「DEAD OR SCHOOL」クリア後レビュー

 ハックスラッシュアクション「DEAD OR SCHOOL」をクリアしたのでクリア後レビューです。

  • 予想よりボリュームたっぷりで、仲間&おみやげ回収を含めて30~40時間ぐらいかかりました。
  • クリア時レベルは61。装備は「名工モータブレード」/「究極アンプリファイア」/「究極グラビトン」。

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↑仲間回収。EDも変化するっぽい?

 

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↑ラスボス戦。正面切っての打ち合いなため、案外楽だった

 

 正直ストーリー面は当初思っていたよりもかなり良くできていて、二転三転する展開には結構引き込まれた。どれだけ状況がピンチになろうとも、主人公ヒサコが「地上に学校を作る」という情熱で皆を引っ張っていくというぶれない軸があるので、わりと安心してみていられるのが個人的にはプラス点。王道すぎるストーリー展開は逆に今時珍しいぐらいw

  • 武器の強化は簡単、武器スキルはガチャであるため運が絡むものの付け替えは簡単、キャラスキルもスキル振り直しができるなど、育成面では本当に快適。
  • ハックスラッシュ要素も、豊富な装備種類とスキル種類を吟味し、場面場面で有効な装備を考えていくのが案外面白い。スキル一つでガラッと使い勝手が変わったり、普段はそんなに使えないがごく一部で局所的に役立つ能力などもあり(とりわけ「ドローン」系スキルは普段はそんなに役立たないが、極めて有効な場面もあって使い分けると楽になる)、なかなかに集めがいがある。セーブポイントを利用することで簡単に稼げるポイントが多いのも良い感じ。
  • あえて言えばアイテムは管理画面で絞り込みができないため、一覧から探すのが面倒な時がある。ロック機能だけでなく、お気に入り絞り込み機能も欲しかった。

 

 とまぁ、面白いところは面白いのですが、逆にブチギレそうになるほどつまらない要素も結構多い。例えば「どこが地面で背景なのか」が異常に見分けづらいゲームなのに、それでいて足場をひたすら飛び移る必要があるマップとかが後半は多くなってくるので、そこらへんは遊んでいて無茶苦茶ストレスが溜まります。

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ロックマン的消える足場。これが軽い地獄

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↑下からせりあがってくる罠。ぶっちゃけどこに着地できるかがわからん。

 

 ぶっちゃけ「画面が見づらい」点と、それに起因する難易度の上昇を含めた「レベルデザインが致命的に悪い」点は擁護できない。良いところと悪いところの差が極端すぎるゲームだ…。

  • ストーリーを進めるだけならばあまり面倒なマップは多くないのですが、仲間を完全に集めるプレイをするとどうしてもストレスマップが避けられないのが辛い。個人的に「下水釣り四平」のところのマップはもう気が狂うかと思った。

  

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↑EDはわりとグッとくる

 

 とはいえ、EDはこれまでの苦労が報われるような爽やかな幕切れで、最終的には「良いゲームだった」と思えた(思いたいw)。

 中価格ゲームとしては豊富なボリュームとやりごたえで、なかなかの佳作ゲームといったところ。

 ぶっちゃけ見づらさとレベルデザインがもうちょっとまともなら名作といってさえよいレベルなので、次があるならばぜひそこのところを改善した内容にしていただきたい。