最近プレイしたゲーム(58):ピラニアペドロ

ピラニアペドロ

ピラニアペドロ

本日のボードゲームレビューは意外とお気楽パーティゲーム風味な「ピラニアペドロ」。ペドロって誰だ。


↑ボード初期。どうしてお前はそんなところにと言わんばかりの小島からスタート。

 ちっさい小島の中にいる人コマ(こいつがペドロ)を、各人がカードを使って動かしていく。海に落ちるか、ピラニア(上の写真の赤い魚っぽやつ)にぶつかるか、ボードから落ちたらミスとなる、という割とシンプルなルール。

 
↑プレイヤーに配られるペドロ移動カードと石(本物)。
 まず、ゲーム開始時、各プレイヤーには12枚の移動カードと、4つの石が配られる(本物の石)。

  • カードにはボードの方向と進むマス数が描かれている(1〜3マス)。 
    • そのほか、カードを残していた場合の次ラウンド石補充の数も書かれている。1マス進むカードなんかだと大きく動かない分安全だが、その分手元に残していた場合の石補充数が多い。3マスだと逆に石補充数が少ない。次ラウンド以降の展開も見据えたプレイが必要となる。

 
↑移動カード。「太陽」とか「滝」のマークが進む方向。矢印が歩数。

 で、全員カードを選択したら一斉に公開し、スタートプレイヤーから順にペドロを移動させていく。
 このとき、陸地以外の場所に移動しようとしたら(水に落ちそうになったら)、手持ちの石を使っていかなければならない。

↑移動中。石を使って水を渡る。
 で、石でもカバーしきれず水に落ちたり、ピラニアコマにぶつかるか、ボードの外にまで移動してしまったプレイヤーはミスとなり、ボード上の任意のピラニアコマを一つ受け取る。
 各プレイヤーは残った手札に書かれている分の石を補充し、スタートプレイヤーを移動して次のラウンド…を繰り返していき、二つのピラニアコマを受け取ったプレイヤーの負けとなる(負け決めルール)。

 シンプルなルールだが、うまく立ち回るには相手の思考を読む必要がある。安全にいくか、他プレイヤーを嵌めるために強気に出るか。その読みあいが大変熱いです。読みあいが的中して、華麗に罠を回避できたときはかなり盛り上がります。

↑華麗に回避したペドロさん。水面、ボード端、ピラニアをうまくかわしています。
 ボードやカードイラスト、コマなんかも見やすくシンプルで、石コマは本物の石を使っているなどコンポーネントもなかなかです。ただ持ち運ぶ際は、その石コマの重さが邪魔になりますが…。
 結構短時間で勝負がつくので、ちょっとした時間の合間にもプレイできるお手軽なゲームとして結構オススメです。