Switch版「ツクールシリーズ CHAM THE CAT ADVENTURE」レビュー

 本日二本目のゲームレビューは「ツクールシリーズ CHAM THE CAT ADVENTURE」。これも携帯ゲーム機「GAME BUDDY」シリーズの一本という体のレトロ風ゲームなのですが、まぁコレは非常に元ネタが分かりやすく、GBのロンチ作にして傑作「マリオランド」をオマージュしたアクションゲームとなっています。

 

 お、おぅ…。オマージュにしたってまんま過ぎない?w タイトル見ただけで「マリオランド」そのもの感が伝わってきますね…。

 

 で、ゲームが始まるとタイトル画面以上にどこかで見たグラフィックにステージ構成。BGMに至るまで絶妙な似具合で、プレイ始めた瞬間変な笑いが出たわw

  • 一応、差別点としては「ハート」が最大3つまで溜められ、ダメージを受けるごとにコレが減っていくというライフ制となっていること。これのためかなりやられにくくなっている。
  • また、ハートが溜まるごとにパンチ→ムチ→ムチから衝撃波と攻撃手段が変化していく。ムチのリーチがかなり長いため、コレがあるとないとでは攻略の難易度が激変するため、基本はHP2以上を維持するようにしましょう。

 

 ステージ中には鍵があり、これを獲得したうえでステージ最後の上段ゴールに入ることでボーナスステージに進むことができる。これもどこかで見たなぁw

  • カギを全部集めると隠しステージに進めるらしい。今回はすべての鍵の取得ができなかったので未確認。

 

 1ワールドは3ステージ構成。ステージ最後にはボスが待ち受けています。このボスの攻略方法もどこかで見たぞw 

  • もちろん、後ろのアレを取れば一気に倒せるアレです。ただダメージを受けると無敵にはなるもののボスをすり抜けることはできない。そこはさすがに対策していました。

 

 一部のステージはシューティングステージとなっている。うん、もうこれ突っ込んだら負けな奴ですよねw

 

 つ、突っ込んだら負け…。いや、これはまんますぎだろw突っ込まずにはいられないでしょコレ。

 

 ワールド3ははにわが、ワールド4だと和風のお化けが敵として登場するなど、元ネタからのずらし具合が絶妙な箇所もあるw くそう、このゲーム作った奴分かっているなw

 

 とまぁ全体的な雰囲気、BGMに至るまで「マリオランド」の忠実なオマージュ作というかパロディといった感じの本作ですが、アクションゲームとしてはライフ制であること、1UPが多いことなどからそこまで理不尽な難易度でもなく、かつセーブ&コンテニューもあるため、非常に遊びやすいバランスとなっています。

  • 難点は、アクションゲームとしての挙動がちょっと怪しい時があること。敵を踏んで倒そうとしたとき、たまにすり抜けたりと判定がおかしくなること。気持ち敵が多いと起こりやすく、特に後半ステージの敵を足場にして移動したりしているときに発生するとかなり鬱陶しいです。
  • あとなぜかは分からないんですが、何かの拍子に完全無敵モードになってしまい、ダメージをいくら受けても穴に落ちても死なないという謎の状態になりました。穴からはジャンプして復帰できるときもありますが、完全に床で敷き詰められていると脱出不能になったりとプレイがめちゃくちゃになってしまい、しかもリセットしても直らなくなったため一度セーブデータを削除してやり直したんですが(さすがにこれで直った)、これは開発用デバッグモードとかそういう感じのアレだったんでしょうか…。

 

 これも「サンダーストライカー」と同じでお値段が少々高い(1200円)っちゃ高いのですが、ちょうど正月セール中(20%OFFの960円)なので、「マリオランド」好きならばぜひ一度プレイして、その内容にツッコミを入れてほしいw