連日、震災関連のニュースやら計画停電やらで気の重い日々が続いていますが、こんな時こそ平常運転でいきたいですね。
というわけで、計画停電のさなかMHP3rdと並行してプレイしてきたXBOX360版「円卓の生徒」のレビューを。
あのウィザードリィエクス*1を作成した「チーム村正」が作成したダンジョンRPG。このチームは個人的に応援したい。
ただ、このXBOX360版ですが入荷数が少ないのか結構手に入りにくいです。私も購入までに何軒かゲーム屋を回りました。購入を考えている場合はAmazonを使った方が手っ取り早いかも知れません*2。
- 剣と魔法と敵対する魔王がいる正統派ファンタジーの世界観ですが、前に一度「円卓」に集う勇者側が負けているという点と、軍隊が魔王に勝てない理由(魔王には「魅了」能力があるため軍隊だと必ず同士討ちになる)がきっかり説明されている点が結構面白いです。なんというか設定の勝利。
- ダンジョンRPGでは意外に珍しいストーリー主導型。キャラメイクも主人公しか出来ないし、フルメンバー(6人)が揃うまでにも2つ目のダンジョン中盤まで掛かる。序盤は特に辛い(前衛不足)。セーブはどこでも出来るので常にセーブを忘れずに。
- ウィザードリィだと手近な「玄室」でレベルを上げるのがお約束だが、このゲームでは迷宮内に点在する「トラップポイント」にエサを仕掛けることで敵をおびき寄せることが出来る。ここで戦うと宝箱も手に入るので基本としてはトラップポイントを巡って経験値と装備を稼ぐことになる。
- 実質二つ目のダンジョンとなる「アーレンティール」は、入り口直後にトラップポイントが二カ所有るため、しばらくここで装備の充実とレベル調整をすることをオススメ。
- 宝箱のトラップは「クリーンカース」の魔法で一発解除できるのがありがたい。宝箱から手に入れた「未鑑定アイテム」もこの魔法で識別できる・・・これ万能過ぎるぞw 主人公しか使えないのがもったいない。
- 本拠地となる円卓の城では、自室にメンバーを呼び出して面談や食事をすることで生徒達の絆(ソウルランク)を上昇させることができる。このイベントが結構面白いうえ、ソウルランクが上がるとユニオンスキル(強力なスキル)や経験値に補正が入るようになるので余裕有れば食事に誘うべし。
- 食事回数は決まっているのですが、ダンジョンに潜っているとそのうち回復します。時々主人公のアイコンの上に「肉」のマークが出るのがそれ。凄く地味で分かりにくいw
- ゲームそのものはダンジョンRPGのフォーマットに則りつつも意欲的なデザインも盛り込まれていてかなり面白いのですが、難点として「文字の見辛さ」があります。なんというか文字が小さい上に薄いので結構見辛いんだよね・・・。文字の変更機能は欲しかったなぁ。
とりあえず現在は第三ダンジョンである「イーンシリン」終盤辺りまで進行中。そろそろボスがキツイです。情け容赦なく攻撃してくるので1ターン操作ミスっただけで全滅も余裕だし。まぁこれがダンジョンRPGの魅力と言えばそうかも。
同じくチーム村正の「迷宮クロスブラッド」もそのうち移植されないかな・・・