最近プレイしたゲーム(8):ユカタン

 ボードゲーム紹介の8回目はルールはシンプル、だけど駆け引きは一級品のすごろく?ゲーム「ユカタン」。


↑ボード全景。ボード上に配置された石を獲得してゆく。

 ルールは凄くシンプル。手札を使用してコマを進め、渦巻き状のマップに配置された石を取り合ってその総合得点で勝負を決める、というもの。

  • ただし、石には+得点となる石(黄色い方)と−得点となる石(青い方)があり、黄色い石は一つ取るごとに1点だが、青い石は1つだと−1点、2つだと−3点、3つだと−6点と、いわゆる三角数の法則に従ってマイナス点が増えてゆく。
    • だれかが最後の赤い石を取るとゲーム終了。その時点の得点で勝敗を決める。赤石を獲得すると、1つだけ青石を無かった事に出来る。
  • 手札は1〜5まで書かれたカードと、一番進んでいるプレイヤーの一つ前のマスまで進める「剣」、直前のプレイヤーが出したカードと同じ効果となる「?」の全7枚のカードがあり、自分の手番に1枚出す事でコマを進めます。
  • 大切なルールとして「一度出したカードは手札のカードを全部使い切るまでは使う事が出来ない」ことと、「前の手番のプレイヤーが出したカードと同じカードを出す事は出来ない」という点。

 インストは5分足らず、プレイも4人で行っても20分かからないぐらいですが、実際のプレイはかなり熱い読み合いと駆け引きが飛び交います。
 なにしろひとりたったの7枚しか手札がありませんので、ちょっとがんばればカードカウンティングが十分可能です。そして、直前のプレイヤーが出したカードを出す事は出来ない、という点を利用して「他のプレイヤーに−石を取らせる」というプレイが主にゲームの中心となりますw

  • たとえば、青石があるマスまで2マスの地点に自分、次のプレイヤーがそのマスにいる場合、「1」のカードを出せば次のプレイヤーは「1」以外を出さざるを得ないので、青石を取らせる事ができる。ただしその場合でも「?」カードを出されると回避されますので、実戦では「?」カードがあるかどうかは確実にチェックすべし。

 お手軽簡単。それでいて結構プレイした感のあるこのゲーム。長時間ゲームのプレイの合間などに重宝します。