はい、というわけで先日の日記でも書きましたが、まさかのドイツボードゲーム大賞受賞作となった「クゥワークル」をさっそく遊んできました。
↑プレイ途中。ファーストインパクトは「頭脳絶好調(インジーニアス)みたいだな」だったが、実際はかなり異なるプレイ感覚。
「ブロックス」などにも近い、特にテーマなどはないアブストラクトチックなゲーム。6色6種類のタイルが3枚ずつの計108枚存在し、プレイヤーは各手番ごとにこれをルールに従って場においていく。
このとき「いくつの列を同時に作ったか」「一列がいくつ繋がったか」によって得点が入り、最終的にタイルを使い切ったプレイヤーが出たところで終了となり、一番得点を稼いだプレイヤーの勝利となる。
- タイルを置く場合は「同じ色で異なるマークのタイル」か、「違う色で同じマークのタイル」を連続で一列分、手札から置くことができる。また、すでに置かれている列のタイルから分岐させることもできる。
- タイルを置くことができるのはあくまで一列分のみ。異なる列にタイルを置くことはできないことに注意。
↑「同じ色で頃なるタイル」の例。
↑分岐の例。こちらは「異なる色で同じマーク」に従ってタイルを配置した。
- こうしてタイルを配置したのち、タイルを置いたことによってつながった列の長さが得点となる。タイルを置いた場所によっては複数列が完成することもあるが、その場合は全部の列の数を計算する。
- なお、得点ボードなどはないのであらかじめチップとか得点を書くメモを用意すること。
- また、一列に6個のタイルを並べることができた場合、ボーナスとして元の得点6点+ボーナス6点が入る。
↑一列に「●」のタイルを6個並べたところ。この列を完成させたことで12点となる。
- タイルを置き終わったら、最後に使用したタイル分、ランダムにタイルを補充して手番終了となる。
- なお、タイルを置く代わりに任意の枚数のタイルを捨て、その分タイルを補充することもできる。このゲームだとタイルを置けない、ということはまずないが、タイルを置きたくない(6個ボーナスを取らせないためとか)場合は結構あるので、このタイル交換を行うことで実質パスができる。
- 山のタイルがなくなったのち、誰かが手札のタイルを使い切ったところでゲーム終了。最終得点計算となります。
ルールは上記のとおり恐ろしくシンプルで、すぐに誰でも把握できる。実際プレイは割とサクサク進み、ほとんど初めてのプレイだったメンツでも1時間もかからないぐらい。たぶん子供でもプレイできますし、意外と奥が深い。
他人がタイルを置いたことで、自分が置きたい場所に置けなくなったり、逆に助けられたりと、各プレイヤー間のインタラクションも程よくあり、きちんと考えて置く必要がある。それでいてプレイ時間も手ごろと、何気に初心者から上級者まで手軽に楽しめる一品。
↑ゲーム序盤とゲーム終局図。最終的にかなりの大きさに。
うん。前回の日記では「なんでクゥワークルが大賞?」と疑問に思っていましたがプレイして納得。たしかにこれは十分大賞受賞作にふさわしいわ。これ個人的には「カルカソンヌ」以上に初心者にお勧めできるかもしれん。なんでこれいままでノーマークだったのかね?*1
今回の受賞でもうすこしプレイ人口が増えるといいな。まずは日本語版発売を目標に、日本でも頑張って広めてほしいところ。
★★★ここから余談★★★
そういえば、ドイツボードゲーム大賞のノミネートの時、このゲームのタイトルを聞いて「クァークス」と勘違いしてたなぁw
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今回の受賞で、間違ってこっちが売れたりしないだろうなぁw