前回のSwitchダウンロードソフトレビューで「面白くない脱衣シューティング」ことWaifuアンカバードを紹介したので、せっかくだから「面白い脱衣シューティング」の方も紹介してみたい。
- 「脱衣シューティング」などというケッタイなジャンルが成り立つほどSwitchに脱衣シューティングが存在しているのかってことは気にしないでくださいw
ということで今回はSwitch版「カラドリウス ブレイズ」です。今ちょうどセールしているし丁度いいタイミング。
このゲームは元はXBOX360版の縦シューティングゲーム「カラドリウス」にアーケード版を追加した、PS3版「カラドリウスブレイズ」のPS4移植版、のさらにSwitch移植版という中々に息が長いタイトル。
キャライラストはヤスダスズヒト。ちょいエロキャラデザという意味ではこれ以上ない人選で、作中の描写からかシューティングゲームとしては珍しいCERO:Dとなっています(グロではなくエロでCERO:Dとなっているシューティングはそうそうないでしょう)。
↑シューティングゲームとしては珍しくOPムービー付き。
ゲームモードとしてはXBOX版時代の「オリジナルモード」にアーケード版の内容を収録した「アーケードモード」、ほかPS3版から追加した「エヴォリューションモード」、ほかにも「ボスラッシュモード」や「スコアアタックモード」などやたらと豊富。
とりあえず今回は「エヴォリューションモード」に絞ってレビューします。
まずシューティングゲームとしては選択可能なキャラが8人とかなり多い。しかも個々にきちっとストーリーがあるだけでなく、2人用モード時の掛け合いなどもちゃんと存在するなど、シューティングとは思えないぐらい凝った構成。
- なお一人でも2キャラ同時操作できる「シンクロモード」も搭載しているため、ちゃんと掛け合いを見ることもできる。痒い所に手が届く仕様だw
ストーリーは大雑把に言えば、錬金術があるファンタジー世界を舞台に、とち狂って禁術に手を出した王様にいろいろ関わりある面々が鳥っぽい謎戦闘機でシューティングする、という展開。
エヴォリューションモードだと全6ステージ+2ボーナスステージで一周30分程度のプレイ時間ぐらいです。難易度もそこそこでシステムを理解してプレイしていけばクリアはたやすい部類。
シューティングゲームとしては弾幕重視の縦スクロールゲームとオーソドックスながら、ショットが通常の他にゲージを消費する3種類のエレメントシュートがあり、これを使いこなしていくのが攻略のキモとなる。
- エレメントシュートはそれぞれ攻撃・支援・防御があるが、特に重要なのが防御系でこれは全キャラ共通して「敵弾を消す」効果があり、後半の猛烈な弾幕を回避するには不可欠となる(というよりそれを前提で構成されている)。
- キャラごとにエレメントシュートの強弱は割とはっきりしており、強い奴はとことん強いというバランスになっています。キャラクターのデフォルト設定で選べる「アレックス」(↑のキャラクター)はそういう意味では割と弱いほうのキャラなので最初に使うにはあまりお勧めしないかなw
- 通常攻撃が追尾レーザーで弾幕を張れる「カラドリウス」か、攻撃範囲が広い上に防御エレメントシュートが異常に強い「ソフィア」あたりが使いやすいかな。
エレメントシュートはステージ間に任意にレベルアップさせることができる。シューティングゲームにありがちな、パワーアップアイテムを取ったり維持したりしなくともよい、これは中々の良システム。
ステージの最後ではボス戦が発生。このゲームのボスは基本表ラスボス以外は全部女性という清々しさを感じる構成になっていますw
ゲージを破壊するごとに服を剥くことができ、3本のゲージを破壊することでクリアとなります。
- なおプレイヤーキャラもやられると服が脱げていくw
- 表ラスボスはオッサンですが、オッサンも条件次第では剥けます。いまだに条件がよく分かっていないですが(このゲーム攻略情報とか全然ないんですよね)。
ヤスダスズヒトのキャラデザにありがちですが、女性キャラは大抵ぴっちりした全身タイツっぽい服を着ているのでボディラインが出がちだし、無駄に豪快に脱げますw ただ、ゲーム中は忙しいのであまりじっくり見ている余裕もないんですが。
- なお、ちゃんと剥いだ姿はギャラリーモードで確認できます。つくづく細かいところに気が届くゲームだw
シューティングゲームとしては本当に出来が良く、キャラごとの構成、グラフィックや音楽のセンス、エレメントシュートゴリ押しでもなんとかならない事もないぐらいの難易度、結構アツいスコアアタック等、縦スクロールシューティングとしても屈指の良作といっていい出来。
あえて難点を言えば、通常ショット+エレメントシュート(三種類)+ボム(二種類)の6ボタンを使用するため、操作性が中々テクニカルであること。このため最初は操作に慣れるまで少々ハードルがあります。
そこを抜けてしまえば、かなりボリュームがあって遊びごたえは満点なんで、シューティング好きには間違いなくオススメ。