- 作者: 安田均,グループSNE
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 大型本
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以前グループSNEから発行された「ボードゲームジャンクション」*1の2010年度版。タイトルが2011なのでちとややこしい。
その薄さの割に1800円とコストパフォーマンスは悪いことこの上ないが、内容は充実のひとこと。日本国内外で発売された2010年度のボードゲームの紹介記事からリプレイのみならず、昨年度に盛り上がった日本の同人ボードゲームまで押さえた構成は読み応えがある。高いけど。
- ゲーム紹介記事を読んでいて感じるのが、ステトラジーゲームが減少気味で、難易度が低いファミリーゲームやパーティゲームタイプのゲームが台頭してきているところ。かなり難易度3以下のゲームが多く感じる。
- リプレイ記事は「ミスターX」、「フレスコ」、「スノーテイルズ」、「夜の狩人」の4つ。個人的には「オートモービル」や「ヴァスコ・ダ・ガマ」あたりの重量級ゲームのリプレイ記事とかも読みたかった。
- このリプレイ記事の中だと「スノーテイルズ」がよかった。かの名作「アベカエサル」辺りを彷彿とさせるレースゲームだが、左右の犬のバランスを取って進むところや、より遠くまで進んだ方が勝つなどなかなか独特の要素があり、シンプルだが面白そう。
- 日本の同人ゲームを取り扱ったコラム「日本の同人ボードゲームが熱い!」を書いているのが秋月ぎぐる、というのは笑いどころなのでしょうかw*2
もうすこし値段さえ何とかなればボードゲーム初心者にもマニアにもお勧めできるのですが、やっぱりいかんせん高いです。
次回(来年)があるなら、もうちょっと安くなりませんでしょうか?