Switch版「Sauna of the DEAD」レビュー

 最近ゲーム自体はいろいろやっているんですが、どれもこれもクリアまでプレイ時間がかかり過ぎるものばかりで全然レビューできない。どんどん未消化タスクが溜まっていく…。

 

 というわけで本日のゲームレビューはSwitch版「Sauna of the DEAD」。魔界のサウナでゾンビや悪魔たちを整えていくという、コンセプトだけ聞くと割と正気を失いそうになる一本。一体どういう発想からこんな謎ゲーが生まれるんだ…。

 

 今回は表ストーリークリアまで一通りプレイ。最終的なプレイ時間は7時間ぐらい。

 

 物語は熱波師と思われる主人公(↑のOPでタオル振っているヒゲのオッサン)を謎の男に魔界のサウナへスカウトされるところから始まる。どう考えてもクッソ怪しいのに、お金欲しさにほいほいついていく主人公の豪胆さよ。

  • サウナには詳しくないので知らなかったのですが熱波師って実在する職業なのですね…。ずっとサウナに入っているとか物理的に相当きつそうな仕事だ。

 

 一日の最初はサウナ選択。その日働くサウナ(ステージ)を選択していきます。ゾンビ湯とかそれ衛生的に大丈夫な奴なの?

 

 サウナ内に入ると魔界の住人たちが群がってきます。こいつらにタオルの熱風をお届けして整えていくのが本作の目的。ゾンビの癖にサウナで健康になろうとする奴らをどんどん整い倒すのだw

  • ぱっと見に無双ゲーっぽい雰囲気ですが、アクションの一つ一つにスタミナを使うため、無計画に動くとあっという間に動けなくなりリンチされます。スタミナゲージをうまく管理し、とにかく囲まれないように立ち回っていきましょう。
  • タオルを振り回して全方向攻撃を繰り出す「アウフグース」は効果がデカい分スタミナ消費もデカイ。敵軍に切り込んで使いたいが、スタミナが切れると一気にボコられるので使うタイミングは慎重に。

 

 ロウリュやストーブに薪を投入することでサウナの温度が上昇し、一定温度を超えるとフィーバータイム。この間は一定時間スタミナ消費が無くなるのでダッシュで縦横無尽に駆け回り、アウフグース連打で一気にサウナ客どもを整えていけ。

  • またロウリュや薪投入ごとに「スキル」の残弾が増える仕組みになっており、ボムみたいな感覚で使っていける。特に薪投入で使えるようになる炎竜巻は画面全体攻撃で非常に使い勝手が良い。囲まれたら死が見える本作においてはこいつのストック具合は生存率に直結するから積極的に狙っていこう。

 

 サウナ内で一定時間過ごしたら、水風呂→ベッドで「整える」ことでパワーアップすることができる。このあたりはサウナというテーマをうまく活かしたパワーアップ方法といった感じですね(ちょっとテンポ悪いが)。

  • パワーアップには敵を倒したときに入手できる「トトノイ玉」が必要。色によって上がるステータスが変わりますが、この「トトノイ玉」意外と出現から消えるまでが早いので、集める場合は意識的に敵を引き付けてから倒すようにしましょう。

 

 一定数ステージ中の敵を整えるとボスが登場。こいつを倒せば新しいサウナが解放されていきます。なんとか営業時間が終わるまでに仕留めるのだw

 

 倒した敵は番台に行くことで精算可能。経験を稼いでレベルを上げ、報酬で装備を整えて地道にパワーアップしていくのが本作の基本攻略となります。

  • 倒されてしまった場合は報酬がマイナスされるため、特に序盤は倒すよりやられない立ち回りが重要。
  • 「ロウリュ」や「ストーブに薪を投入」することで経験値や報酬に倍率をかけることができるのでこれらのアクションをこまめに行っていくのが攻略の早道。

 

 二番目のサウナはサキュバス風呂。ゾンビ達より遠距離攻撃主体で細かいダメージを受けやすい。タオルの熱風で相殺できるので、とっさの切り替えし用スタミナは残すように。

 

 三番目目のダンジョン「サウナ大地獄」は全三階構成。ゾンビとサキュバスのハイブリットな攻撃を仕掛けてくる悪魔たちが相手。サウナの温度上限も上がってフィーバータイムにも中々突入しづらい難関です。

 

 サウナ大自国のラストは魔界の魔王との対決。こいつはサウナで熱波を求める癖に氷結魔法を使ってくるわりと迷惑な客w 攻撃が激しく、魔法攻撃が連続ヒットして瞬殺されることもあるという、ラスボスにふさわしい強敵です。

  • ただ、サウナ自体が狭いので、困ったらサウナ外にちょいちょい逃げてちまちまダメージを与えていくチキン戦法が有効。最後の最後でカッコ悪いが、それぐらいしないと最強装備でも勝つことは難しいぞ。

 ちなみにバグなのか何なのか、魔王戦で安全圏のサウナ外に逃げたら魔法を撃ち込まれました。これたまたま躱したけど喰らったらどうなってたんだろ。

 

 魔王に勝利してエンディング後もゲームはまだ続きます。ひたすら敵を倒し続ける「サウナ・エンドレスサマー」やダンジョン探索ゲーとなる「サウナ・フェアリーティル」など多様なサウナが待ち受けています。最後の最後までサウナたっぷり。

  • 「サウナ・エンドレスサマー」は敵が大量に出現するため、それらをなぎ倒す爽快感あるモード。「サウナ・フェアリーティル」はまぁテンポ悪くてこっちはイマイチかな。

 

 という感じで、アタック→成長→再アタックを繰り返していくシンプルなゲーム性のアクションながら、「サウナ」テーマらしいトトノイサイクルで徐々に強化していくジリジリさ加減が個人的には結構好み。往年のダンジョンRPGじみた地道な稼ぎが後に繋がっていくというスタイルなので、この辺が好きな人にはオススメできるんじゃないでしょうか。

 

  • 本作の不満点は「毒がきつすぎる」こと。本作では「毒状態」というバッドステータス(HPが徐々に減る)があるのですが、これが全然自然回復しない。ダメージも結構あるため無視するのもつらく、回復するためにいったんサウナから出て風呂に入るといったテンポ悪い作業が必要となります。これは正直何とかならなかったのか。
    • それでいてめちゃめちゃ掛かりやすいので、特にHPが低い序盤はめちゃ苛つくぞ。よりによって最初のステージのゾンビどもがまき散らす毒ゲロで頻繁に毒にかかるのはゲームデザイン間違っとるんじゃないかってレベル。これのせいで第二サウナより第一サウナのほうがきつかった。
    • 後半はお金が余るようになってくるので、バフ効果があるドリンクの効果で毒の確立を押さえられるようになるので少しマシになります。それでも50%軽減までしかできないため焼け石に水なんですが。