ついに創刊10号目。ようやく日本のボードゲーム界も成熟期にあるのでしょうか。
- なお、ゲームリンクVol9の感想がなかったのは、購入したはいいがどっかに無くしてしまったためw 見つかったら別に書くかも。
- 出版社/メーカー: アークライト
- 発売日: 2011/08/12
- メディア: おもちゃ&ホビー
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- 今号の特集は「協力型ゲーム」。最近なにかとクローズアップされるようになったボードゲームの一ジャンルですが、その歴史から現在の流れ、主な協力ゲームのピックアップなどが取り上げられています。
- 協力ゲームの元祖がTRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」だというのは言われてみればその通りですが盲点だった。あと、協力ゲームの嚆矢として取り上げられているのがライナークニツィアの2001年「指輪物語ボードゲーム」。*1これ以降ジャンルとして定着した、という流れになっています。たしかに「スコットランドヤード」とか「アーカムホラー」とか一部あったけど、あんまりジャンルとしては成り立っていなかったし、これは納得。
- 本誌では協力ゲームを「ホラー部門」「SF部門」「ファンタジー部門」などに分かれていくつか紹介している。個人的には「ホラー部門」には「ラストナイトオンアース」とかもいれて挙げてほしかった(まぁ、あれは協力ゲームというジャンルに含むか微妙ですが)。
- 2008年発売の「パンデミック」はさすがに一世を風靡しただけあって個別に2ページ紹介という破格の扱い。拡張セットについても細かく扱っています。実のところ、まだパンデミックってプレイしたことないんだよなぁ。意外と卓立たないし。
- 「最新ゲーム事情」のコラムは、2011年ドイツゲーム賞を受賞した「クワークル」のメーカー「シュミットシュピーレ」について。ここ、老舗のボードゲームメーカーなのにイマイチマイナー気味というか、あまり印象になかったのだが、結構いろいろ手広くやってたのね。特にシュミット社が一時期三社存在したというのがなにげに面白い(というかこのせいでかなりややこしい歴史になっている)。
- 今回「土屋つかさのLet'sアナログゲーム」のコーナーがなく、代わりなのか「松本茂樹のLet'sアナログゲーム」になっている。…松本茂樹さんって誰だ? 放送作家の人?(すいません。ご存知の方がいたら教えていただきたいです)
- ちなみにプレイされているのは「蒸気の時代」。最近日本語版が出たことで時折ゲーム会などで見かけるようになりましたが、なんというかあまりの重さ(プレイ時間120分以上!)ゆえにちょっと手が出せていないんですよね。ショートルールとかないんでしょうか?