前のボドゲレビューから堂々3ヶ月も間が空いてしまったボドゲレビュー。
新しいゲームはぼちぼちプレイしていたんだけどね・・・。今後はあんまりサボり過ぎないようにしたいですね。
というわけで今回のゲームは二人用対戦ゲーム「ドラゴンの心臓」です。
- 作者: Rüdiger Dorn
- 出版社/メーカー: Franckh-Kosmos
- 発売日: 2010/02
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ゲームは双方同じ内容のデッキ50枚から、5枚をとって手札とします。
↑手札。いかにもファンタジーな面々。
各プレイヤーは自分の手番が来たら、自分の手札から1枚以上のカードを場に出します。
- 同一のカードであればまとめて複数枚プレイできます。
それぞれのカードを出す場所はボード上に描かれていて、この時出したカードによりそれぞれのアクションが行われます。
- 「宝箱」「石化したドラゴン」はカードを出しても何も行われません。
- 「姫」は一枚場に出すことで、上記「宝箱」か「石化したドラゴン」のどちらかを全部獲得(得点)します。「ドラゴン」は同じく一枚で「宝箱」を全部獲得できますが、「石化したドラゴン」は獲得できません。
- 「石化したドラゴン」を獲得した際は一緒にドラゴンコマを獲得できます。このコマがある場合、手番終了時のカード補充枚数が1枚増えます。
↑ボードの矢印が描かれている部分がそれぞれのアクションが作用するところ。「姫」なら「宝箱」や「石化したドラゴン」が取れる。
- 「トロール」は一枚場に出すことで、場に置かれている「姫」を全部獲得(得点)できます。
- 「英雄」は二枚目のカードが場に出た時点でアクションが起動し、「トロール」か「姫」のどちらかを全部獲得(得点)し、獲得後は二枚の英雄カードは「船着場」に伏せて置かれます。
- 「射手」は三枚目のカードが場に出た時点でアクションが起動し、「ドラゴン」に置かれているカード全部獲得(得点)し、獲得後は三枚の射手カードは「船着場」に伏せて置かれます。
↑「ドラゴン」は「宝箱」を取れ、「射手」は「ドラゴン」を獲得できる。
- 「ドワーフ」は四枚目のカードが場に出た時点でアクションが起動し、「ドワーフ」のカード4枚を全部獲得(得点)します。
- 「船」は三枚目のカードが場に出た時点でアクションが起動し、その時点で船着場に置かれている「英雄」「射手」のカード全部を獲得(得点)します。
手番が終わったら手札が5枚になるまで補充します。「どちらかの山札が切れた」または「三回以上船のカードが起動した」ときゲーム終了となり、その時点で獲得していた得点が高いプレイヤーが勝者となります。
上にごちゃごちゃと書きましたが、実際には一度プレイするとスッキリと分かりシンプルさ。駆け引き要素もわかりやすく、安易にカードを出すとまとめて相手に奪われてしまいます。特に「英雄」や「射手」など、特定枚数が出たときにアクションが起動するタイプはなるべく一度にまとめて出したい(中途半端に置くと相手に利用されてしまう)ところですが、手札は5枚しかないためあまりカードを出さないでおくと回転が落ちるため、どのタイミングでカードを出していくかが重要になるというわけです。
シンプルながら駆け引き要素が強い、それでいれプレイ時間は割と短めというくり返し遊ぶのに向いているなかなかの傑作対戦ゲームです。
- 難点(と言っていいのかわかりませんが)は、マニュアルにどのカードが何枚入っているのか書かれていないところかな。全部確かめたわけではありませんが「ドラゴン」「姫」は案外少なめ、「ドワーフ」などの複数枚で起動するカードは多めな気がしました。各カードの枚数は駆け引きに重要な要素なので、最初に数えてからプレイしたほうがいいかもしれません。