ドラゴンクエスト3 「戦う」を使わずクリアしてみる(3)

 忘備録とかも兼ねたドラクエ疾風魔法大作戦3回目。 カンダタ相手に無駄な苦労をして撃破したところから続きです。

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◆自由な船旅と新たな仲間◆
 これでやっと船を入手。ドラクエ3で一番楽しい瞬間はこの船を手に入れて世界が広がった時だと思う。

 さて、まずやることはスーの村に直行し、即効で「いかずちのつえ」を入手すること。
 こいつは使用するとベギラマの効果が得られる、今回のプレイにおけるメイン攻撃手段となるアイテム(武器にあらず)。スーの村の井戸で拾えるので、船を手に入れたら速攻でここにやってくるのがドラクエ3のセオリー。さらにここの村の道具屋には「きえさりそう」が売っているので、これを購入したら即座にエジンベアに取って返し、「かわきのつぼ」→かわきのつぼを使って「さいごのかぎ」入手までを行ってしまう。
 更にさいごのかぎを手に入れる祠にほど近いムオルの町に立ち寄り、勇者専用兜の「オルテガのかぶと」と、バギの効果のある「さばきのつえ」を入手しとく。
「さばきのつえ」は現時点では僧侶しか使えないのがネックだが、これまたMP節約のための重要アイテム(装備にあらず)。意外と安い(2700G)のも魅力的。

 さて、これで一通り呪文効果のあるアイテムなども出揃ったので、そろそろパーティ四人目を投入するかと思い立ち、アリアハンへ。
 四人目のメンバーとして投入するのは「遊び人」。ゆくゆくは賢者に転職してエースとして頑張ってもらう予定の大型新人。
 今回は性格で粘るのもあれだったので、割と適当にやってたら性格が「きれもの」になった。切れ者の遊び人ってなんだかよく分かりませんが、しばらくはアイテムを使ってメンバーの補助をやってもらいつつ、転職まで待つ方針。

  • ちなみにレベル10ぐらいまであげてみたが、なぜかMPが80を超える謎成長。勇者とかはレベル18でまだMP60ぐらいなんだが・・・。

いろいろ理不尽さなどを噛み締めつつも、ラーミア復活のためオーブ回収を目指す。
 まずはランシールの世界のへそ。ここは敵こそ弱いものの、メンバー一人で戦うことになるのでさすがに現時点ではキツイ。
 試しに勇者に「まほうのよろい」を着せ、いかずちの杖を持たせて挑んでみたがさすがにダメージが大きく先へ進めない。ここはもうしばらく後になってから挑んだほうがよさそうだ。

 取り敢えず、回収が楽なオーブから回収していこう。というわけで、テドンにいって「グリーンオーブ」を、海賊のアジトで「レッドオーブ」を入手する。
この二つは特に難しいところもなく行くだけで回収できるが、問題はここから。
 まず「パープルオーブ」はジパングの「やまたのおろち」を撃破する必要があるが、現時点で平均レベル18ちょっとのパーティでは荷が重い。「シルバーオーブ」は、まずサマンオサの「ボストロール」を倒す必要があるがこちらも正直今のレベルだと無理ゲー。「イエローオーブ」はほかのオーブを取らないと回収できないので、一番マシなのが地球のへその「ブルーオーブ」という有様。取り敢えずしばらくはレベル上げ一択。

 しばらく河岸を変えつつうろうろしていたが、現時点ではアープの搭(「やまびこのふえ」を取るところ。多分めったにいかないダンジョン)で稼ぐのが一番効率が良いっぽいので、ここで修行修行修行、レベルUPUPUP。
 レベル上げともなれば遊び人の「くちぶえ」がすごい助かる。あと、MPが切れそうになったらラリホーで眠らせた敵からひたすらマホトラでMP回収する方法を発見。さらに雑魚狩りの効率が増す。ここから先、MP切れが死活問題となるこのパーティではマホトラが重要なキーになりそう。というかこんな便利だったんだねマホトラ。普段全然使わないから気がつかなかったよ。
 
 レベルが上がり、遊び人がレベル20を超えたので早速賢者に転職。これで攻撃・防御・補助の幅が広がるのは大きい。なぜかMPの伸びが遊び人時代より悪いのには目を瞑ることにして(遊び人時代はマジでなんだったんだこいつ)。
 ほかのメンバーもレベル24までレベルアップしたので、この辺で地球のへそに再挑戦。再度、勇者にいかづちの杖と星降る腕輪を持たせてのリベンジマッチ。
さすがにこのレベルまで上がるとかなり楽勝・・・「ミミック」以外はw ミミックが出たらさすがにどうにもならんので、宝箱は慎重に開けながら、特に苦労することもなく「ブルーオーブ」ゲット。

 地球のへそが終わったらまたレベル上げ。さすがに飽きてきたが、ここから先のボスであるやまたのおろちボストロールは呪文耐性が半端ない(メラ・ギラ・イオ系がほぼ効かない)ので、勇者がライデイン、魔法使いがヒャダインあたりを覚えてくれないとかなり厳しいのだ。どちらもレベル26前後で覚える呪文なので、まずはそのあたりのレベルを目標にレベル上げ。
 ここらへんでレベル上げの場所をアープの搭からジパングの洞窟に変更。ここには「ごうけつぐま」、「ようがんまじん」と行った比較的与しやすい敵が多く(ラリホーが効きやすい)、そこそこ高目の経験値なのがいいところ。ただし時々出る「きめんどうし」だけは要注意。こいつ呪文耐性が高めな上、メダパニベホイミまで使ってくるから倒すに時間がかかってしまう。マホトーンさえ効けば楽勝なのだが。
 なお、こいつとの戦闘中、メダパニで混乱した味方をラリホーで眠らせてやり過ごすという戦法を編み出しました。さすがにこんなパーティアタックの使い方したことないわw


◆壁ボス二体との激戦◆
 ひたすらにレベル上げを続けて、勇者・僧侶・魔法使いがそれぞれレベル26まで上昇。念願のライデインヒャダインをマスターする。さすがにこのあたりでレベル上げも飽きてきたので、そろそろ先に進めることに。
 で、この時点で挑むべきルートはジパングで「やまたのおろち」か、サマンオサ行って「ボストロール」かの二択ですが、今回はボストロールを先に倒すことに。というのもコイツさえ倒せばへんげの杖が手に入る=エルフの村の買い物解禁なので、後のやまたのおろち戦もだいぶ楽になるというわけです。

 まずは「ラーのかがみ」を求めてサマンオサの洞窟へ。このダンジョンには今回のプレイ最大の強敵とも言える「ゾンビマスター」が登場する。
こいつが厄介極まりなく、戦闘に入ったとたんマホトラ連打でこちらのMPを奪ってくるうえ、ダメージを受けるとベホイミザオラルで無駄に粘るので凄まじくウザイ。なぜかマホトーンも効かないので、コイツに出会ったらMP度外視の最大火力を注ぎ込んで速やかに倒すことに(どうせ節約してもマホトラでMP取られるしね)。
 道中何度も遭遇したゾンビマスターの猛攻の前に、MPがリレミト分ぎりぎりしか残らないぐらい消耗しつつもなんとかラーの鏡を獲得。正直やばかった…。マホトーンが効かないだけでこれほど苦戦するとは。

 とはいえラーの鏡は手に入れたので、対ボストロール戦です。
ボストロール」は強力な攻撃力に加え、高いHPと二回攻撃。そして何よりメラ・ギラ・イオ系の呪文無効というやっかいな抵抗を備えた、今回のプレイにおける中盤の壁ボスとも言える強敵。この時点で勇者・僧侶・魔法使いがレベル26、賢者がレベル19という状況。装備、レベルともに十分だと思えるが果たしてどうなるか?

 まず序盤のターンでマホトーンルカナン対策)とピオリム、そしてスクルトを連打して防御を固め、そこからは勇者のライデインと魔法使いのヒャダインをメイン攻撃手段としてダメージを与えていく。僧侶は回復役に回し、賢者は隙をみてヒャドで攻撃。
 ライデインヒャダインは大体80ぐらいのダメージを安定して与えていける。たまにくる痛恨の一撃こそ怖いものの、ピオリムが効いているので相手の攻撃前に回復が間に合うこともあり、倒されるまでにはいかない。とはいえ、こちらのMP消耗も激しく、結構ギリギリの勝負に。
 最終的に勇者のMPが切れる寸前のぎりぎりのところでボストロール撃破! FC版だったら自動回復の前に敗れていたかもしれない。GB版で助かった(GB版には自動回復がない)。

 ともあれこれで念願の「へんげのつえ」を手に入れた。さっそく、アリアハン銀行の預金を全額おろしてエルフの村へ。
 ここに売っている最終兵器「ねむりのつえ」を全員分と、「てんしのローブ」、あとはMP回復用の「いのりのゆびわ」を各メンバーに持てるだけ持たせておく。これだけあれば最後までいのりのゆびわが無くなることもないだろう。多分。きっと。おそらく。

 準備万端整ったところでジパングの洞窟へ向かい、「やまたのおろち」に挑む。
 こいつもボストロールと同様、メラ・ギラ・イオ系の呪文無効なので、ライデインヒャダインを主軸に攻め、僧侶と賢者がガチガチにサポートするという黄金パターンで挑む。
 一応ラリホーが効くが抵抗されることが多いのであんまりあてにならない。そちらよりは効きやすい(気がする)マヌーサをかけておいたおかげか、攻撃の被弾率が大幅に下がってだいぶ楽に。それでも火炎の息のダメージは侮れないですが、回復役がふたりいるこのパーティならば危なげなく攻められる・・・はずだったのですが驚異的な粘りをみせるやまたのおろちの前に、MPが尽きかけるという別の意味でのピンチに。
 どうしようもなくなったら壊れる覚悟で、戦闘中の祈りの指輪発動も辞さない構えだったが、なんとか魔法使いのMPが切れると同時ぐらいに撃破。結構ギリギリの勝利。危ない危ない。

 すぐさま宿屋で回復してから、「やまたのおろち」二戦目。
 前回の反省を踏まえ、今度は回復役を僧侶一人に任せ、賢者も補助をかけ終わったら、ヒャドを積極的に使って攻撃役に回すことに。倒される前に倒してしまうべし。
 完全二回行動で手ごわいのですが、なぜか火炎の息より弱い火の息を頻繁に吐いてくるため、回復さえきっちりしていればそこまで苦戦しなかったり(個人的には一回戦目のときの方が強い気が)。結果として、今度は勇者のMPが切れる前に決着。無事「パープルオーブ」をゲット。

 しかしあれだ。予想以上にライデインが便利だな。普段のプレイだとまず使わない呪文ですが、メラミ以上の威力を持ちながら、抵抗されることがほとんど無いのでダメージを計算しやすいのがありがたい。ボス戦だと特に効果的。
 あとはヒャダインもかなり強力。イオラと同じ消費MP(9)でありながら、威力がより高い全体攻撃で、しかも抵抗されにくいというイオラ涙目の性能。なんで3の時点でこんなよくわからない呪文があったんでしょう? 便利だからいいけど。

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 本日はここまで。次回はいよいよ最大の壁、ネクロゴンド+バラモス戦です。