シューティングゲームサイド Vol2

シューティングゲームサイドVol.2 (GAMESIDE BOOKS)

シューティングゲームサイドVol.2 (GAMESIDE BOOKS)

 Vol1の発売から本当に音沙汰なく「こりゃ1巻で終わったか」と思っていたシューティングゲームサイドですが、此度無事に発売されました。いや、よかったよかった。

  • あいからわず値段が高いです。前回よりさらに100円アップの1300円。相変わらずカラーページも多めで、見ごたえはありますが紙質が堅くてページが開きにくいところは前回のまま。ここは変えてほしかったな。

 というわけでVol2は表紙でわかりますが「グラディウス」特集。
 …とりあえず、この表紙を見た私はえらいデジャヴに襲われました。そして、ゲームサイドのバックナンバーを漁ると、そういえば「グラディウス」特集ってゲームサイド2007年12月号でもやってたじゃないかw

↑左がゲームサイド2007年12月号。右がシューティングゲームサイドVol2。激しく一致。
 うん、やっぱりこの雑誌、山本編集長の趣味で作ってるでしょw どんだけあの人グラディウス好きなんだよw

  せっかくなので、この2007年12月号と今回のシューティングゲームサイドを見比べながら感想を書いてみよう。

  • まず、同じグラディウス特集だが構成はかなり違っています。2007年12月号のほうはグラディウス家庭版のハードごとの紹介となっていましたが、今回はタイトルごとの紹介となっている。
    • やはりシリーズ全部だとさすがに数が多すぎるのか、出た正統タイトル(I〜V、外伝)と沙羅曼蛇(1〜2)、あとはパロディウスシリーズとオトメディウスの紹介にとどまっています。あと、グラディウスは移植を含め何作も出ていますが、基本的にはアーケード版の紹介になっている。
    • 家庭用のみのゲームボーイ「ネメシス」シリーズや、MSX版の「グラディウス2」ほか、マイナーどころの「グラディスジェネレーション」や「ネメシス90改」*2あたりはきれいにスルー。
    • 紹介している数では2007年12月号が、1本1本の紹介の濃さでは今号に軍配が上がるといったところか。
  • とりあえず紹介されている中では「グラディウス外伝」あたりが面白かった。あとはSFC版「グラディウスIII」とか。これマニアには否定されがちなゲームだけど、移植ではなく完全に別ゲーとしてみればものすごくよくできたシューティングだと思う(難易度もアーケード版IIIほど極悪でないしな)。
  • グラディウス特集以外で目を引いたのが「SNKシューティング特集」。つい先日「SNK ARCADE CLASSICS 0」が発売されたので、それにあわせて収録タイトルの中からシューティングゲームをピックアップ。
    • …といいたいところだがこれシューティングか?ってタイトルが混ざっているのはご愛嬌。少なくとも「サイコソルジャー」ってシューティングじゃないと思うんだ。
    • とりあえずSNKのシューティングって全体的に「鬼畜難易度」だった記憶しかない。「怒号層圏」とか「原子島」とかあれほんとにクリアできるのか? ってぐらい難しいぞ。この辺も収録されているみたいだし、リベンジをかねて買っておくべきかね?
  • あと本誌のラストのほうで唐突に「同人シューティングゲームサイド」なる別雑誌のような体裁のコーナーが生まれている。今回から同人ゲームはこっちで紹介することにしたっぽい。こういうコーナーがあることがゲームサイドっぽいよね。
    • 同人ゲーム「隼」はちょっと面白そうだ。小惑星サンプルリターンを託された探査機・隼のシューティングゲーム…っていうシチュエーションがまずなんとなく笑える。
  • しかしこうしてみると最近のシューティングって本当に弾幕ゲーばっかりだよなぁ。ケイブ系の系譜だけでなく、彩京系の系譜を継いだシューティングとかも出ないものかね。(私はどっちかといえば彩京系シューティングが好きなので)

 編集後記によるとVol3も用意しているみたいですが、次は早めに出るかな?

*1:グラディウスの作曲家

*2:X68000に出てたグラディウス2のアレンジ移植。たぶんグラディウスシリーズでは1、2を争うマイナーさだと思う