ディヴィナーレ:倫敦の霊媒師 (Divinare) ボードゲーム
- 出版社/メーカー: Asmodee
- メディア: おもちゃ&ホビー
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タイトルに「霊媒師」とあるものの、どう考えてもただの占いですw 霊媒師関係ねぇw
↑ボード。ここにカードの予想をビッドしていく。
ゲームシステム的には「ドラフト+ビッド」のカードゲームといったところでしょうか。
全部で4種類、計36枚のカードのうち、12枚を覗いた24枚をプレイヤーに配り、それぞれの種類のカードが何枚あるか? を予想していきます。
↑カード。それぞれ占いのカードになっている。デザインは秀逸。
4人プレイの場合だと、まず最初に手札を6枚配られるのですが、ここで3枚のカードをドラフトし、となりのプレイヤーに渡します。
そして、手番ごとに手札から1枚カードを場に公開し、公開したカードの種類が何枚あるか、の予想をボード上にトークンで示していきます。
↑ボードの上にトークンで予想を示していく。
ポイントなのは、公開したカードのボード上にあるトークンを「必ず」動かさなければならないこと。自分の予想が今置かれている位置であっても、カードを公開した以上は動かさなければならず、しかも「ほかのトークンがある場所には移動できない」ため、公開したばかりに窮地に陥ることもしばしば。
- トークンを「予想しない」状態に戻すことも可能。このアクションは割と重要。
こうしてカードを公開していき、手札が一定枚数になったところで再度ドラフトしていきながら、公開→予想を全てのカードが公開されるまで繰り返していきます。
- 4人プレイだと、残り手札が4枚になったところで2枚ドラフト、残り手札2枚になったところで1枚ドラフト、と計3回ドラフトを行います。
こうして最終的に公開されたカードの枚数をカウントし、予想枚数がぴったりあたっていた場合は3点、そのニアピン(±1枚)予想の場合は1点を獲得、逆に予想が外れていた場合は−1点となります。
- 「予想しない」状態となっていた場合は0点。なので、下手に予想するよりは「予想しない」状態にしておいたほうが良い場合もある・・・というか多い。
- また、最小枚数の予想や最大枚数の予想の場合はボーナス点がついていて、予想が当たると+1〜2点がつく場合もあります。外れた場合は追加で−1〜2点増加するというリスクもありますが、逆転を目指す際は積極的に狙っていくといいでしょう。
↑予想ボードの7、8枚のところにある○、◎のマークがボーナス領域。
上記ラウンドをプレイヤー人数分繰り返し、もっとも点が高いプレイヤーが勝者となります。
ゲームとしては割とシンプルなルールですが、カードが何枚あるかを予想する推理力、ほかのプレイヤーに回すカードを操作したり、ハッタリをカマしていく度胸、そして適度な運などが要求されるなかなかに熱いゲーム。プレイ時間も適度(30分〜1時間ぐらい)で、案外さっくりと遊べる点も良いところ。
あと、箱絵を始めとしたコンポーネントデザインもなにげに秀逸なところもオススメできます。
↑箱絵と同じデザインの説明書。胡散臭さと、デザインされた古臭さが素晴らしい。