今ちょうどセールやっていたので何となく買ってみたハックスラッシュアクションゲーム「DEAD OR SCHOOL」。e-Shopでの見た目から色物ゲームかと思っていましたが、これが(色物ではあるのですが)予想よりはるかに面白い。
オープニング。如何にも色物っぽいし実際色物。
ゲームストーリーとしてはぶっ飛んでおり、腐敗生物(という名のゾンビ)との戦いによって人類が地下暮らしを強いられるようになって数十年。地上にあこがれる少女ヒサコは、祖母からもらった制服を着て、まだ見ぬ地上楽園「学校」を目指して戦いを繰り広げる…というやたら深夜アニメテイストw
ゲーム内容としてはソード、マシンガン、ランチャーの三種類の武器を使い分けで戦っていく探索型2Dアクション。武器アイテムや強化スキルを付けるアタッチメントなんかは敵を倒して入手していくハックスラッシュ形式。
- アクション難易度は結構高い。というか敵の火力が異常に集中するときがあり、気を抜くと一瞬でやられることも多々あります。
- ぶっちゃけ画面の見づらさがこのゲーム最大の敵。なんかカメラワークが悪くて、キャラや敵の攻撃が良く見えなかったり、弾幕が激しすぎて攻撃をよけるスペースが無かったりが非常に多い。そこに大量の落とし穴や足場の悪さ、当たり判定のデカさと攻撃の集中などが重なって無茶苦茶ムズイ。
- まぁ倒されてもチェックポイントに戻る+ちょっと所持金が減るぐらいでほぼペナルティ無しなので、レベル上げと武器強化をしていけばいずれ切り抜けられるようにはなりますが。正直難易度ノーマルでもかなり難しい感じなのでイージに下げたほうが遊びやすいかも。それでもなお難しいレベルですが…。
入手した武器はいろいろカスタマイズ可能。とりわけ戦闘結果を左右するアビリティは何度でも変更可能だが、何が付くかわからないガチャ形式。
- 武器種類によっては攻撃モーションが違ったりで意外と使用感も変わる。重さの概念もあるので特に序盤はスキルを付けるアタッチメントのやりくりが意外と大変。
- ただスキルの付け方によっては飛躍的に楽に進めるようになります。この辺は正しくハックスラッシュしているかも。難易度がきついときはスキルを見直すとだいぶ変わる感じ。ぶっちゃけスキル付け替えのためのアイテムは無茶苦茶手に入るので場面場面で欲しいスキルを狙っても何とかなるレベル。
またヒサコ自身も三つの武器系統ごとにスキルを付けることができる。これも後々自由に振りなおし可能になるのでいろいろ試してみるべし。
- とりあえず序盤はマシンガン系の「貫通」を取ると多数の敵殲滅が一気に楽になりました。あとは背後からの攻撃力が上がる「バックスタブ」あたりはボス戦で非常に使える。
↑マップ選択は路線図から。
↑ローディング中。演出は非常に良い。
↑市ヶ谷市民ってなんだよw
前述の通りで絶望的な状況にもかかわらず主人公ヒサコの前向きさ、明るさがストーリーを引っ張っていってくれます。主人公が魅力的なのは良いゲーム。
- 舞台となるのは東京沿線。各駅を電車で行き来する際の路線図やローディング時の演出、ちょくちょく挟まるムービーシーンなど、マジでこういう細かい演出はインディーズとは思えないぐらいに作りこまれていて好感触。イベントも一見ギャグにも見える演出が多いんですが(登場人物がマジだから余計に面白い)、このゲーム全体の暗さをある意味和らげてくれます。
- e-Shopの見た目からだとエログロ路線っぽいのに案外王道路線でそれほどエロチックでもグロテスクでもないためプレイしてみれば意外ととっつきやすい。というかストーリーについてもあからさまに怪しい部分(地上の記憶を持っている人がいない/腐敗生物の中に明らかに人工物が混じっている点)などが見え隠れしていたりと結構ストーリーの先が気になる。
いや、このゲーム結構面白いわ。見づらいビジュアルやゲームバランスの過酷さなど厳しい点はないでもないんですが、それを上回る切れ味がある。
- とりあえず今月は「ダスクダイバー ユウセンチョウ」は購入する予定なので、これ含めてポケモンまでは持つかなw