Swtich版「迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ」レビュー

  今年のお盆は結局休みなしだった(時候の挨拶)。全然ゲームで遊べないなぁ…。積みゲーが溜まっていく一方で辛い。おお神よ詰みを許したまえ…。

 

 ということで本日のゲームレビューはSwtich版「名探偵ピエール:ラビリンス・シティ」です。以前の「インディー・ゲームワールド」の紹介PVでやたら目立っていたので気になっていた一本です。

 

 元ネタはベストセラー絵本シリーズ「迷路探偵ピエール」。文字通り緻密なイラストに描かれた迷路を楽しむ絵本で、本作はその一作目のゲーム化作品とのこと。


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 スタートメニューの時点で圧倒される書き込み量。この時点で「こいつはとんでもないゲームかも」と期待が高まります。

 

 

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  ゲーム内容は非常にシンプル(元が児童向け絵本ですし)。この高密度イラストで描かれた迷路を進み、ゴールまでたどり着けばステージクリア。

 

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 ただゴールするだけではなく、マップ中には様々な探査要素があり、巧妙に隠されたそれらのコレクションを揃えていくという遊びもある。

 

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 コレクション要素を見つけるためのヒントもコレクションできるw 結構凝った仕掛けもあるので、探すまで無駄にウロウロしてしまうことも。

 

 

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 集めたコレクションはメニュー画面の棚に揃っていくので収集欲がばっちり満たされます。これも凄いイラスト密度だ…。

 

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 ↑個人的に好きなマップ。

 とにかく「迷路」のイラスト密度が半端なく、しかも細かくアニメーションするため観ているだけで楽しくなる。まさに動く絵本といった感じで見どころ満載。この描きこみ+アニメーションの盛り沢山な内容ながら元の絵本より安いというのは一体どういうことなんだろう。めちゃくちゃお買い得なのでは…。

  • このゲームは断然デカい画面で遊びましょう。携帯モードだと細かいところが見づらいレベルの描きこみなので。
  • 残念な点は「児童向けなのに漢字にフリガナがないこと」。メイン層の幼児には微妙に難し目の漢字がちょいちょい使われていて、この点はさすがに原作を踏襲してフリガナを振るようにしてほしかった(あるいはひらがなモードを追加するか)と思う。

 ちょうど夏休みの時期に子供と一緒に遊ぶのに良いかもしれない一本。これは(無茶とは知りつつも)今後のシリーズ化が楽しみですねw