前回が三日前といういい加減な間隔で送るボードゲームレビュー。今回の品はレトロ感満載ゲーム「クルクルハンバーガーゲーム」です。
↑さすがにAmazonにも写真がなかったのでパッケージを。色褪せ具合が年季を感じさせます。
発売は1984年(ちょうど30年前…)。今は亡き野村トーイ社(現在のハズブロ)製のおもちゃに分類される感じのゲームですね。電池を使う点が「くるりんパニック」っぽいですね。
まず、プレイヤーたちの中央にこのさまざまな「具材」が入ったトレーを置きます。
トレーの中央にはカードを差し込むためのバーガー塔(適当命名)がそびえ建っています。
そして各プレイヤーには自分の色のミニトレーと、オーダーカードの束が渡されます。
- オーダーは大体が「バーガー+サイドメニュー」という組み合わせ。オーダー内容の組み合わせは二種類あり、色ごとに決まっています。
オーダーの束はよくシャッフルし、裏返しに脇に置いてきます。これが各プレイヤーの山札となります。
そして全員オーダー山札から1枚オーダーを引き、中央のバーガー塔に差し込んだらゲームスタート。上の「バーガー」を軽くたたくことでバーガー塔がぐるぐると回転を始めます。
後は回転するオーダー表を見ながら、その内容に従って中央トレーの具材パーツをくみ上げていき、オーダーをいち早く完成させます。
- この具材のパーツがまたよく出来ていて、非常に紛らわしいパーツもあります。とくに「レタス」と「ピクルス」は色が一緒でパッと見区別が難しく出来ています。他にもシェイクのストローの色が二種類ある、などは非常に間違えやすいポイントです。かなり注意が必要です。
- あと、この写真だとわかりにくいですがバーガー塔の回転は結構速いです。そのうえ全員一斉にオーダーをくみ上げるため、具材も確保しなければならず、オーダーを確認しながら組み上げるのは結構難しい。
うまいところ完成させられた(と判断した)プレイヤーはバーガー塔の「バーガースイッチ」を叩きます(勢い良く叩くのではなく、ちょっと押し込む感じ)。
ここでオーダー表と組みあげた内容を比較し、正しい場合+1ポイントとなります。
- ポイントを表すものなどは特にないので、正解したオーダー表を表向き脇に置いて得点としておくとよい。
↑完成したらオーダーと実物を比較。正解を確認します。
誰かが完成したらまた新たなオーダー表を刺し直し、オーダー山札がなくなるまで繰り返して最もポイントを稼いだプレイヤーが勝者となります。
ルールはシンプル(そりゃ子供向けですしね)極まりないルールですが、そのアクション性はかなりの物。リアルタイムで回転するオーダーを確認しつつ、具材を確保しながら組み上げるというマルチタスクが要求され、大人でもむちゃくちゃ盛り上がれること間違いなしの良質アクションゲームです。
問題点はその古さゆえの入手困難性でしょう。これハスブロは今すぐ復刻すべきですねw