この間の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」があんまりにも楽しかったので、にわかに映画熱が盛り上がってしまい、「何かまた観に行くか」というテンションに。
で、「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」観てきました。なんでGW中という恵まれた条件の中、こんな映画をチョイスしてしまったんだ…。
<公式>
まぁ、タイトルで分かるとは思いますがいわゆるキワモノ映画ですね。みんな大好きなサメ映画とみんな大好き忍者映画を足したら、きっと面白くないわけないですねw
ものがキワモノ映画だけに公開館がわりと限られてたので、今回は池袋シネマ・ロサに行ってきた。なんかキワモノ映画ばっか観に行っているなココ…。
20時半からというかなり遅めの時間帯だったのにそこそこ客が入っていたのにビビったわ。
<ここからネタバレ>
で、まぁ懲役80分くらうぐらいの気持ちで観に行ったわけですが「あれ、意外と面白いかも?」といった感想になります。いや、私の感性なんて死ぬほどあてにならんですけど…(キワモノ映画ばかり見過ぎて来るっている可能性は否定できん)。
- まず真っ先に気になるであろう「これサメ映画なの?」という点については、正直サメ部分は添え物、というかこれ「ニンジャVSシャーク」じゃなくて、「ニンジャVSニンジャ」なのでは?といった感想w うん、まぁサメ映画としてはサメの出番が少ないというのはアリがちなんだけどね…。とはいえ、ラストバトルはサメとのバトルだし、一応見せ場が無いこともないかな。
- でもサメ映画なのに人を捕食するシーンが無いというのはどうなんだw
- なんというか、見た目が時代劇なのにセリフ回しとか、殺陣とかカメラアングルとか、あと無駄に突っ立ってべらべら説明するところとか、全体的にニチアサ特撮寄り。その分アクションシーンはマジでキレッキレで、そこだけはそこらの邦画系大作タイトルとかよりもよっぽど良く出来ている。
- この映画、上映時間は結構短いんですが(77分)、そのせいか意外と中弛みが少なく、アクションアクションまたアクションの連続なので見せ場は結構多い。この辺はアクション映画としては(あからさまに低予算が見て取れるけど)結構ありなのでは?
- ストーリーはまぁツッコミどころ多め。「死体有効活用されすぎ」「簡単に首が飛びすぎなど、ゴア描写がむしろギャグ」「さっきと回想シーンの内容違わない?」「なんでお前らそこで突っ立って観ているだけなんだよ」とかひたすら心の中で突っ込みながら見られるところなどはある意味面白い。これ実況とかしたら盛り上がるんじゃないですかね。
- あと単なる村人であり、主人公の相棒役ともいえる「信助」(ゴースのタケルの人)が、作中ひたすらボコられたり、どうみても致命傷としか思えんダメージを追ったりで割と最後まで生き残るかどうかハラハラしたw
ある意味、Z級全開なタイトルなのに意外と観れてしまうため、おバカなサメ映画を期待していると肩透かしを食らうというのが逆に欠点かなw むしろアクション映画としてみれば案外ありな奇作といったところでしょうか。特撮好きでゴア描写に抵抗が無ければぜひ。