「劇場版シティーハンター 天使の涙」観てきた

  シティーハンターの新作劇場版「天使の涙(エンジェル・ダスト)」を観てきました。

 2019年の「新宿PRIVATE EYES」以来4年ぶりですね。というかまだ新作作れるんですね(主に声優さんの年齢的な意味で)。

 映画館で書き下ろし色紙貰った。

 

<ネタバレあり感想>

  • さて今回は予告編PV以外の情報を全く仕入れずに見に行ったため、「とうとう(実質ラスボスの)海原が出るということは原作の最終版がアニメ化するのか」とワクワクして観に行ったんですが、まさかの「顔見せだけで今回は決着しない」という「次回へ続く」展開になるとは。完結編を期待していたらかなり肩透かしを食らった気分。
  • そしてまた登場できないミック…。というか今回登場したオリジナルキャラたちがミックの要素を少しずつやっちゃったし、これ続編出ても登場できないパターンかなぁ。ミック好きなキャラなんだけどアニメ化に恵まれんな。
  • 映画自体は、ゲストヒロイン役の「アンジー」相手ににセクハラしまくるリョウといい、ハンマーで殴りまくる香といい令和のコンプライアンスなんて知ったことじゃねぇという展開のところは実にシティーハンターでした。
  • 原作に出て来た「エンジェル・ダスト」が麻薬ではなくナノマシンという思い切った改変がありましたが(これはコンプライアンスの結果でもあるらしい)、銃弾に撃たれても回復しちゃうわけ分らんパワーアップ具合を考えるとむしろこれはアリかな。
  • 今回の敵役として出て来たピラルク―とエスパーダの二人は敵なのに妙に生活臭があって仲間思いだった李、ゲストヒロインかつ「海原に育てられた娘」としてリョウと対峙して悲劇的に散っていったアンジーといい、敵側があんま憎めなくて妙にしんみりくる展開なのも、シティーハンターとしてはちょっと珍しい展開。こいつら映画オリジナルキャラなのにここで死んで脱落なのは惜しいぐらいキャラ立ってたな。
  • 前作はわりとちょい役だったキャッツアイの面々も、今回はオープニングから割とストーリー面に関わってきたり、次回作への伏線になるであろうエンディングでの出番といい、なんか完全にレギュラーキャラ扱いになっとる。しかもかつてのコラボの縁からかルパン三世までちらっと出て来たのにはビビった。この世界にルパンがいるという事はコナンもいるのか…。あの治安を考えたら、そりゃスイーパーも必要ですねw
  • ゲストといえば、実物大ユニコーンガンダムが出て来た時、バナージのセリフが一言出て来たのですが、ラストのスタッフロールに「バナージ・リンクス」が出て来たのがめちゃ面白かったw なんで関係ないアニメキャラのキャストが堂々と出るんだ。
  • あと、本編映画とは全然関係ないんですが海原が画面に映るたび、錦ソクラの「3年B組一八先生」のシティーハンターパロディ回が頭に思い浮かんでしまって仕方なかったw トニーたけざきのマンガ読んだ後のファーストガンダムみたいな呪いにかかっている。

 シティハンターらしからぬビターなラストからの続編展開は割と賛否分かれる内容。

 私個人としては「これは早いところ続編を公開してもらわんと困る」って感じですね。オリジナル展開で海原を登場させた以上、キッチリ最終決着までは続けてほしいところ。キャストの年齢的にもマジでちょっぱやで頼むわ(できれば来年ぐらいに)。