最近プレイしたゲーム(66):ディヴィナーレ

 今回のボードゲームレビューは、「ディヴィナーレ〜倫敦の霊媒師〜」。
 タイトルに「霊媒師」とあるものの、どう考えてもただの占いですw 霊媒師関係ねぇw 


↑ボード。ここにカードの予想をビッドしていく。
 ゲームシステム的には「ドラフト+ビッド」のカードゲームといったところでしょうか。
 全部で4種類、計36枚のカードのうち、12枚を覗いた24枚をプレイヤーに配り、それぞれの種類のカードが何枚あるか? を予想していきます。 


↑カード。それぞれ占いのカードになっている。デザインは秀逸。
 4人プレイの場合だと、まず最初に手札を6枚配られるのですが、ここで3枚のカードをドラフトし、となりのプレイヤーに渡します。
 そして、手番ごとに手札から1枚カードを場に公開し、公開したカードの種類が何枚あるか、の予想をボード上にトークンで示していきます。

↑ボードの上にトークンで予想を示していく。
 ポイントなのは、公開したカードのボード上にあるトークンを「必ず」動かさなければならないこと。自分の予想が今置かれている位置であっても、カードを公開した以上は動かさなければならず、しかも「ほかのトークンがある場所には移動できない」ため、公開したばかりに窮地に陥ることもしばしば。

  • トークンを「予想しない」状態に戻すことも可能。このアクションは割と重要。

 こうしてカードを公開していき、手札が一定枚数になったところで再度ドラフトしていきながら、公開→予想を全てのカードが公開されるまで繰り返していきます。

  • 4人プレイだと、残り手札が4枚になったところで2枚ドラフト、残り手札2枚になったところで1枚ドラフト、と計3回ドラフトを行います。

 こうして最終的に公開されたカードの枚数をカウントし、予想枚数がぴったりあたっていた場合は3点、そのニアピン(±1枚)予想の場合は1点を獲得、逆に予想が外れていた場合は−1点となります。

  • 「予想しない」状態となっていた場合は0点。なので、下手に予想するよりは「予想しない」状態にしておいたほうが良い場合もある・・・というか多い。
  • また、最小枚数の予想や最大枚数の予想の場合はボーナス点がついていて、予想が当たると+1〜2点がつく場合もあります。外れた場合は追加で−1〜2点増加するというリスクもありますが、逆転を目指す際は積極的に狙っていくといいでしょう。


↑予想ボードの7、8枚のところにある○、◎のマークがボーナス領域。

 上記ラウンドをプレイヤー人数分繰り返し、もっとも点が高いプレイヤーが勝者となります。
 ゲームとしては割とシンプルなルールですが、カードが何枚あるかを予想する推理力、ほかのプレイヤーに回すカードを操作したり、ハッタリをカマしていく度胸、そして適度な運などが要求されるなかなかに熱いゲーム。プレイ時間も適度(30分〜1時間ぐらい)で、案外さっくりと遊べる点も良いところ。
 あと、箱絵を始めとしたコンポーネントデザインもなにげに秀逸なところもオススメできます。

↑箱絵と同じデザインの説明書。胡散臭さと、デザインされた古臭さが素晴らしい。