まさかの映像化を遂げた「SAND LAND（サンドランド）」映画版を観てきました。いやぁ、これ想像以上に良かったよ。鳥山明節全開のアニメ映画でした。
- 原作の「SAND LAND（サンドランド）」は、みんなご存じ鳥山明氏が、ドラゴンボール終了後に短期連載していた作品。全一巻でめちゃ綺麗にまとまった名作ではありますが、まさか今になって映画化、ゲーム化することになるとは思ってなかったわ…。バンダイナムコに相当マニアックなファンが潜んでいたんでしょうか。
- というか23年も前なのか。ドラゴンボールが今も結構動いているから感覚狂うな…。
映画館に飾ってあったこの戦車のポップめっちゃカッコいい。鳥山明のポップだけど重厚なメカデザイン感バリバリでちょっと感動する。
入場者特典のイラストボード。
あとスーパードラゴンボールヒーローズのキラキラなカード。ドラゴンボールのゲームに出られるのかｗ
＜ここから本編感想＞
いやぁ、この映画マジで面白かった。原作の良さ味だった世界観やメカデザインの細やかさなどが活かされた王道の冒険活劇って感じで、まさに夏休みにぴったりな子供から大人まで楽しめる娯楽作でした。
- まずびっくりするのが原作「SAND LAND」が100％以上完全に映像化されていること。原作が一巻だけだからか隅から隅まできっちり映像化されているだけでなく、いろいろな部分で原作から盛りに盛られています。というかラストバトルとか保安官ラウの活躍がめちゃくちゃ増えてて、完全に別物になっとるｗ
- そして映像も思っていた以上にクオリティが高く、戦車なんてめちゃめちゃ複雑な機構がめっちゃ滑らかに動きまくりだし（ガルパンのグラフィニカ担当らしい。そこは流石だ）、3Dグラフィックが割と違和感なく鳥山明絵と融合しているところはマジで凄かった。
- ストーリーも今時珍しい（まぁ原作23年前だし…）ドストレートな冒険活劇で、中弛みすることなく最後の最後まで見どころたっぷり。エンディング曲も爽やかなハッピーエンドにぴったりで、スタッフロール中の水が戻ってきたその後の生活が描かれるところとかは映画オリジナル展開ですがかなり良かった。
- 個人的には100点の内容でしたが、あえて難点を上げるならば、女性キャラが全く出てこないし、主人公側も敵側もオッサンばかりなのでむさ苦しいことぐらいかなｗ まぁそこは鳥山明先生が完全に趣味で描いた奴だし仕方ないねｗ
いやぁ、何となく勢いで観に行ったけど思っていた以上に良かった。なんで今さら感はなくもないですけど、逆に今だからこそこのクオリティで作れたんだろうなぁ。夏休みも終わる所ではありますが、子供と一緒に見に行ける安心のアニメ映画ですね。
