Switch版「サーガイア(ゲームボーイ)」レビュー

 今回のゲームレビューはSwitch版「サーガイアゲームボーイ版)」。なんかタイトルの意味が分かりづらいですが、要はゲームボーイ版のダライアスサーガイア」のSwitch移植版となります。

  • こいつは「ダライアス コズミックコレクション」のAmazon予約特典版だったという中々レア目なゲームの単体売りバージョン。最近セールで100円だったので即購入。
  • 通常版の「ダライアス コズミックコレクション」は持っていたんで、単品版あるのはありがたいな。

 

 ゲーム内容としては「ダライアス」のゲームボーイ移植版。ただ海外版「ダライアスⅡ」のタイトルが「サーガイア」なのでこの辺軽く混乱する。

 

 本作は正直言ってゲームボーイ版のシューティングとしては最高峰。横スクロールSTGとして今遊んでも十分遊べるポテンシャルを秘めています。

  • ゲームボーイとは思えない背景書き込み(多重スクロールまでする)と、ゲームボーイにあるまじきBGMの良さ(GB音源だとマジでトップクラスだと思う)。
  • 原作(ダライアス)本編との違いはパワーアップが5段階となっていること。アイテムも比較的まとまって出るため、シリーズ作全体で見ると復帰はかなり楽。
  • ただ、ミサイルがマルチ(4方向)になると弾の出がめっちゃ悪くなる(一発ずつしか出ない)ため密度スカスカになりやすい。場所によってはパワーアップせずにツインボムの方が使いやすい時もあり。この辺はある意味シリーズお約束w

 

 またこの手のレトロゲームリメイクにありがちなクイックセーブ・ロードも搭載。このゲームも「ダライアス」シリーズの例にもれず道中がちょい長めでなので、要所要所でセーブしておくとかなり快適にプレイできる。

 

 また、元々のゲームボーイ版の時点でオート連射機能があったんですが、今回は連射速度切り替えも可能となっています。

  • 正直、元連射だと速度が遅めなので、ゲーム開始時に連射調整したほうがよい。

 

 シルバーホークの背景にデカデカと出現するボス前「WARNING」演出が超カッコいい。

 

 ボスはダライアスの「キングフォルス」を始めとしたダライアスシリーズお馴染みのボスのほか、オリジナルボスとしてマンボウカブトガニ(外伝の奴は多分こっちが元ネタ)とか個性的な奴ぞろい。

  • しかもこのゲーム、全8ステージとゲームボーイSTGとしてはかなり大ボリュームなんですが、そのためか前半ボス、後半ボスで2回もボスラッシュがあるため、ボスキャラ達の印象はかなり強い。
  • というか逆にボリュームあり過ぎて一周40分以上かかるのがある意味難点でした。ゲームボーイ版だと特に途中セーブが無かったから電池が持たないとやり直しだしw その点でもこのSwitch版は弱点を克服したバージョンといえるかもしれない。

 

 ラスボスはシリーズ屈指の人気ボス「グレートシング」(クジラ)。まぁダライアスのラスボスといえばこいつだよね。

  • 本作では多彩な攻撃をしてくるうえ、口が開いた時しか本体にダメージを与えられないので結構な強敵。

 

 本作は難易度が3つあるが、各モードでエンディングが異なる(らしい。ハードがクリアできんので確認できず)というのも中々凝っている。

 

 いや、これ本当にできているわ。ゲームボーイのシューティングだと「ネメシス2」と並んで好きなタイトルでしたが、令和の時代になってまさかSwitchで再びプレイできるようになるとはね。今ならセール中でくっそ安いのでめちゃオススメ。