ゲーム感想年表 2011年下半期分

 かなり遅くなりましたが、2011年ゲーム感想の下半期分。

■7月 この月の新作は2本。長年活躍してきたDSだが、このあたりでそろそろ新作も息切れしてきたか?

  • ノーラと刻の工房(DS)
    • 世界樹の迷宮の人が絵師など、いろいろ話題があった作品。アトラスの作品なのにアトリエシリーズ的雰囲気のゲーム。
    • ほんわかとした世界観に、わりとシンプルなアイテム制作などはこのタイプのゲームの始祖である「マリーのアトリエ」にかなり近い作品で、いろいろRPGよりとなったアトリエシリーズよりも原点に近い感じ。
    • プレイ感想でも書いたがゲームテンポがかなりよく、1プレイが短めで繰り返しプレイがしやすい。雰囲気の良さもあって久しぶりにエンディングコンプリートしたゲームとなった。
      • オススメ度は☆☆☆☆。
  • デビルサバイバー2(DS)
    • デビルサバイバーシリーズの続編。ポップなキャラクターの見た目とは裏腹のハードなシナリオは今回も健在。
    • 前作に合った「閉鎖状況での狂気」といった要素はだいぶ薄れてしまいましたが、「大災害後の混乱」を前面に打ち出したシナリオはよくこのご時世に世に出せたものだと感心しました。さすがはアトラス、怖いものなしだぜw あと、相変わらずキャラクター造形は素晴らしく、全員が救われるハッピーエンドがあったことは素直にありがたい。欲を言えば個別エンドが欲しかったが(具体的には真琴さんとか)。
    • ゲームシステムは基本的に前作通りなので安定のデキ。一部バランスブレイカー気味な技が追加されている(千烈突き系)せいか難易度は前作より低い気がする。まぁ、ある意味初心者救済ともいえるかも。
    • オススメ度は☆☆☆。3DSオーバークロックのほうはまだ買っていないけどそっちも買うべきかな…。


■8月 この月の新作は2本。

  • エルミナージュIII 暗黒の使徒と太陽の宮殿(PSP)
    • エルミナージュシリーズの最新作。クリアまでの感想などはプレイ日記(全5回)に書いたので、ここではクリア後のダンジョンなどの感想を。
    • ストーリーは、どっちかといえばギャグっぽかったIIに比べてIに近いシリアス寄り。プロデューサーが発売直前で辞めるなどごたごたあったが、シナリオ面ではかなり頑張ったんじゃないでしょうか(IIがはっちゃけすぎというのもありますが)。
    • エキストラスキルの効果が高まる高レベル帯だと、敵味方共にとんでもない火力になりがちで、とくに「精霊契約」のバランスブレイカーっぷりが異常w 敵にこいつを持っている奴がいた場合は真っ先に叩く必要があるなど戦力面にも大きく影響するぐらいデカい。さすがにこの効果高すぎじゃねw
    • 多分2011年で一番プレイ時間が長いゲームは多分こいつ。裏ボスまできっちり倒したあたりで、大体200〜300時間ぐらいはプレイしたかな? 相変わらずの面白さなのだが、裏ボス倒したあたりでシリーズおなじみのヒズベルトさんがいなくなってしまったので、次回作とか大丈夫なのだろうか。
    • オススメ度は☆☆☆☆。このシリーズはすごく好きなので続けてほしいのだが、今後どうなるんだろう。
  • プロサッカークラブをつくろう7 EURO(PSP)
    • 町田ゼルビア」のJリーグ昇格を祈願し、こっそり購入した一本。オリジナルチームとして「町田ゼルビア」を作成してプレイしていました。
    • サカつくはかなり久しぶりなので勝手がなかなか思い出せませんでしたがとりあえず「モーションが昔からあんまり変わってないんじゃ?」という点が凄く気になりました。PSPとはいえグラフィックは結構綺麗で会場の様子とか結構リアル(特にJ2での試合で芝がぼろいところとか)なのに。
    • その後、本当に町田ゼルビアJリーグに昇格できたのは笑った。来年の開幕戦でいきなり本拠地開催できないとか、いろいろ問題が起きていますが、ぜひ頑張っていただきたいです。
    • オススメ度は☆☆☆。とりあえず2012年版の新作が出たら買って、真の「町田ゼルビア」でプレイすべきか…。

■9月 この月の新作は1本。

  • 閃乱カグラ(3DS)
    • 「3Dでおっぱい」という、潔すぎるわかりやすいコンセプトのゲーム。チャレンジャー度合いでは「どきどき魔女神判」といい勝負だと思うw
    • 購入時レビューでも言ったが、あふれ出るイロモノ臭でありながら意外に面白いゲーム。大量の敵を次々となぎ倒していくスピード感はなかなかで、お色気要素がそのままゲーム性につながる「命駆」や防具破壊など、なかなか意欲的な内容。アクションゲームとして結構で気がいいです。
    • 難点はミッションクリア条件のバラエティがほとんどなく、基本的を倒すだけという展開になりがちなこと。ステージのバリエージョンも少なめで、5人それぞれのクリアフラグが違う=繰り返しプレイ意になりやすいのでなおのこと単調さが気になる。次回作があるならその点は改良してもらいたいところ。
    • オススメ度は☆☆☆☆。ただし内容が内容だけに電車の中でプレイするのはお勧めできませんw

■10月 この月の新作は1本。この月の初めにに3DS購入。

  • 勇限会社ブレイブカンパニー(3DS)
    • 個人的にはこの年一番がっかりした作品。「勇者を派遣する会社」を経営するという面白げなテーマにひかれて購入したが、どうにもシミュレーションとして理不尽な点が多く、すごいプレイしづらい。
    • 勇者をクエストに派遣した際、その難易度が実際に行われるまで分からない。いちおうランクはわかるが、これがさっぱりあてにならない。同じクエストでさえ難易度が激変するため、ほとんどあてずっぽうで行っていくことになってしまう。ひたすら鍛えれば何とかなるのかもしれないが序盤は「クエスト失敗」→「給料払えない」→「行き詰まる」という展開になりやすい。失敗を回避しようにもオートセーブかつ任意のセーブが不可というシステムが足を引っ張る。せめてセーブ周りはもうちょっと何とかならなかったのか…。
    • あと肝心の勇者たちも割とあっさりと居なくなる(辞めていく)ことが多く、新しく入った奴らはレベルが低く使い物にならないうえ、安全そうなクエストがどれか分からないため鍛えることもできない。と、育成要素も厳しい(難しいというより理不尽気味)。
    • ゲームテンポも悪く、早送りしてもゲームスピードが遅め、戦闘も長くなりやすくどうにもダレてしまう。
    • 評価は☆。かなり人を選ぶゲームだと思う。

■11月 この月は新作0本。おもにダンジョントラベラーとポケモンブラックをプレイ中でした。

■12月 年末のこの月は2本。

  • モンスターハンター3G(3DS)
    • 年末の3DSをとんでもなく牽引した(と思われる)キラーソフトが遂に登場。明らかにこのソフト以降すれ違い通信の量が断然増えました。
    • PSPに比べて画面が狭いかと思ったが、2画面をうまく使った画面配置で、マップなどを下に移すとかなり広く使える。操作性もスライドパットがかなり使いやすく、PSPの時と比べ長時間プレイで親指が疲れなくなったのは大きいw
    • ただ拡張スライドパッドを使わない場合、水中面などの視点を動かすマップが結構つらく、スライドパッド自身の電池も割とキレやすいので不意に動かなくなって焦った時が何度かあった。スライドパッドをデフォルトで組み込んだバージョンの3DSの登場が待たれます。
    • オススメ度は断然の☆☆☆☆☆。今3DSを買うなら一緒に買って後悔しない組み合わせだと思う。
  • エルダースクロールV スカイリム(XBOX360)
    • あのオブリビオンの続編ということで楽しみにしていたRPG
    • メインシナリオは相変わらず放置(最初の3つぐらいはクリアしておくとシャウトが使えるようになるので後々楽です)気味だが、以上に大量にあるサブシナリオと世界のあちこちを回るだけでとてつもない時間泥棒っぷりは健在。今のところ盗賊クエストのみ後半あたりまで進めてそれ以外放置ですが、それでももうプレイ時間が80時間超えてるんだよなぁ…。実績1000になるまでいったいどれだけかかるのやらw
    • 残念なのが完全日本語対応で吹き替えも完璧なのですが、英語音声切り替えがない事と、字幕がないので何を言っているのか分からないときがある事(街中などのガヤ声があるところだと特に)。せめてアップデートとかで日本語字幕だけでも出るようにならないものか。
    • あとはPS3版の重大バグの存在。いつものこととはいえ、ベゼスタはPS3に恨みでもあるのか。
    • オススメ度はこれまた文句なしの☆☆☆☆☆。世界を旅してまわるのが大好きなプレイヤーには最高のご褒美ともいえるRPGです。


 2011年は全17本(DS4本、PSPが6本、3DSが4本、Wiiが1本、XBOX360は2本)。もっと少ないかと思ったが全体では結構買っていたみたいだ。2011年は自分的にはPSP躍進の年で、モンハンぐらいしかなかったPSPのソフトが一気に増えた感じ。

◆ベスト5

1位・エルダースクロールV スカイリム(XBOX360)

  • オブリビオンの正統進化系にしてフリーシナリオRPGの最高傑作。まだ出たばかりだが、その面白さは神級。PC版の購入も割と真剣に検討中。

2位・モンスターハンター3G(3DS)

  • こちらも12月に発売したばかりの新作。入院中の私の心の支えでしたw

3位・エルミナージュIII 暗黒の使徒と太陽の宮殿(PSP)

  • 今年もやけにダンジョンRPGが多かった。なんか最近ブームとか来てるんでしょうか? 

4位・ノーラと刻の工房(DS)

  • 当初まったく購入予定になかったにも関わらずEDコンプリートまでプレイしてしまった今年一番の隠し玉。

5位・サガ3 時空の覇者 〜Shadow or Light〜(DS)

  • まさかのリメイクだったが、サガらしさを追加しつつ元のシナリオより強化した見事なリメイク作。

次点・閃乱カグラ(3DS)

  • 実はサガ3と割と迷ったw 累計20万本越えだそうで次シリーズも楽しみにしています。

 うーん、やっぱり年末発売の2本が1・2フィニッシュなのは仕方ないねw 明らかにこれ頭一つ抜けてるもの。個人的には4位に挙げた「ノーラと刻の工房」あたりが印象深い。
 2011年は3DSPSVitaも登場し、いよいよゲームの世代交代が近づいてきた印象。これからどんなゲームが出てくるか注目したい。