ボードゲームナビ 2012-01号

ボードゲームナビ 2012-01

ボードゲームナビ 2012-01

 ボードゲーム専門誌だった「ゲームリンク」が、発行元を新紀元社に変えて新たに「ボードゲームナビ」として新創刊。

    • ゲームリンクVol.1が2009年10月発行だから、2年半のあいだに二回も発行元が変わる、波乱万丈の雑誌だなぁ。でも発行元が変わるたびに値段が安くなっていくのはちょっと面白いw
    • 新紀元社は他にTRPG専門誌「Role&Roll」も発行しているので、ボードゲームとは縁の深い会社・・・というかそっちにボードゲーム紹介のコーナあったはずだけど、今後はこちらにシフトするんだろうか? さらっとリプレイ記事こっちに載ってるみたいだし。

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  • 特集は「ゲーマーズゲームってなんだろう?」。ゲーマーズゲームについて
    • 一応、この特集自体はゲームリンクVol.11の次回予告で予定されていたとおりのもの。ちょっとだけ名残があって感動w
    • 何を持ってゲーマーとするかの定義が難しいテーマですが、システム的な解説部分や紹介されているゲームについてはきっちりと「ゲーマーゲーム」といわれるものが抑えられている感じ。
    • 紹介されている中では、「カタンの開拓者たち」のカード写真が異常に汚い(使い込まれている)のにちょっと笑った。これスタッフの私物なんだろうなぁw
  • 第二特集は「ゲームマーケット2012大阪 レポート」。4月に開催されたゲームマーケット大阪の体験レポート。ぼちぼち参加した人たちから話は聞いていたが、やはりこうしてレポートにまとめられるとわかり易い。たしかに東京とはずいぶん雰囲気がちがって見えます。
    • 初めての関西開催ということで、主に関西で活動しているサークルが個別紹介されているのがありがたい。特にサークルメンバーが海外出身者中心という「JIGG Kansai」さんはなかなか面白い存在。あと同人ゲームレビューでも触れられているカルカソンヌっぽいゲーム「セカイタク」
    • あと関西のクリエイター集団、グループSNEはなんかやたら新作ゲームを出品していてびっくり。「歌ってボーカロイド」以外は全部新作?なんだったんだろうか。
  • この雑誌の目玉といえる「ゲームレビュー」は13ページ。「ゲームリンクVol.11」の時は17ページだったのでちょっと減ってるが、その分「同人ゲームレビュー」に回ってる模様。
    • 個人的に注目は「天空都市ヴァラコチャ日本語版」、「テーベ日本語版」の両日本語版かな。ヴィラコチャは前にどこでだか忘れたがレビュー記事を読んで注目していたタイトル。テーベは何度かプレイしたが、最終的に運頼みになる展開が非常に好みw この二つは出たら買いかな。
    • タイトルで惹かれるのは「極悪非道!マッドサイエンティストゲーム」かな。というかこのタイトルは卑怯だろw しかもデザイナーは「ドミニオン」作ってたドナルドXヴァッカリーノだし。
    • 「レスパプリカ」もまたまた再販版が出るみたいですが、一部カードが追加されているみたいですね。これも安いので買ってみてもいいか。
  • 「キャット&チョコレート」の海外版である「テキサスゾンビーズ」はプチ特集。オリジナルデザイナーである秋口ぎぐる氏の解説とリプレイ付き。
    • というかキャット&チョコレート制作秘話が興味深い。開発費300万ってすげぇぞw 同人のレベルじゃねぇ。
    • リプレイのメンバーは「Role&Roll」や「ボードゲームストリート」でおなじみのいつものメンバー。相変わらずの面白さです。そういえば発行元が変わった影響か、SNE製品の紹介が多くなっている気がする(これ含め)。
  • あとは田中としひささんのリプレイ漫画がページ数6ページに増え、タイトルも「負けてもおこんないでね」にリニューアル・・・むしろ昔に戻ってるよ、そのタイトルw
    • というか「おこんないでね」の単行本出たのが16年前ということにびっくりだw もうそんな経ってたのか・・・。
    • リプレイは「ロスト・テンプル」。つい先日購入したが、リメイク元のあやつり人形に比べ、暗殺者がないのでストレスが溜まりにくい良いすごろくゲームになっていた。密かにおすすめ。