正月だから何か適当なゲームがないかなと、本当に何となく「デモンゲイズ2」を購入してみた。
開発はウィザードリィ系のダンジョンRPGばかり作っていることでちょこっとだけ有名なエクスペリエンスで、これも例にもれずダンジョンRPG。
今だとDLC付きのグローバルエディション版もあるが、 これは無印のPSVita版。おかげで無茶苦茶捨て値で売っていたので何となく買ってみた。
とりあえず現状、プレイ時間15時間程度まで遊んでみたところ(センタウルを倒したあたり)までの感想などを。
まずのゲーム内容だが「ダンジョンRPGとしては悪くはないが、イラつく要素も多い」という微妙に評価に困る感じ。続ける程度にはモチベーションがあるものの、細かい点で不満点がちょいちょいあるのが気になる。
- ストーリーは基本ファンタジーだが、19世紀ぐらいの文明度な感じの世界観。主人公たちは反政府戦力となって、ラジオで宣伝しながら各ダンジョンの「デモン」を打倒していくという流れ。登場キャラクターとか仲間になるデモンとかは個性的で悪くはないものの、ダンジョンRPGのくせに「やたらストーリーが長い」。具体的には「ダンジョン」→「ストーリー」→「ダンジョン」といった感じでダンジョン攻略ごとにストーリーパートが挟まる形なのだが、これが無駄に長くてテンポを著しく悪くしている。ダンジョンRPGなんだからダンジョンに潜らせてよw
- 幸い序盤の10時間ぐらいプレイしたらだんだんとダンジョンが長くなってきてテンポが良くなってきたものの、特に序盤はイベントが多すぎてかなりつらい。正直このイベント部分はスキップできるようにするとか何とかならなかったのか…。
- ダンジョン探索そのものは案外テンポが悪くなく、特にダンジョン内の「サークル」で各種「ジェム」をささげることで、それらのアイテムをドロップする敵と戦えるシステムはかなり良いシステム(「円卓の生徒」にもこういうシステム有りましたね)。これによりアイテムのハックスラッシュするのは非常に楽しく、この辺はダンジョンRPGを作ってきたエクスペリエンスらしい。
- ただこれらダンジョン探索部分でもいくつか不満もある。まず「攻撃魔法が使い物にならないぐらい弱い」のでどうしても物理中心の戦闘になってしまい、戦闘が単調になりがち(鍛えれば違うんでしょうが序盤はマジでいらない)。ほかにも「敵が複数列いる状態だと前と後ろどちらのダメージか分かりづらい」「コマンドリピートが敵奇襲を喰らうと解除される」「仲間がレベル1で加入するため、いろんなメンツが使いづらい」「平行移動は右スティック限定(左に変えられない)」など細かくストレスが溜まる部分が多い。
総じてハックスラッシュ部分など光る所はあるものの、半端なキャラゲー要素によりテンポが結構悪いところが大きく不満。シナリオ早送りがもう少し早ければそれだけでだいぶ良くなると思われるだけに惜しい。
とりあえず1月は幻想異聞録#FEがあるので、それまでに何とかクリアまでは進めたいかな。