- 作者: とよ田みのる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/23
- メディア: コミック
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ラブコメとスポ根を足して、さらにそこにピンボールという要素をぶち込んだ傑作。全一巻。
とにかく主人公の深町君がいい男過ぎる。始めは「本気」を出すことをかっこ悪いと思っていた彼が、徐々にピンボールにのめり込み「本気」になっていく様が、非常に丁寧に、共感を持てるように描かれている。
台揺らし(ハッジング)のやり過ぎで手の骨にヒビが入る大怪我を負っても、ピンボールのためにシカゴまで連れられていっても、バイトした資金をすべてピンボールに注ぎ込んで、彼の周りにいるヒロインや友人達をも巻き込んで、全力でピンボールというゲームを楽しむ彼の姿に、物凄く憧れる。
また、肝心のピンボール描写も凄くダイナミックで、ピンボールをプレイしたことのない人には分かりにくいゲーム用語もしっかりフォローしてくれているので、ピンボールをまったくプレイしたことがない人にもオススメ。
(私はこの漫画で初めて、「バン・バック」*2というテクに名前があったことを知った。かつて地元のゲーセンでピンボールをプレイしてた時、この技は知っていたけど名前までは知らなかった。)