最近プレイしたゲーム(92):ペッポ

 ボードゲームレビュー92回目。今回もちょっと短め。
 というわけで今回は子供向けボードゲームの「ペッポ」。

ヤギのベッポ/Beppo der Bock : ボードゲーム

ヤギのベッポ/Beppo der Bock : ボードゲーム

↑面白いんですが、ちと高いことが難点です。

 このゲーム、簡単に言うと「すごろく」。自分のプレイヤー駒をゴールまでたどり着ければ勝ちなのですが、どのようにして駒を進めるか、という点がかなり独特になっています。

↑ボード全景。各エリアが色分けされており、それに対応するマス目がある。


 ボード中央にいる謎動物(これがペッポ)のコマが置かれていおり、プレイヤーは自分の手番になったら、木製の滑り台を使い、こいつめがけて鉄球を打ち出します。

  • ちなみにこのペッポ。どうやらヤギのようです。とてもヤギには見えませんw


↑鉄球発射。これがすごいパワーです。
 ペッポ駒を置く場所には磁石が仕込まれており(これがめっぽう強力です。大人でも剥がすの難しいよ)、すごい勢いで飛んで行った鉄球は、激しくペッポ駒を弾き飛ばします。


↑吹っ飛んで行ったペッポ。勢い良すぎて初めはビビります。

 ボードは「麦畑」「湖」「山」「森」といった各地形に塗り分けられており、飛んで行ったペッポが入ったエリアのマスへと自分のコマを進めることができます。進める先は自分のコマから数えて一番近いマスで、他プレイヤーがその上にいたらさらに次のマスへ進めるという「カルタヘナ」式。

 そして、飛ばしたペッポ駒が誰かのプレイヤー駒をなぎ倒した場合、そのコマはスタート地点に戻されるというスパルタンなルールです。コレのおかげで最後の最後まで気が抜けない展開になります。「カルタヘナ」式のコマの進め方と合わせて、どこからでも一発逆転も十分可能。

  • 途中のクローバーのマスに止まると、プレイヤー駒の下に置いて使うクローバーコマを使えるようになります。これがあると、ペッポが飛んできてもうまくだるま落としの要領で倒れずに済む(こともある)ので、これをうまく活用することが勝利のカギ。


 子供向けのゲームながら、大人がやっても異様に盛り上がります。磁石の強さがかなりのものであることを生かして、鉄球をカーブやUターンさせてペッポを飛ばすなどかなりテクニカルな遊び方ができ、割とガチな実力勝負が楽しめます。
 プレイ時間もきっちり15分程度で終わるため、ついつい繰り返して遊びたくなるアクションゲームですね。

  • あえて難点を言えばペッポの位置が少し近いこと。これがもう少し遠く出会ったらもっとテクニカルに狙えそうでしたが。まぁこれ子供向けゲームだし、そこまでテクニックが要求されるゲームにするのもアレなんでしょうけど。