ゲームマーケット2023春に入手したゲームで遊んでみた(2)

 ゲームマーケット2023春から一月経ちまして、ようやくいくつか遊べたのでぼちぼちレビューなどを。超ひさびさのボドゲレビューだw

  • ゲームマーケット2023春で見つけたゲーム」なので初出が2023春ではないものも含まれているかも。

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●ニマリア

 いつものゲームマーケット作レビューだとインディー系だけ紹介していましたが、こいつがめっちゃ面白かったのでここで取り上げ(一応、ゲムマ2023春で取り扱っていたし…)。こういう機会解かないとレビューとかしないままになっちゃうしねw

 

 ゲームシステムはカードドラフト+タイル配置。プレイヤーは毎ラウンドごとに3枚のカードをドラフトしていき、その都度得点計算を行っていくというのが基本的な流れとなる。

  • 正方形型のカードには4つの動物が描かれており、配置する際は「すでに置かれているカードに一部重ねないといけない」というルールがあり、これにより消したくない動物をうまく配置して残したり、逆に不要な動物を消すといったことに頭を悩ませることになる。
  • テーマが動物保護なのに、都合の悪い動物をタイル配置で消していくというシュールさがちょっと面白いw

 

 得点計算はなかなか独特で、初めにこのように得点パターンをセッティングし、ラウンドごとに条件を組み合わせて計算を行う。

  • 例えば1ラウンド目は「青」と「緑」の条件を組み合わせたパターンとなる
  • この得点計算時の組み合わせが中々にいやらしく、一度得点計算に使わなくなった組み合わせが後のラウンドでまたやってきたりするため、タイル配置の際、どの動物を残してどの動物を消すかがかなり悩ましくなっている。

 ルールは簡単でプレイ時間もドラフトスタイル故に短めだが、ずっとタイル配置にあーでもないこーでもないと悩まされるせいか、プレイ後はかなり疲労感と達成感があります。一時期は待っていた「キングドミノ」に似たプレイ感の良作。

 

 

●ぶらり、ブラーノ島 ロール&ライト

 イタリアのブラーノ島をテーマとした「ぶらり、ブラーノ島」というゲームの紙ペンゲーム版。

 

 ターンが始まったら、6色ダイスを振ってスタンドに配置。プレイヤーは手番ごとに任意のダイス列にゴンドラを配置します。

 

 ゴンドラを配置した色と目に合わせ、このゲームシートの対応する建物とアイコンに丸を付けていきます。最終的にこれら取得したアイコンに対応する「ゲスト」(得点パターン)を建物に配置していき、その組み合わせによる得点が一番高いプレイヤーが勝者となります。

 

 ダイス目によるアイコン獲得パターンについては結構複雑なものの、記録シートにサマリーも付属しているため割とすぐ慣れます。何気に自分のゴンドラが何色であるのかを示すアイコンもついていていたり(これなぜかルールに書いてないけど)。

 プレイ感は紙ペンゲームらしからぬ重さで(特にダイス獲得を同時処理できない事など)、見た目や箱サイズのわりに本格派。ダイスのランダムさとどこにどのゲストを配置して得点を稼ぐかのジレンマがかなり良く出来たゲームです。

  • ゲームシートは建物のパターンが違うシートが10枚ずつとちょっと少なめなことが難点。これはそのうちゲームシートだけ発売してくれんかな…。
  • あとゲームマーケットで日本語ルールが配布されていましたが、この紙とフォントが他の言語(英語と中国語)に比べてちょいショボい(絶対これフォントを印刷用にアウトライン化するの忘れてたやつだ…)。これは日本語版とかが出れば解決するかな。

 

●機動戦士名言メーカー

 タイトル見ただけでゲーム内容が分かる小箱系の連想ゲーム。 対象年齢が「アラフォー以上」となっている通り、40代以上の人間が酒を飲みながら遊ぶにはめちゃくちゃ面白いぞw

 

 まずお題を選ぶ。非常にそれっぽいお題が揃っていますが、数がちょっと少なめなので、身内で遊ぶ際にはオリジナルのお題を作っておくことをお勧め。

 

 でこちらがセリフカード。某機動戦士の名台詞が散りばめられたこいつらを組み合わせ、お題に合わせたセリフを作っていくというシンプルなシステム。シンプルなんですが元々のセリフの面白さもあってか、「分かっている」メンバーで遊ぶとめちゃくちゃ面白いぞw