- 出版社/メーカー: アークライト
- 発売日: 2011/12/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
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↑小さいながらも文字とかが読みやすいマップ。
ゲーム内容は、簡単に言うと「陣取り」ゲームで、上記イタリアを舞台に「合計5か所のエリアを占領」または「連続した3か所のエリアを占領」したプレイヤーの勝利となる。
- プレイヤーはラウンド開始時に10枚の手札+現在占領している都市数のカードを補充する(ゲーム開始時はまだ都市を占領していないので10枚でスタートする)。
- ラウンド中は傭兵隊長マーカー(黒いコマ)が置かれている都市を取り合うことになるのだが、自分の手番でできることは「カードを1枚使用する」か「パスする」かのどちらかになる。
- 使用したカードは場に並べていき、全員がパスするまでこれを続ける。その後、お互いが場に並べた「戦力値」を比較し、多いプレイヤーがその都市を占領することになる。
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- 基本となるのは1〜10までの数字が描かれた「傭兵」カード。数字がそのまま戦力値となるわかりやすいカードで、ほかの特殊カードの影響を受けるのはこいつだけである。
- 特殊カードとしてはすべての傭兵カードの戦力を1にしてしまう「冬」や、逆にすべての傭兵カードの戦力を上げる「春」、勝敗に関係なく傭兵隊長コマを置く権利を獲得できる「愛人」に、戦力10として扱い特殊カードの影響を受けない「ヒロイン」、一番戦力が高い傭兵を取り除いたうえ、占領できない都市を生み出す「司教」や並べた傭兵の戦力を2倍する「ドラム」など多数存在する。これら特殊カードの使い方が勝敗のキモとなる。
- 基本となるのは1〜10までの数字が描かれた「傭兵」カード。数字がそのまま戦力値となるわかりやすいカードで、ほかの特殊カードの影響を受けるのはこいつだけである。
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- とりわけ使い方次第で凶悪な威力を発揮するのが「かかし」と「降伏」。この二つは常に警戒しておく必要があるぐらい重要なカード。
- かかしは場に並べた傭兵カードのうち1枚を手札に戻すカードで、競り合い→相手が強いカードを使ったところを見計らって使用し、ハシゴを外すことが出来るw
- 「降伏」は、本来全員パスするまで続く戦闘を即終了させることが出来る。つまり自分の戦力値が勝っている状態でこれを使うと、カードを消耗することなく都市を占領できる。このゲームにおける最終兵器。
- とりわけ使い方次第で凶悪な威力を発揮するのが「かかし」と「降伏」。この二つは常に警戒しておく必要があるぐらい重要なカード。
- 頑張って都市を占領しても、カードの補充はラウンドの最初だけのため、次以降の都市では消耗により勝負できなくなることも多々ある。消耗を抑えてあえて勝負を避けたり、逆にここ一番を全力で取りに行くか、といった駆け引きが要求される。
- その駆け引きをさらに加速させるのが「プレイヤー間での交渉OK」というルール。たとえば「こちらの都市を占領させてくれれば、こちらの都市を占領する手伝いをしよう」などと持ちかけてみたり、カードを見せることも可能となっている。もちろん、交渉してそれを無視するのも自由だw
↑徐々に支配されていくイタリアの様子。なかなか勝利条件を満たすのは難しい。
- 1人以外の手札がなくなったらラウンド終了となり、またカードを補充して次のラウンドを行う。これを勝者が決まるまで繰り返す。
ゲームはただカードを出すだけと単純ながら、カードの補充のタイミングの妙と一発逆転のカード要素、交渉もOKという駆け引き要素などなかなかに深いこのゲーム。収束性も高く(5人プレイで30〜40分ぐらい)、初心者にも安心してお勧めできます(値段も安いしね)。
- あえて欠点を言えば、箱のサイズが「あやつり人形」と同じぐらいのコンパクトなサイズで、ボードやカードがきっちりおさまっているのは問題ないのだが、ちょっとコマの類が取り出しにくい構造の化粧箱になっていること。ここはもうちょっと何とかならなかったのか。