Switch版「スイカゲーム」レビュー

 今Switchで一番熱いゲームこと「スイカゲーム」のレビューです。

 本作は元々家庭用プロジェクターに入っていたゲームの一本だったらしく、2年前にSwitchに移植。 そのままひっそりと消えゆく運命かと思いきや、なんかプレイ実況でめっちゃ火が付き、気が付けばSwitchダウンロードランキング1位。100万DL到達というなんかとんでもないことになった。とんだシンデレラストーリーもあったもんである。

 というわけで早速はやりに乗って購入。5~6時間ぐらいプレイした感想となります。

 

 メニュー画面を見ただけでわかるシンプルさ。よくよく考えたら「スイカゲーム」ってタイトルも凄いなw 自動翻訳じみた趣がある。

  • でもプレイするとこれ以外思いつかないぐらい、このゲームを表した良タイトルだと思う。

 ゲームとしては非常にシンプルなパズルゲームで、上から(なんかジュゲムの雲みたいなやつが)フルーツを落とし、同じ種類がくっ付くと1段階レベルアップ(よりデカいフルーツになる)。最終的に箱からフルーツが出てしまうまでに何点獲得できるか、というハイスコアを競います。

  • 同じフルーツを2つくっつけてレベルを上げていくパズルゲームというところで「2048」を思い出します。ゲーム感覚的には結構近い印象。

 

 なんかこのフルーツたちの顔を見ていると、昔の(20年ぐらい前の)2ch時代のAAを思い出す。えらい可愛らしいなw

 

 基本落ちてくるのはリンゴ(LV6)までで、それ以上のサイズは自力でくっつけてレベルを上げていく必要あり。LVが上がるほどにデカくなり、最大レベルのスイカにもなるとめちゃデカくて邪魔w

  • フルーツ同士は物理エンジンに従って動作しており、基本丸いため上からぶつけることで転がっていったり、フルーツがくっ付く反動で吹っ飛んでいったりする。これが毎回結構ランダムな運要素と、それを実力でねじ伏せる感覚を味わえる絶妙な加減で融合しるところがマジで良く出来ている。
  • タイトルにもなっているスイカへの到達がまず結構難しいので、まずはこれを作ることが第一目標。一応、セオリーとしてはフルーツ同士を綺麗にくっつけるため、左→右(あるいは右→左)の順番に大きくなるように並べ、余計なフルーツが隙間に入らないことを心掛けること。↑のようにデカいフルーツが分断されるとかはかなり良くないぞw

 

 3000点が一つの壁で、なんか適当にプレイしていると2000点前後にしかならんことが多い。意外と安定してスイカ作れないんですよね…。

  • このゲームオーバーしてからのリトライがめちゃ早いところも特徴で、これにより「あと一回だけ」と連続プレイにハマりやすいw マジでプレイ全体が快適なんですよね。この辺もヒットした要因かも。
  • 過去の成績を「本日」「月間」「総合」に分けて見られる点も良く出来ていて、「過去の記録を塗り替える」と割と躍起になって遊んでしまうようになっている。ネットランキングも読み込みとかが全然なくシームレスに見れたりと何気に低価格帯のゲームとしては凄いことやっとる。

 

 そしてネットランキングを見たら、なんか異次元の戦いが繰り広げられている…。6000点とかどうやったら到達できるんだよ…。

 

 いや、これ面白いわ。1プレイは短いのに繰り返しで遊びやすいから延々プレイし続けてしまう不思議な魅力がある。240円という安さもあって気軽に買えちゃうこともあって、こりゃブームになるのもおかしくないなって完成度。ぜひこのフルーツ沼を味わってほしい。