ボードゲームレビュー、つもりつもってなんかおめでたい末広がりの88回目。
今回のレビューはちょっと前に予告した「コードオメガ」。タイトルから中身が想像できないゲームだw
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このゲームは「ウボンゴ」など代表される、早解きパズルゲームの系譜です。
まず、各プレイヤーには15本のコードバーという細長いタイルを渡されます。
↑これがコードバー。全部で15本あります。
このコードバーには二か所、固有のマークがついていて、これを「揃えていく」ことが基本的な流れになります。
↑コードバーのアップ。この固有のマークをそろえるのが基本的な流れ。
各ラウンドごとに、プレイヤーには個別の問題ボードを受け取ります。
- 問題ボードには裏表にそれぞれ「簡単な難易度の問題」と「難しい難易度の問題」が描かれています。とりあえず使わないほうの面を上にして受け取るといいでしょう。
で、8面体ダイスを振ってスタート。ボードを表替えし、ボードの両端に描かれている1〜8までの数字とともに描かれたマークのコードバーを選びます。
- よくある間違いとして、このマークの組み合わせを間違えてとってしまうというものがあります。こうなると永遠に完成しないので注意。
↑ダイス目と対応する、ボードの両側に描かれたマークのコードバーを使う。
選んだコードバーはボードに描かれたマス目に合うようにバーをはめ込みつつ、コードバーに描かれたマークが一直線に揃うように並べます。ボードの凸凹に合わせ、コードバーを並べつつ、うまく直線に揃うように並べ替えたり、向きを変えたりするのですが、一見簡単そうなのにこれがなかなか難しい。
- 難易度が簡単な面では3本、難しい面では4本のコードバーを使用します。たった一本の差ですがかなり難易度が変わります。というか3本でもかなり難しい。直感でわかるときはすぐ分かるが、はまると本当に難しいです。
↑バーを選び、マークをそろえるように並べる。ただそれだけなのに難しい。
↑こんな感じにマークをそろえます。
- そして、全プレイヤー中最も早くそろえることができたプレイヤーは「砂時計」をひっくり返します。この砂時計がタイムリミットとなり、この砂が落ち切るまでに完成させることができれば得点を獲得することができます。
このゲームは得点が結構独特で、5種類+オールマイティなマークが描かれたサイコロを振って得点を決めます。
↑得点マークが描かれたサイコロ。最終的にはこのサイコロ運に左右されます。
- 得点サイコロは最初にクリアしたプレイヤーは4つ、二番目のプレイヤーは3つ、それ以降のプレイヤーは2つ振ることができます。そして得点ボードの対応する目のコマを進めていきます。
- オールマイティを引いた場合は好きな目を進めることができます。
- で、肝心の得点ボードは五種類のマークがそれぞれ別々のトラックとなっており、このうちどれか一種類のトラックがゴールしたプレイヤーが勝者となります。そのため、運が悪いとひたすらサイコロを振ってもなかなかゴールできなかったり、逆にあまりサイコロを振っていなくとも一点突破してしまう可能性があります
一ラウンドごとのプレイ時間は短めで、大体30分ぐらいで決着します。さくさくプレイできていい感じ。
一瞬の試行の瞬発力が問われるパズル系ゲームながら、何気にボードごとの難易度の差が激しい印象で、パズル苦手でも結構何回かに一回は解ける感じになっています。最終的な勝利もサイコロ運で決まるため、意外とパズル苦手でも勝てる、可能性があるのかもしれません。