書籍レビュー「非売品ゲームソフトガイドブックGOLD」

 なんか久々の読書感想。今回はめちゃめちゃディープなゲームコレクションの世界が垣間見える「非売品ゲームソフトガイドブックGOLD」。

 実はこれ「非売品ゲームソフトガイドブック」(2018年)という書籍がありまして、その続編みたいな一冊。これからいきなり摂取するとあまりのマニアックさにショック死しかねないので、前作から読み始めることが推奨されますw 奥深すぎて闇を感じるレベルだw

 

  • 2018年版ではタイトル通り「非売品のゲーム」中心の内容だったのですが、こちらはゲームはもとよりだけでなくグッズを含めた「そんなの集めている奴いるのか…」レベルのディープなコレクションがめっちゃ出てきます。
    非公式ソフトやイベント用、試供品や体験版といった割とまっとうな(これがまっとうなレベル)非売品ゲームソフトといったものから、プレゼント系のハード、グッズ等のソフト外のものまで、たっぷり200ページの大ボリューム。というか前作150ページで写真紹介中心でしたが、こっちはゲストの寄稿などもあり、文章量も大幅アップ。めちゃ読み応えあります。
  • 個人的に共感したのが「ファミコンショップ用シール」のコレクション。ファミコン時代はいろいろなファミコンショップがあって、そのお店オリジナルのステッカーが中古ソフトにはってあったりしたのですが(多分破損隠し用)、これのコレクションはちょっとした歴史研究みたいな趣がありますw 我が家のコレクション漁ってみたら「カメレオンクラブ」と「トップボーイ」のシールは見かけたので、何気ない中古ソフトにちょっとした付加価値が得られますね。
  • ちょっと狂気を感じるコレクション系だと「カートンダンボール」あたりかな。これはゲームソフト流通でソフトを入れるための段ボール箱(そのソフトのロゴが入っている)という、そもそもそんなものが有ったのか…とそれを集める奴がいるんだという二重の驚きがありますね。これ保管するだけでも大変そうだな。
  • あと「MOTHERの非売品グッズ」もかなりヤバイな。というかMOTHERの非売品グッズがこんだけあるというところにまず驚くわ。あとしれっとMOTHERのカートンダンボールもコレクションに含まれているのがちょっと笑える。コレクターの世界は広いなw
  • ちょっと特殊なところだとベネッセが出していた「得点力学習DS」シリーズ。たまにハードオフのワゴンソフトに紛れているシリーズですが、これ一般販売してなかった奴なのね。シリーズ一覧が載っています。追加配信ソフトとか含めて60本以上とかめちゃ多くて、当時のDS人気が伺えますね。

 なお、本書は書泉ブックタワーで購入した時、ゴールドカバーバージョンがおまけでついてきた(わざわざこれの為に秋葉原まで行ってきた)。地味に持って帰るの大変だったけどなw

↑昔のレアソフトっぽい趣のゴールドカバー。裏面のバーコードのところが「非売品」となっているあたりが素晴らしいねw