Switchでいろいろダウンロードソフトを遊んでみた(6)

 年度末とコロナ騒動が重なったせいか、最近e-ショップを除くと大胆な値引きを行っているソフトが多い。ということで今回はそんなセール中していたソフトの中で、「100円セール」を行っていた作品をレビューしてみる。

 

●おじいちゃんの記憶を巡る旅

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  • タイトルがストーリーそのものを表しているパズルアクションゲーム。独特なビジュアルが特徴的で、作中一切言葉が登場せず、その絵本のようなグラフィックと、ちょこまか動くキャラクターだけでストーリーを表しきっている。

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  • パズルゲームとしては、指定通りの位置まで歩くおじいちゃんを誘導しながらゴールに導いていく。このとき、背景となっている地形の方をいじることができるというシステムで、うまく地形操作を行って道を作ってやる必要がある。神の視点からおじいちゃんの旅を支援するのだw
  • 攻略のポイントは「今おじいちゃんが歩いている地点は地形操作できないこと」。そのため、一時的に他の地点に移動させ、その間に別の地形の形を変更し…という具合に進めていく。
  • たまにギミックも登場するが、これはポイントクリックやドラッグを使って移動させたりすることができる。特に中盤に登場する「羊の群れ」は結構な難関で、「クリックすることで隣の牧草地に移動する」というルールを理解し、うまいところおじいちゃんの行く道を作り出すようにしていかなければならない。
  • それを含めても全体的難易度はそれほどでもなく、大体2~3時間程度でオールクリアできる。

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  • ステージクリアごとにおじいちゃんがまだ若かりし頃の記憶が1枚のイラストで表示される。このストーリーがシンプルなのに非常に良く出来ており、この点はかなり良かった。ストーリーが明るい部分ではステージが明るく爽やか、重い部分に来ると、雨や嵐といった感じのステージなるなど細かい演出面も非常に秀逸。おじいちゃんの旅の最後を見届けたくて、結構のめり込んで一気にプレイしてしまったぞ。
  • 念のため言っておくと、「おじいちゃんの記憶を巡る旅」というタイトルから、「これ、最後におじいちゃんが亡くなるのでは…」と不安になったがそんなことはないので安心してほしいw おじいちゃんの旅(文字通り人生の旅路)の終わりに待ち受けるものは何か、それは君の目で確かめてほしい(Vジャンプ並)。

 

●コンダクトトゥギャザー

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  • 箱庭的な世界で電車を運行し、制限時間内に決められた乗客数を運ぶリアルタイム系パズルゲーム。

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  • Eゲージのようなミニチュアの電車が勝手に移動するため、それに対し分岐点を十字キーを使って切り替えつつ、駅へと誘導する。乗客には色があり、その色に対応した駅で降ろすことでノルマ達成。制限時間内に決められたノルマを達成するのが目的となる。
  • ルールはシンプルだが、難易度は激高。というか複数の電車がマップ上を行きかうため、目が追いつかないw しかも電車同士はもとより、マップ中のギミック(車とか)に激突しないように常に気を配る必要がある。電車は別個にブレーキをかけることはできるが、制限時間が案外厳しめで早々ゆっくり運転するわけにもいかない。制御装置一切なしで電車の統制を取る指令室の気分が味わえるゲームですw
  • 分岐点はすべて十字キーの上下左右に1つずつ割り当てられているのですが、どの分岐点がどのキーにに割り当てられているかが直感的に分かりにくいのだけが難点。さすがに1、2、3、4といった数字表記だとではとっさにどの方向を押せばいいのかピンとこないので、ここは上下左右で表示してほしかった。

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  • エリアマップ毎にギミックも豊富で、単純ながら飽きない作り。エリアクリアごとに使用する電車のスキンももらえます。最初のエリアで新幹線100系が出るのは、凄い分かっている感あるw
  • やはりその凶悪な難易度がネックだが、パズルとしては無茶面白い。マルチプレイも可能なのでみんなで電車や分岐を操作しながら遊ぶのも面白いかもしれないw

 

 奇しくも2本ともパズルゲームですが、どちらも結構な良作。これが100円セールとか無茶苦茶お買い得でした。100円セールで購入したゲームは他にもあるので、まぁボチボチプレイしていこう。