今年のGWもとうとう終わりましたが、皆様はどんなGWでしたでしょうか?
私は各地のボードゲーム会に出没してはボードゲーム三昧という充実した?日々を過ごしておりました。
さて、そんな風に各地のボードゲーム会を渡り歩いてプレイしていたわけですが、顕著に感じたのが昨年以降からの新規ユーザーの増加ですね。
ボドゲ界はもともと狭い世界というか、なかなか新参が増えない傾向が強かったのですが、この変化はやっぱり「ドミニオン」の影響が大きそうです。
- もともと日本ではTGCがある程度受け入れられていたわけで、そことボードゲームをつなぐ「ドミニオン」の存在はボードゲームに良い影響を与えてくれたと思います。もちろん、それ以外にも出版元やゲームマーケットの拡大、地道な布教活動を続けてきたボドゲ者たちの努力も大きいのですが。
- あとはニコニコ動画の「卓M@s」*1あたりの影響も大きいのかも。私自身「ラストナイトオンアース」なんかはこれで知ったし。
いちボドゲ者としては、そうやってやってきた新参をなるべく多くこちらの領域に引きずり込みたいw。そのために「初心者プレイヤーにどんなゲームをお勧めするのか」というのを考えるようになりました。
とりあえず、このGW中に初心者の人たちといろんなゲームをプレイしてみた感触についてをつらつらと挙げてみようと思います(今回はカードゲーム編)。
- ピック10(◎)
- 対初心者用ゲームとして猛威を振るったカードゲーム。ルールがシンプルで、何をすればよいのかがとにかく明確。それなりに多めの人数でもプレイでき、1ゲームも短いので負けても引き摺ることがないのも良いところ。
- ノイ(◎)
- 上記ピック10とほぼ同じ形式のゲームだが、こちらは特殊カードの存在で劇的に状況が変化する。そのため、爆笑のゲームプレイが生まれることも多く、初心者受けが良い。こちらも1ゲームが短い(場合によっては2手で終わることもあるw)ので、回転率も良い。
- ペンギンパーティ(◎)
- 藪の中(〇)
- どれほど推理しても最終的には運ゲーになる、という要素のせいか玄人プレイヤーにはあまり受けがよろしくないところもあるゲームですが、初心者プレイヤーにはばっちり受けていました。
- ドミニオン(◎〜△)
- ものすごく気に入る人がいる反面、1度プレイしただけでやらなくなる人もいたりと、わりと両極端な評価を得やすい。TCGをプレイしたことがあるかどうかの差が出ているのかも。
- 知識量がもろに実力差に現れるため、初心者と上級者を混ぜるとほぼ勝ち目がなくなってしまいますし。とりあえず私がプレイする際にはたいてい「礼拝堂」は抜きでやります。あれは初心者にはきついしね…。
- ワードバスケット(〇〜△)
- 意外と初心者に難しいのがこれ。一見子供向けにも見えるが、その実子供ではまともにプレイすることが難しく、露骨に語彙力で差が出るので人を選びがち。あと初心者ほど「リセット」を使いこなせないので「地蔵」状態になりやすくプレイが止まってしまうことも多かった。
- ボーナンザ(△)
- 交渉、という要素がどういう風にゲームに影響するのかを理解してもらうのが難しい。また人によっては積極的に交渉できないタイプの人もいるので、結構好き嫌いが分かれやすかった。
- これに限ったことではなく、基本的に「交渉」が絡むゲームは初心者には厳しい。
- 世界の七不思議(〇)
- 正直一番意外な評価だったのがコレ。カードを出すための条件の見方や、勝利方法などの見通しが分かりにくく、あまり初心者向けではないかと思っていましたが(事実ルールミスも結構多い)、結構気に入っていただけることが多く、何度もプレイしていた人もいました。
- 手番にできることが「カードを選んで残りを隣に回す」というシンプルなこと、1プレイ時間が短め、といったあたりが良いようです。
こうしてみると「1プレイが短い」「繰り返し遊べる」「ある程度運要素あり」あたりのゲームがやはり初心者にはお勧めしやすいですね。当たり前といえば当たり前ですが…。
ここで挙げているもののほかにも「これは初心者に向いているよ」というゲームなどを御存知でしたら、ぜひぜひご意見などを頂ければと思います。