のプログラムも参加しているらしい。
  • 「スーパーチェインクラッシュ」は、まずその見た目が凄まじい。なんと横3200というとんでもないサイズ(ディスプレイ二個分!)。なお、もともとは「スーパーワイド」なる副題があったらしいのですが家電っぽいのでボツになったらしい。そりゃそうだw
  • 肝心のゲーム内容ですが、一般的な横シューティング・・・ではなく、結構説明が難しい。攻撃は溜め攻撃が基本で、画面内には一発しか弾を打てない、その代わりに敵に弾を当てると爆発→ほかの敵を巻き込んで爆発・・・の連鎖が起きるのでそれを狙っていく、というもの。
    • 爆風に連鎖させていくところとかが「ばくれつかぶとむし」っぽい感じ。
  • 最大限に溜めてから敵を倒すと、画面いっぱいに広がるとんでもない爆風が生まれるため、敵の数しだいでは大連鎖も狙える、というわかりやすく、そして大画面を生かしたゲーム性。これマジで面白そうですね。
    • あと二人プレイの際は、マウスでサポートプレイができるところ。2P側は画面内に爆風を増す機雷を巻くことが出来、うまいこと協力プレイしていけばより大きな連鎖が組めるようになっている点が面白そうでした。ただ、マウス操作は結構難しいのか、希望参加者を交えてのプレイでは2P側があっさり倒されてしまうことも。
  • なお音楽はスウェーデンのトランスグループである「ロジックボム」に担当していただいたというかなりの本格派。どういうコネがあったんだw
  • ゲーム的にはいい意味で大味っぽく、見ただけで面白そうというのが伝わってくるゲーム。一番のハードルはデュアルディスプレイを用意するという点かw ダライアス筐体みたいにしてアーケードに置いたりしないのかしら?


 そしてこの日のトリを占めるのは「シューティングゲームサイド編集部」のトーク

  • なおこの日飛び入りで「トライアングルサービス」の社長である藤野さんや、ゲームサイドの「シューティング美術館」を書いている冬野さんなどがゲスト参加などをしたり。トラサビの人はフットワーク軽いなぁw
  • ゲーサイ編集部のトーク内容は以前ツイッターで募集していた「一番好きな一面BGMはなにか?」というアンケートのベスト10を、実際の1面をプレイしてもらいながら紹介していくというもの。
  • では肝心の順位ですが、有効投票は680票もあったそうで。だいたいこんな感じに。


↑こちらは8位のサンダーフォースV。SS版だったのですが、起動したら時計合わせの画面が出るというハプニングもw


↑7位のグラディウスII。グラディウスがこれだけというのもちょっと意外かも。


↑2位の斑鳩。ベスト10の中で唯一サントラが未発売。

  • こうして見るとタイトーはさすがに強い(3つも入っている)。また怒首領蜂とガレッカの並木学さんは、唯一2曲が選ばれている。
  • ゲーム発表時に使用した機種がiPadPS3セガサターンとやたらと多機種に渡ったせいか、なかなかゲームの間の準備に戸惑ったりして時間がかかっていました。16時終了の予定が16時半ぐらいにまでずれ込んでたし。


 最後に、本日のゲスト全員の挨拶。都合3時間半にも渡る、濃厚なトークショウでした。

↑この日のゲスト勢ぞろい。お疲れさまでした。

  • なお、最後のオチとして、この日会場入りの際に配られたアンケート用紙に答えると抽選でもらえるというプレゼントが、何故か「赤い光弾ジリオン」というw 最後の最後でそういうオチかw