川口のSKIPシティで開催中の「遊ぶ ゲーム展」に行ってきた

 正月休みも開けたと思ったら再びの三連休。ぶっちゃけ暇を持て余していたので、ちょっと遠出。
 場所は埼玉県川口市SKIPシティ 彩の国Visual Plazaで開催されている「遊ぶ ゲーム展」に行ってきました。現在はステージ2ということで、古めのアーケードゲームを中心に実際に遊べるということで、思い出のゲームにも出会えるかもしれません。<公式> ※3月12日まで
http://www.skipcity.jp/vm/game2/


SKIPシティ
 まず、最初に失敗から。当初、このSKIPシティの場所を把握しておらず、西川口駅から徒歩で向かったのだが、これがまたむちゃくちゃ遠い。ちょっと迷ったとはいえ、40分以上歩く羽目になりました。最寄駅が遠すぎる…。

  • 幸い、バスは近くを通っているので、向かう場合はバス利用をお勧めします。流石に帰りはそうしました。

 正月明けの三連休中なのに、全然人が少なくてちょっと焦りました。本当にここでゲーム展が行われているのか…。
  
↑入り口。なぜか鉄人がいた?
 一応入り口にポスターが貼ってあって一安心。ここで合ってた。

  • 今回はスルーしましたが、ここ普通の科学博物館やプラネタリウムNHKの映像ミュージアムなんかもあって、子供連れなら十分一日楽しめそうですね。遠いことを除けば結構良いところではないでしょうか。車で行けば良いしねw

 ゲーム展は映像ミュージアムの3Fで開催中です。途中、2Fを通りますがここでは映像ミュージアムの名の通り、様々な映像技術の展示を行っています。ここはここで結構面白そうでしたが、今回はスルー。

↑テレビ用や映画用の機材などが展示していました


↑ゲーム展入り口。期待が高まります。

 ゲーム展に入場すると、まずはさっそくゼビウス筐体がお出迎え。1コーナーを使っての全力の紹介です。あのいかにも80年代ゲーセンって感じのピコピコ音が堪りません。
 
↑なつかしのテーブル筐体。インタビュー映像なども流れていました。

  • なお、テーブル筐体では遊べませんでしたが、アップライト筐体で遊ぶことは出来ます


ゼビウスの企画書も展示
 ゼビウス制作資料も展示していました。時代が時代とはいえ手書きの仕様書ってのがまたすごい。


↑伝説の攻略同人誌も
 そしてかの有名なポケモン田尻智氏の作成したゼビウス攻略本まで展示。スゲェw 本気の展示過ぎてなんか笑えます。
 凄いプッシュっぷりですがどうやら、1月21日にはゼビウスのゲーム大会も開かれるみたいですね。腕に覚えがある方々は参加してみてはどうでしょうか(13日まで受け付けているみたいです)。

 
マリオブラザーズパンチアウト
 ちょっと奥に進むと、テーブル筐体やスタンディング筐体の懐かしアーケードゲームがお出迎え。当然これらは入場料(510円)だけでフリープレイできます。というかパンチアウトのスタンディング筐体初めて見たよ。


リブルラブルのテーブル筐体
 そして、リブルラブルのテーブル筐体もありました。ですよね、このゲームはやっぱりテーブル筐体じゃないとねw

↑ちゃんとバシシマーカーも完備
 そしてまさかのバシシマーカーも用意されていました。ここの担当者分かっていますね(流石にオリジナルではなかったですが)。あまりの懐かしさにしばらくここで遊んでいましたw まだ序盤なのに何たる罠か。


↑なぜかD&D赤箱が展示されていた
 謎だったのが、なぜかドルアーガーの塔の横にD&D赤箱が展示されていました。たしかにRPGの始祖だけど謎すぎるチョイスだ…。

 そこから次の展示に向かうと、黎明期の家庭用ゲーム機の展示がありました。
 
↑日本じゃマイナーなatari2600と伝説級のクソゲー
 まず最初のお目見えはatari2600。実は日本でも出たんですが(atari2800)、同じ年にファミコンが出てしまったので非常にマイナーになってしまった名機。
 で、よりによってその名機の紹介に並んでいたゲームがよりによって「E.T」かよ。伝説のクソゲーじゃないかw ここの担当者いろいろ凄いなw

  • アメリカのゲーム市場を粉砕したとされる「アタリショック」の象徴的なクソゲーで、大量の在庫がアリゾナの砂漠に埋められたという都市伝説、のちに砂漠を掘り返し本当に出てきたという嘘みたいな実話で知られるw 
    • ちなみに私はこのゲーム、実機で一度プレイしたことがあります。時代を考えると正直言うほどクソゲー感はなかったんですが(むしろプログラムやグラフィックはよく出来ている部類)、ゲームルールが(当時として)複雑すぎたのが悪かったんでしょうね。

 
ファミコンコーナー
 そして、atari2600の次に並ぶは言わずと知れた家庭用ゲーム機の雄、ファミコン。いろいろゲームも展示されていたのですがチョイスが少々謎w

 
↑マイナー極まりない周辺機器も。
 というか一緒に展示されている周辺機器がマジでどこから持ってきたレベルの骨董品なのがスゲェ。とくに「ファミリーベーシック」「データレコーダ」は懐かしすぎて笑えます。これ若い人知らないだろw

  • ファミリーベーシック」はファミコンでプログラムを行うというタイプの周辺機器で「データレコーダー」は専用のデータ保存装置です。ファミリーベーシックは正直発想は悪くなかったのですがメモリが少なすぎて当時でもプログラムに苦労してた記憶が。メモリがもう少し多くてデータのやり取りや簡単だったらもっと普及したと思うのですが。当時を振り返ってそんなことを思いました。


↑あとニンテンドーVS筐体も展示
 ファミコンのコーナーにニンテンドーVSシステム筐体も展示されていたのは笑いました。確かにこれもファミコン関連機(基盤構造はファミコン互換)といえばそうなのかな。

  • そういえばこれ、日本だと早々に無くなってしまったのですがどうも海外だと結構長く続いていたのですね。DrマリオのVS筐体があったこと初めて知ったよ。これのバルーンファイトとか超面白かったので日本でももうちょっと続いてほしかった。



↑いよいよ遊べるゲームコーナー
 ファミコンの展示を抜けると、懐かしのアーケードゲームの展示コーナーに。遊べるゲームが多いこともあって展示内では一番人がいました。まぁそれでもちょっと待っていれば普通に遊べるレベルでしたが。マジで人少ないね。


↑デコカセとバブルシステム
 アーケード基盤の展示として、懐かしのデコカセシステムとバブルシステムが展示されていました。デコカセ懐かしいw バブルシステムはまだ現役で動いている筐体も見たことはありますが、中身は初めて見ました。こんだけメモリがあったらそりゃ機動遅いわけだw

 
ナイトストライカー
 遊べるゲームの中に、まさかのナイトストライカー稼働筐体がありました。これ簡易筐体じゃない稼働筐体初めて見た。ダメージを受けるたびに筐体がピカピカ光るので微妙に遊びにくいのは内緒だw


ダライアス
 ダライアスも大型筐体で絶賛稼働中。でも流石にイヤホンジャックは使えなかった。残念。

  
↑懐かしのマーブルマッドネス
 ボールを転がすという謎ゲームのマーブルマッドネスもちゃんとトラックボールで稼働していました。いや、懐かしいなコレ。たまに手の皮はさんで血まみれになったりなw

 遊べるアーケードゲームはこれ以外にも「グラディウス」「R-TYPE」といった名作シューティングや「ガントレット」のスタンディング筐体とかマニアックなチョイスまでいろいろありました。正直一日遊べそうですねw

  
セガの体感筐体
 古のアーケードの伝説でもある、セガ体感ゲームシリーズも展示されていました。ただ流石にメンテの問題か、遊べるタイミングは制限されていてこの日は遊べませんでした。非常に残念。

 アーケードコーナーを抜けると、再び家庭用ゲーム機の紹介が。こちらではファミコン以降の国内ゲーム機が紹介されていました
  
↑GBにネオジオSFC
 ゲームボーイスーファミメガドラPCエンジンに並んでさらりとネオジオが混ざっているセンスがちょっと面白いw

  
↑ホビーパソコンシリーズも
 そして家庭用ゲーム機と呼んでよいのか微妙ですが、ホビーパソコンも一緒に展示。MSXはまだギリギリわかりますが、まさかX68000やPC88まで展示されているとは思わなかったのでびっくりしました。

  • PC88がイースというあたり分かっていますねw たしかにPC88はイースで遊んでいた印象強いわ。

 最後の展示はゲーム音楽。ゲームの音楽や音源についての展示が並んでいました。
 
↑作曲システム。波形メモリ音源はなかなか凄い
 私はゲーム音楽には詳しくないのですが、波形メモリ音源のシステムはちょっと面白かった。なんで波形というのか知りませんでしたがこういう仕組みだったんですね。流石に当時からタッチパネルじゃなかったとは思いますがw


 という感じでしばらく懐かしく遊んでいました。正直博物館としてはちょっと狭く、経路も短めですがその分いろいろ遊べて、ぎゅっと見どころが詰まった展示になっています。ここ以外にもいろいろ見て回れる施設なのでマジで家族連れとかにオススメできる内容かも。それだけに駅から遠すぎるのが難点ですが…。