Switch版「ライクドリーマー」レビュー

 本日のゲームレビューは弾幕シューティングゲーム「ライクドリーマー」。

 こちらは今年の元旦にレビューした「コスモドリーマー」の続編的タイトルとなります。かなり前には買っていたのに(それこそ同時に買ってたのに)遊ぶのにだいぶ寝かせてしまったなw

 

 ビジュアルえぐいw 前作ではあれだけふわふわファンシーな雰囲気だったのに、だいぶ急にギア上げて来たな。

  • 制作者の中の人的にはこっちが本来の作風らしいですがw あまりのデカさゆえに、e-ショップのスクショではこいつが巧みに隠されているのがちょっと笑えます。

 

 舞台は昨今流行している弾幕SNS「バレットーク」。このSNSの頂点たるクィーンに対し、それを妬む書き込みしていたら炎上してしまった主人公たちが下剋上を目指してバトルを繰り広げる。なんだこのストーリーは…。これは酷いインターネッツですねw

  • 前回あんなにファンシーな設定だったのに、ずいぶん方向性変えて来たな。というかある意味オマージュ元の東方プロジェクトに近づいたのかもしれん。

 

 今回は開始時に三人の主人公たちが選択でき、ショットとミサイル(低速時発射)、ボンバーのセットアップからのスタートとなります。この辺は前作と同じですね。

 

 ステージと難易度を毎回選択できる(カジュアルモード)モードがあるのも前作と同じ。このステージセレクト制のおかげで1プレイを短く区切れるし、苦手な面の練習とかもしやすくかなり遊びやすい。

 

 基本形は前作「コスモドリーマー」と同じで、通常ショットと低速移動ショット、ボムというこれまた王道の組み合せ。ミスった瞬間ボムることでミスをカバー出来るとか、画面上に移動することでアイテムを回収できるといった部分は同じなのでほぼ同じ感覚でプレイできる。

  • 今回はショット+ボムの他に敵を倒して「いいね」を入手していくことによってバスゲージが上昇、MAX時にはボムの代わりに「バズフィーバー状態」となり得点倍率が上昇する。怒首領蜂でいうところの「ハイパー」と同じ仕組みですね。雑魚敵相手にはガンガン使って行くとかなり爽快に進められるぞ。
  • なお前作よりカラフルな色彩になっているためか、目がより疲れる仕様にw オッサンには若干目が辛いぜ…。

 

 ボスキャラは各SNSコミュニティを象徴するキャラが出て来る。どんどん荒らして炎上させていこう(いやヒドイなコレ)。

  • 今回もBGMはフリー音源らしいですが、ボスごとのシチュエーションにばっちり嵌っていいい感じ。こういう調整に本シリーズ製作者の卓越したセンスを感じます。

 

 君はコスモドリーマーの主人公「夢霧ムウ」じゃないか。こうして普通にボスとして登場するとちょっと嬉しいね。ちなみにラスボスではないですw

 

 エンディングも中々ヒドイw やっぱりコイツただの荒らし&炎上芸人では…。

 

 システムの分かりやすさ、操作性、弾幕の厚み、スコア稼ぎの熱さは健在。弾幕シューティングとしてかなりレベルが高くまとまっており、お値段以上に楽しめる傑作。コスモドリーマーとこっちだと、ビジュアルの好みレベルではありますが、個人的にはゲームシステム的な進化を感じられるこっちがオススメかな。

  • 本作の個人的な難点は、「ステージクリアごとにリプレイを記録するか」を毎回聞かれること。というかこれ前作もそうだったけど、デフォルトが「はい」なので記録しない場合はめっちゃ不便なのよね。ここデフォルトの切り替えができるようにしてほしかった。